2017/7/23
梅雨明けしましたね。
「最近の世の中は“喝!!”と、言いたくなる事ばかり。今は、何が常識なのか分からなくなっているようなところがある。だから余計に“怒り”が込み上げてくるのかもしれません。『人の振り見て、我が振り直せ』なのです」という江原さん。
今日は『ネガティブメール特集』をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Don't Look Back in Anger / オアシス
◇とねりこの木 / 江原啓之



「私は現在44歳。夫41歳。高校生と中学生の4人家族です。夫の様子が最近おかしいです。帰りは毎日遅い。子ども達と話もしない。日曜日も勝手に何処かに行ってしまう。何故かと聞くと“もう嫌になったんだ”と。“子ども達も、もう大きくなったから世話しなくてもいいんだ”と言う旦那に呆れて何も言えず、なんて低俗な考えなんだと思ってしまいます。私も仕事はしていますが、一人で二人を養えるかというと難しい面もあり、悩んでいます。主婦は永久就職ではない。自立している事が大切とありましたが、子どもの事、学校の事、掃除洗濯炊事などなど、基本生活の面で、男の人も人任せにしないで、自立していなくてはいけないのではないでしょうか。自分の事しか考えていない夫を、冷静に観察中です。私の意見を江原さんはどう思いますか?」というメールをいただきました。

江原さん
「この夫を弁護するつもりはまったくありませんが、人生、40歳を過ぎれば、男女共に“もう嫌になったんだ”という時はあると思う。常に目標を持っていられればいいが、時に迷子になってしまうような時もある。そんな時に、見守ってあげられるかどうか。主婦の方は“私なんて毎日毎日やっているから、そんな事言ってられないんだ”と現実的になる。これは、永遠の小競り合いではないでしょうか。あなたもここに学びがある。自分の子どももそうならないように育てる事。確かにこの旦那さんは幼い。という事は、絶対にこの旦那さんの親御さんは甘かったのだと思う。親が全てではなく、育てた人もそうだが、大体、人の有様は親を見ればわかる。その環境が表れる。“男の人も人任せにしないで”とよく言う。その通りだが、そうさせないのも女性なのです。女の人は男の人に厳しいけれど、母親は息子に甘かったりする。今まで私も多くの人を見てきましたが、大きくなると、息子は恋人で、娘は女中という人が結構多いのです」


「付き合って2年になる彼氏がネット依存症です。彼は小さい頃にお父さんを亡くしたのですが、お金持ちの家庭で、欲しい物はなんでも買って貰っていて、自分専用のパソコンも中学生の頃から持っており、お母さんも遊びに行って、あまり家に帰ってこない事が多いです。お母さんのお金をゲームの課金に使ってしまい、怒られて反省したと思ったら、また繰り返したりもします。ネットの世界には、彼の様にネットばかりしている仲間もいるし、今の時代にネットの世界にあまり興味がない私みたいな人の方が少ないとも言われてしまいました。彼は、とても優しくて真面目で一途という良い面もたくさんあるので、彼の為にも、これからの関係の為にも、どうにかしてネット依存を克服して欲しいのですが、どうしたら良いでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「難しいですね。今、世の中は“ネット依存”のような感じ。解決策があるとするならば、共通の別の視野を持てるような趣味や楽しみを作っていく事。暇がいけないんです。けれど、忙しくてもそっちに没頭してしまう人もいる。断酒と一緒。一度、断つという事が大事。そういう約束ができるか否か。最初のメールと同じ。教育が大事だという事なのです」


「私は人に対してすぐ怒ってしまいます。親切にされると“どうせ裏切る癖に”笑顔を見せられると“振り向いたら舌を出しているんだろう”と思い、恐怖が起こります。恐らくそういった経験を、学生時代にたくさんしたのが原因だと思います。未だに人を信じる事が出来ずに、人を傷つけてしまったり、悪口ばかり心の中で言って試してしまいます。親にも学生時代引きこもりになり、反抗ばかりしてしまい、元々体調の悪かった母は、実家に帰り、私は捨てられたと思っていました。その事について言うとケンカになるので、もう言う事も出来ません。母は自分が一番可愛いのです。私はもう数年で30歳になるのに甘え過ぎですか?私は傷ついてしまって、誰にも心を開いた事がないです。いつまでもこんな風で、周りを傷つけてばかりいる自分を認める事も出来なくて、ちょっと否定されただけで嫌な気持ちになって、反抗的な態度をとってしまいます。期待し過ぎだと思いますが、自分が気に入らないです」というメールをいただきました。

