2018/2/4
2月に入りましたね。
「悩みは誰にでもあります。悩みをひとりで抱え、悶々としている人も多いのではないでしょうか。悩みを聞いていると“正しいかな”“それがいいのかな”ということもあるが“何も悪くないでしょう”とか、相手を思うからこそ“嘘も方便”ということもある。そういうところを学んでいただけたら嬉しいなと思います」という江原さん。
今日は「今の女性の悩み」をテーマに番組をお送りしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Stir it up / ボブ・マーリー
◇とねりこの木 / 江原啓之



「私には、風俗店で働いていた過去があります。そして現在、とても大切な恋人がいます。私も彼のことがとても大好きですし、彼も私のことをとても大切にしてくれています。結婚も視野に入れていると言われました。しかし、過去の風俗店で働いていたという事実が、心にずっと引っかかっています。風俗で働くことを選択してしまうような女と一緒にいることは、彼にとって不幸なことなのではないか。彼のことを本当に想っているなら、別れるべきではないかと悩んでいます。今では、なぜあんなことを…と、後悔する毎日です。嘘をつき続けている事実も辛いです。私は彼と別れるべきですか?」というメールをいただきました。

江原さん
「こんな考えではダメ。私は職業に貴賤がないと思っているので、風俗で働くことは悪くないと思う。けれど、あなたが風俗で働いた動機がよろしくない。“なぜあんなことを…”と思うということは、本当に生活の為ということではなかったのではないか。私が過去の相談者をたくさん見てきている中で“家族を養っていて”という人もいる。その中で選択した道という人もいる。だから、背負ったものが感じられないというのが一番いけないかな。風俗がいけないというよりも、風俗に向かったあなたの心がけがよろしくないと私は思います。けれど、そこで言えるのは、過去のことだということ。それはそれ。“大我”“小我”という言葉を私はよく使いますが“大我”は、相手を想う心。“小我”は、自分を大事にする心。“大我”で考えれば、黙っていればいい。言わなくていい。相手は聞きたくない。“嘘をつき続ける事実も辛いです”というのは、自分が辛いだけ。“小我”で、自分の為。女の人に多いのが“全部言った方がいいでしょうか”という質問。それは、あなたが言いたいだけ。すべて受け止めてくれて“いいよ。許すよ”と言って欲しい、甘ったれなんです。彼にとってそれが辛いことであれば、敢えて言わないこと。嘘も方便。根底に愛情があるかどうか。相手を傷つけてはいけない。悪いことをしているわけではない。けれど、それで不愉快な思いをさせるようであれば、言わないこと。それに、言っていないだけで、嘘をついている訳でもない。人間というのは、ちょっと自分に弱みというわけではないけれど、ギルティ(罪)がある方が優しくもできるし、謙虚でいられる。人の痛みも分かる。それで別れるなんて、何を言っているんだと思うんです。お互いに愛しているのであれば、すべてを含めて愛し合わなければダメ。そんなこと考えず、幸せになってくださいね」


