2019/12/1
今年もあと一か月ですね。
「家族の間でのトラブルというのは、いつの時期も関係ありませんが、年末年始は関りが深くなるので、もめることが多くなりますよね。私は“家族とは何かというと、学校です”とよく言うのですが、みなさんトラブルがあると“家族なのに…”などと、普通以上の絆を求めているような気がする。例えば二人のお子さんのいるお母さんが“一人とは気が合うけれど、一人とは気が合わない。私が悪い親でしょうか”と相談される方がいますが、人間関係なのだから“合う・合わない”はある。合わないからといって、合わないままでいいのかというとそうではなくて、合わないから気を遣う。その分そこに学びがあるのです」という江原さん。
今日は『家族』をテーマに番組をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Better Together / ジャック・ジョンソン
◇風 / 江原啓之


Q★ご紹介したお便り


「私の家は今、嵐の中です。父は食事中、みんなで楽しく話していると“うるさい”、ご飯のおかわりは“おかわり”とお茶碗を突き出し、お醤油が必要な時は“醤油”と一言言う昭和な父です。小さい頃から父に遊んでもらった記憶はありません。仕事だけはすごく頑張ってくれていて、朝早くから夜遅くまで仕事をしています。特に会話もなく私達には干渉しないので、お金のことは気にせず習い事は好きなことをさせてもらっていて、そこはありがたいなぁと思っています。母は専業主婦で、私達兄妹4人育ててくれています。嵐の中というのは、父母が離婚するかもしれないからです。頻繁に家族会議がありますが、答えが出ません。我慢強い母が“離婚か別居をしたい”と言い出したことに驚きました。父は“父母のどちらにつくか自分で決めろ”と言います。母は当然のように引取るつもりのようです。私達子どもは、生まれ育った家から出たくないし、離婚してもこの家に住みたいけど、母がいないことは嫌です。もうこの状態が半年続いています。妹は学校を休みがちになり、部屋から出てこないことが増えました。私が何をすれば解決できるのかアドバイスが欲しいです」というメールをいただきました。

A江原さん
「辛いですね。辛いけれど、世の中にはこういったことはたくさんある。まず“親”という前に“夫婦”“男女”なので、そこにはいくら子どもでも介入できないんです。“住み慣れた家から出たくない”“今の生活がいい”は分かる。けれど家だけあって、この夫婦が背を向け合っていっていいのかどうか。“お前たちの為に我慢をしている”となったときに、みんなどう思うか。現実を受け入れるしかないと思うんです。“もしチャンスがあるならば”ということでの解決策としては、姉妹でお母さんにお願いをすることかな。なぜかというと、こういう昭和なお父さんは、自分から折れることは絶対にないから。“親なのに”“親だからもっとこうするべきだ”と、親を恨んではいけない。あなたがみんなに言わなければいけないのは“ここまでこの生活ができてありがたかったねと思うべきだ”ということ。そうすると見方が逆なる。親というのは旅館ではない。親には最後まで育てるという責任感を持って欲しいけれど、名旅館でなくてはならないわけではない。今回は夫婦の破綻だけれど、経済の破綻によって家を出ていかなければいけないこともある。そのときに親を恨んだりしてはいけない。“今まで習い事から何からさせていただいてありがとう”ということを理解して、ここから先は、お母さんのところに付いていくなら付いていき“みんな自律して個人個人が自分の幸せをつかんでいこう”と思って、解決していくしかないのではないかな。頑張ってくださいね」

Q★ご紹介したお便り


「23才になる息子のことで質問させていただきます。息子は大学に4年間通った後、就職浪人して今、まだ公務員試験に受かるべく就職活動中です。そんな息子が彼女と同棲するから家を出ると言ってきました。バイト先で知り合ったそうです。しかも彼女は19才。そして1才になる子どもが居るそうです。バイトの稼ぎは息子が19万。彼女が6万。アルバイトの息子と、小さい子どもを持つ彼女。息子は、反対されても家を出ると言っています。以前、江原さんが“誰にでもつまずく権利がある”とおっしゃっていました。息子は“失敗しても自分で決めたことだから”と言います。確かに私も失敗しなければわからないと思うので、反対するつもりはありません。ですが、このままでは息子はただの金づるにしかならないのではと思えて仕方ありません。こちらがいくらいろいろ言っても聞き入れないだろうと言うことはわかっています。反対するつもりはありませんが、でも明らかに、間違っているよと言うことを伝えるには、どのように声をかけたら良いのでしょうか?」というメールをいただきました。

