2019/4/7
今年の桜は、長く楽しむことができましたね。
新年度も始まり『おと語り』も9年目に突入しました!
「新入生・新入社員の方はもちろん、多くの人が気持ちを新たに、学校や社会生活に取り組む時期ですね。これがまた5月になると5月病になったりもするので、あまり頑張り過ぎないことが大事だとも思います」という江原さん。
今日は『進路や人生に悩んでいる方のメール』をご紹介しました。

今夜お届けしたナンバー
◇Born To Be Wild / ステッペン・ウルフ
◇La Strada / 江原啓之



「絵本作家を目指しています。美術系の学校に通っており、今年、卒業です。卒業後はアルバイトをしながら絵本を作り続けたいと考えています。しかし私は美術系の学校では先生にあまり評価されません。一生懸命に取り組んでいるし、自分のベストを尽くせていると思っていたのに評価されないので、才能がないのではないかと自信がなくなってしまいました。同級生で私より優秀な人でも就職をしていく中、私がフリーターをしながら作家を目指すのは間違いなのではないかと毎日考えてしまいます。けれど絵本以外に自分が興味を持てること、一生懸命に取り組めることは見つかりません。評価されないからといって、描けなくなる弱さを克服するにはどうしたらいいですか。夢に固執して縛られているだけなのでしょうか。諦めて安定した仕事に就くべきなのでしょうか。お金を得られる仕事だけでもきちんと持っておかねばと思い、アルバイトの面接に行ったのですが、落ちてしまいました。他にも数社受けており、結果待ちです。アルバイトですら受からないので、就職はできないかもしれません。このままではいけないと強く感じているので、夢を追い続けるか諦めるか、どちらか決断をして全力で取り組みたいと思っています。自分の決断に自信を持って進むにはどうしたらよいですか」というメールをいただきました。

江原さん
「まず言えることは、よく考えて欲しいということ。美大を出ていなくて作家になる人もたくさんいる。“才能”とは何かというと、続けていくことだと思うんです。安定した仕事を…と自分で決めたならばそれはそれでいいし、そうでなければそれも“才能”。だから今“才能”を見極める時ではないか。学校の先生や評価したとかしないとかというのも、私は毒舌だから言ってしまうのですが、学校の先生で“立派な作家”という人をあまり見たことがない。それで食べられないから学校の先生もやっているのでしょうからね。優秀な方で“後進に指導”と、先生として年配の方が教えられていらっしゃる方も、もちろんたくさんいらっしゃいますけどね。なので、そこであなたが“先生が…”と、依存するのもいかがなものかとも思う。“自己憐憫”“責任転嫁”“依存心”。“才能”を決められるのは自分でしかない。私も歌を歌っていますが“歌手って何?”というと、聴いてくれる人が一人でもいて、続けていることだと思うんです。音大を出ただけで“声楽家だ”と言うのであれば、山程の声楽家がいることになる。その中で歌っていない人もたくさんいる。だから歌い続けていて、たった一人のお客さんでもいいから、リサイタルでも何でも続けていることが、歌手の条件だと私は思うのです。作家も同じことだと思う。今の時代だから、評価を期待してしまうのかな…とも思います」


「外国で暮らしています。数年前、体調を崩してからパート雇用になり、人生の負け犬になってしまったと落ち込んだ日々を過ごしていました。ですが体調が戻るにつれ、それまで出来なかった趣味に時間を費やせることにはまり、今ではフルタイムの仕事に戻る気はありません。働かなければ生活できないので仕事は続けていますが、江原さんがおっしゃるように、仕事は生業。主人と二人、ご飯を食べる以上のことは得られなくて良い。仕事も消費も最低限、必然的なミニマリストです。そこで思うのですが、我々は会社に人生の時間を費やしすぎてはいないでしょうか?私自身、週7日24時間会社の為に費やすのを、良いことに思っていました。今思えば、何で人様の為にそんなにする必要があんの!?って気持ちです。50代での早期半退職をぜひとも提案したいです。定年退職する60代後半では、体力的にできないことが増えてしまいます。50代のうちに第一線から退き、半分は仕事にも関わりながら、人生の全てを仕事に塗りつぶすことのないチョイスができたらいいのにと思うのです。会社も、基本給の高い高齢社員への支払いが下がれば、若い人たちを雇えるってものです。私は個人的な事情の結果でそうなっていますが、この心の余裕は金銭に代え難いので、働き方改革とか言っている政治家にもぜひ聞いてほしいです」というメールをいただきました。