「2年ほど付き合った彼と最近、お別れしました。前半1年くらいは同棲しており、後半1年は、相手の仕事の都合で遠距離恋愛でした。結婚の話も出ていたのですが、私の母の属している宗教が原因で、相手のご両親が結婚に大反対。私にすら一度も会ってくれませんでした。私の母には信仰している宗教がありますが、無理矢理、人に勧誘したりすることはありませんし、誰に対しても愛情深く優しい人です。ですが、相手のご両親は“そのような宗教に属している人とは一切関わりたくない”の一点張り。元々両親に頭の上がらない一人っ子の彼。遠距離で淋しく、結婚したい気持ちの強い私との間に挟まれ、彼は疲れてしまい“もうどうにでもなれ状態”となり“今の状態を一度リセットしたい”と、お別れすることになりました。まだ好きな気持ちがあるまま、お別れとなってしまい、忘れることが難しいです。どうすれば忘れられる、乗り越えられるでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「“忘れる”のは、無理です。本当に愛していたら、忘れられるわけがない。これで忘れられるのであれば、記憶障害か、よっぽど薄情な人。心のアルバムにしまいましょう。想い出は大事。その人を愛した事実をなぜ忘れなければならないのか。自分が思い出したくないとか、辛いからというだけで、愛した事実を消そうというのは、ちゃんと愛していなかったことになる。本当に愛していたら、いつまでも忘れずに、想い出のアルバムにしまって、心の中でいつまでも愛し続けること。“乗り越える”という意味では“愛する人、すなわち添い遂げる人ではない”という大人の階段を一歩上ったんです。辛いことだと思うけれど、それはそれで縁がなかったのだと思う。彼は両親に頭の上がらない一人っ子。また、一度も会ってくれないのに毛嫌いした親御さん。それだけでも、心の通い合いは難しいなという家。そういう彼だから、結婚に向かったところで、大変な問題になってしまうでしょうね。あなたでなかったとしても、この家に入る人は大変だと思う。“この家は関係ない”と、外で一緒になろうという彼でないと、誰であってもうまくいかないと思う。好きだったという気持ちは、想い出にしましょう。けれど、私は結婚しなくて良かったと思います。大事なのは、愛し合った事実。どれだけ一緒にいたかではなく、どれだけ込めたか。出会えて良かった。付き合えて良かった。想い出をありがとうと、想い出に変えましょう。それが、あなたの人生を美しくすることなのです」


「私はずっと一重がコンプレックスでした。学生時代、可愛い有名人が大好きになって、“こんな人みたいになりたい”と思い、目にテープを貼ったり、目にリップクリームを塗ると二重になるというデマも信じ、やっていました、整形をすると考えたのは、大学の時です。両親は賛成してくれました。本当に感謝です。一回目失敗、二回目で理想の目にはなり、人から可愛いと言われるようになりました。嬉しいような複雑な心境もあります。でも、いざ考えてしまうのは、これから好きになって付き合う人に、いつカミングアウトするか。元彼は、許してくれる寛大な方でした(別れてしまいましたが)。フッと思う時、カミングアウトすることが怖くてたまりません。まだ彼氏はできていないのに、モヤモヤしていて、不安な日々をなんとか乗り越えたいです。どうしたらいいでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「なぜ、カミングアウトしなければならないのでしょう。昔の写真と違うからかな。昔は一重だったけど、年を取ったら二重になる人もいる。そう言い通せばいい。私も普段は一重ですが、疲れると奥二重になる(笑)。全然、気にすることはない。気にする気持ちがいけない。けれど、そう思ってしまうあなたの性格がとっても可愛い。これからは“自然になった”と、言い張ってくださいね」


「私は影が薄いのか、集団から忘れられることが昔から多いです。私はよく喋る方で、決して大人しい人間ではないのですが、よく存在を忘れられてしまいます。例えば、学生の頃に先生が一人ずつ名前を呼ぶ時に忘れられたり、大勢の人が集まって自己紹介をするときに飛ばされたりします。この投稿を書いている今日は、4年ほど所属している友人の劇団に、新しい役者、スタッフを迎え、新しい劇をつくるミーティングだったのですが、その友人が一人一人の役割と名前を紹介する時に、見事に飛ばされてしまいました。別の団員の方が気付いて、その友人に言ってくれましたが、悲しかったです。このようなことがしばしばあるので、人が集まり、名前が呼ばれたり、招かれた会に参加したりする時も、本当に名前が呼ばれるのか、自分の席があるのか、過剰に心配してしまいます。陰の薄さって、どのように決まるのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「逆も真なり。存在感が薄いのではなく、存在感があるから飛ばされるということもある。いつも喋っている気がしが、存在感がものすごくあるから“あれ?紹介したよね?”となるのかもしれない。だから私は、逆だと思うな。ずっと黙っていてみてはいかがでしょうか。そうすると“どこにいるの?”と、急に言われたりするかもしれない。影が薄いのではなく、影がアリアリ。いつも存在感が、みんなの中にあるということなのです」


●江原啓之 今夜の格言

「すべての悩みに無駄はなく、その先にあなたの成長があります」
「誰でも乗り越えるのは、自分自身の力なのです」

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