江原さん
「自分の何が気に入らないのかをよく理解した方がいい。お母さんの事など、色々とあったでしょうが、申し訳ないけれど『類は友を呼ぶ』『波長の法則』。お母さんもあなたも自分に甘い。どういう風に甘いかと言うと『依存心』。“どうせ裏切る癖に”というのも、勝手な思いなんです。自己憐憫過ぎる。“どうせ裏切る癖に”などと人間不信になる人は、裏を返せば期待をしているから。期待するという事は『依存心』なのです。『自律』が大事。自律・自立していたら“そんなものだな”と、自分は何も変わらなくて済む。周りは全部景色のようなもの。“景色に振り回されてどうするんだ”という事。自分が主体になってくださいね」


「突然ですが、今月中に離婚します。私は2度目の離婚になります。1度目も2度目も離婚の原因は異なりますが、私の選んだ人。責任主体で反省を忘れずに、この経験を生かして、これからの人生歩んで行こうと思います。まだ離婚届を提出していませんが、自分の引越しなどの手配を着々と進めています。ただ、主人が毎日寝室で、しくしく泣いているのです。私には知られていないと思っていると思いますが、なぜ泣くのだろうと不思議です。主人からは、考え直して欲しいなどの言葉はありませんし、むしろ今までずっと何かある度に“離婚した方がいいんじゃないか”と言われ続けてきたからです。すべてが主人の思い通りになったはずなのに…。私が泣きたいくらいです(笑)。想い出に浸っているだけなのか…。私には分かりません。私が出て行くまで残り少ない日々を、少しでも過ごしやすくしたいです。とてもおこがましいですが、新たなスタートを切る失敗ばかりのこんな私に、江原さんから厳しいお言葉を頂けると幸いです。その言葉を胸に、前向きに仕切り直しをしたいです」というメールをいただきました。

江原さん
「こういうご主人なのだから、別れて正解なのではないでしょうか。“自己憐憫”が強い人は、どうにも扱えない。自分が悪いのに“オレが悪いんだ…”という人。酔いしれている人には、背を向けていた方がいい。あなたはきっと、そういう人に対して良い時は、面倒を見たいという変な母性があるのだと思う。だから、こういう人を選んだのです。今度は自律して、自分が主体になって生きていく事が大切。結婚だって、自分の人生にとって、相手も景色。自分がその景色の中に入っては振り回されてはダメ。人生、無駄な躓きはない。頑張ってくださいね」


「先日の『ハッピーメール特集』本当に楽しかったです。ギスギスしている世の中で、あの特集は一服の清涼剤のようでした。今の世の中、一体どうしてしまったのでしょうか。常にみんな心がギスギスし、何でも他人のせいにして、他人を蹴落としたり“他人に酷い事をする事が一番”みたいな風潮になってきていると感じます。そして悲しい事に、こうした風潮は日本だけでなく、世界中どこでも一緒なのです。私が思うに、これは世界中の多くの人たちが『生きる希望』を見出せないでいるからなのではと思います。一生懸命働いても報われない。一生懸命生きていても報われない。自分の一生懸命がどこにも続かない。そんな気持ちが自分を常に被害者にして“すべて世の中が悪い、世の中の人たち全部が悪い、こんな世の中なんて終わってしまえばいい、自分が苦しいのだから他人を苦しめて当然だ”と言わせている様な気がします。江原さんは、私たち人間はこれからどうやって希望を見つけて生きてゆけば良いと思われますか?これから先、人間は生きる事に希望を見つける事が出来ますか?これから先、人が人に優しい時代は来る事があるのでしょうか?閉塞感に霊的な意味はあるのでしょうか?また時々『ハッピーメール特集』をして明るい気持ちにさせてください」というメールをいただきました。

江原さん
「仰る通りですね。どうしていけばいいのか。私は活動をし、本を出していますが、みんな躓きながら、あなたのように“どうしたらよいのか”と、みんなが望んだ時に初めて道が拓くのだと思うのです。人間はお腹が空かないと食べようとはしない。そういう事なのだと思います」


●江原啓之 今夜の格言

「世界は人類の心の映し出しです」
「ほんの少しでも心を改めれば、未来は変わります」

番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ 江原さんに聞きたい事
◇ ネガティブなお便り
◇ HAPPYメール
◇ 厄払いのお便り
◇ 不思議な体験・エンジェルさん目撃談
◇ あなたが感動した言葉
◇ 若者からのお便り、みなさん、一緒に考えていきましょう!
◇ 『お笑い』エピソードのお便り
◇ リクエスト
◇ 7月・8月お誕生日の方
◇ Dr.Recella城嶋さんへの質問コーナー
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