江原さん
「なかなか深いですね。私も賛成です。そんなに働いてどうなるのかと思う。もちろん“生活”は大事。でもミニマリストになることも大事ですよね。都会にいると“正常じゃないな”と思ってしまう。必死に働いて、その割にはファストファッションでもなんでも買い過ぎる。やはり60代後半では、体力的にできないことが増えてしまいますからね。50代で第一線から退くというのは憧れだな。私も“人生の断捨離”考えています。50代は、そういう世代ですね」


「私は高校1年生です。中学生の時仲の良いと思っていた人から裏切られ、その延長で全然話したこともない人にもいじめられるようになりました。高校生になって少しだけ環境も変わり、見た目も少しマシにはなったりして、今は楽しく学校に行っていますが悩みがあります。その当時から人を信じることが出来なくなってしまいました。またいつ私が標的になるかわからない、ドジを踏みたくないと思うがゆえに、友達の前でもどこか自分を隠してしまうところがあります。いじめてきた相手は今も同じ高校の同じクラスにいますが、私の地位がそこそこに良くなったからか、私の悪口を言えば自分の評価を下げると思っているのかは分かりませんが、今のところは何もされていません。でも不快な思いをまたいつかするのではと思うとすごく苦しいです。もっと言えば、私をいじめてきたほとんどの人が同じ高校の他のクラスにもたくさんいます。学年が上がるタイミングのクラス替えも怖くて辛いです。周りの音をシャットアウトせず、ちゃんと聞けて、目も輝いていて、人の善意を素直に受け取れる、明るく楽しい高校生にこれからなるには、どうすれば良いでしょうか。同じ学校になってしまったからには、いじめてきた相手よりも勉強も友情も恋愛も部活も充実させたいです!アドバイスいただきたいです」というメールをいただきました。

江原さん
「“充実させたいです!”という最後の言葉。この気持ちがあるだけで、もう乗り越えている。幸せな人は意地悪をしない。いじめている人は自覚がないのでしょうね。あなたの中で“もう友達には依存しない”という気持ちがある。それは淋しいことではないと思うんです。“本当の自分を見せられない”と書いているけれど、それが悪いことではない。むしろ“自律”している。逆にみんな無防備だからいけない。これから社会に出ても、自分を全部見せてはいけない。何事もそうですが“魅力”というのは“小出し”なんです。秘策は、オーラを強める為にバリアを張る“卵オーラ法”という呼吸法。鼻から息を吸って、頭・両手・足先まで全体にその“気”が流れて行く様子を思い浮かべる。卵で覆うようなイメージを持つ。その後、口からゆっくりと糸を吐くようにお腹に手を当てながら息をフーッと吐く。そして全部吐ききったらロック!健康にもいいし、“気”もすごく強くなる。あともうひとつは楽器や歌、遊びでいいので週に一度でもいいのでカラオケに行くこと。声が出る人で、跳ね返せない人はいないんです。人間関係で跳ね返せる人は、みんな声が大きい。お腹からちゃんと“気”が出ている。だから歌うことが良いと思います。ラジオをお聴きの方で“人間関係が苦手”“人に言えない”と言う人、呼吸法と声を出すこと、ぜひ試してみてくださいね」


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“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ生きていること、生まれてきたことに感謝したい。
4月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなど
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◇ Dr.Recella城嶋さんへのお便り募集しています!
スキンケアや化粧で気を付けている事や、
失敗談などみなさんの体験談をお待ちしております!
美容法、健康法だけでなく、素朴な疑問でも構いません。
城嶋さんに聞きたい事など、みなさんからのお便りをお待ちしております。

●江原啓之 今夜の格言
「道は拓くもの。ただ待っていてはいけません」
「悩みはありません。すべては幸せへの道しるべなのです」

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