A江原さん
「息子さんがそう言っているのならば、そうさせるべき。それで失敗をしてもそれも勉強ですからね。ただ“反対するつもりはありませんが”とメールにありますが、反対してください。親の役目。何にでも“いいよ”と言う親は、良い親ではない。“親に結婚を反対されています”と言う人もいるが、反対されても結婚するかどうかは自分で決めること。それに反対されている方が“負けちゃならない!”と頑張るもの。これが必要なんです。カトリックのクリスチャンの場合、結婚前に教会へ通うのですが、神父さんが“本当にいいんですか?本当に大丈夫ですか?この方、料理できませんよ”などとネガティブなことをたくさん言うんです。それでも乗り越えられるのかどうか。私は結婚への反対というのは、素晴らしい導きの声だと思うんです。みんなで“いいよ、いいよ”と言うと“あのとき、いいよと言ったよね”と甘えが出る。親は嫌なことを言うが、それは親の愛だと思うんです。許したり応援するのは心の中で、表面は絶対にそれを表さない方がいい。だから“反対するつもりはありません”と本人の前では言ってはダメ!もし言うなら“あなたがつまずきたいならどうぞ”と言ってください。これを聴いている若い方に逆に言っておきます。親が嫌なことを言うかもしれませんが、世間であなたのことを悪く言う人はいないんです。なぜかというと、責任を持ちたくないから、持てないから。誰にも言ってもらえないから、わざとネガティブなことを親が言うんです。そういうことを理解した上で、親の苦言やお小言を聞くこと。お小言を聞いてイラっとするのは、図星だからなのです」

Q★ご紹介したお便り


「江原さん助けてください。結婚して9年。今、離婚の危機なんです。今まで夫と仲良くやってきました。結婚してから今まで絶対的に信頼できる大切な人なんです。しかし…10月に入り私に対する態度がおかしくなり、一緒に寝ていたのに、ひとりで寝る、仕事帰りは遅くなり、仕事が忙しいと朝帰りしたり。もちろんおかしいとは思っていましたが、ついこの間、子ども達と近所のお祭りに行った時のこと。女性にメールを送っている画面を見てしまったのです。その内容は衝撃的で“〇〇大好きだよ!!”とか“〇〇を想う気持ちは…”とか。夫の浮気が発覚。今では別れたいオーラが凄いのです。私に対して暴言を吐いたり、冷たい態度をあからさまにするので、別れる方向に持っていきたいのだと思います。それでも私はやり直したいという気持ちの方が強く、夫を責めきれずにいます。最近も嘘が多く、夫に対する信頼が失われつつあります。相手を責める前に自分自身を変えようと努力しようと思っていましたが、自信が無くなってしまいました。高校2年生と小学1、2年生の子どもがいます。これから先どうしたら良いのかわかりません。毎日本当に辛いです。別れを選択した方が良いのでしょうか?」というメールをいただきました。

A江原さん
「不幸になる人には必ず三つがある。“自己憐憫・責任転嫁・依存心”。“結婚してから今まで絶対的に信頼できる大切な人”というのは、あなたが決めたこと。夫のメールを見ちゃっただの、子どもがいるだの。夫が死ぬ場合もあるし、みんな色々とあるんです。“これから先どうしたら良いのかわかりません”と言うけれど、親なのにもうちょっとしっかりしてくださいね。愛なんていつまで続くかわからない。それにこの愛も自己愛ですからね。あなたの中の幻想を押し付けると、鬱陶しい女になる。“画面を見てしまった”とあるが、見てしまっただけではなく、ちゃんと証拠を押さえておくこと。裁判や養育費、慰謝料などとっておかなければいけない。虎視眈々と狙う!感情に溺れてはダメ!困ったときは“理性”。そして相手の女のこともちゃんとつかんでおく。そうすれば相手の女を訴えられる。お金もとれますよ。“母は強し”なのだから、強くならなければダメ。子どもにはこれからお金がかかって大変!今年の最初の私のメッセージ覚えていますか?“平穏に足掬われる”ですよ!」


●12月お誕生日の方、メールお待ちしております!!
“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ、生きること・生まれてきたことに感謝したい。
12月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生日に関するエピソードなど、ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。

◇Dr.Recella奥迫協子さんへのお便りを募集しています!
スキンケアや化粧で気を付けている事や、失敗談など、みなさんの体験談をお待ちしております!
美容法、健康法だけでなく、素朴な疑問でも構いません。
奥迫協子さんに聞きたい事など、みなさんからのお便りをお待ちしております。

●江原啓之 今夜の格言
「家族を人間関係と理解していますか?」
「家族のトラブルの原因は、実は甘えかもしれません」

番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
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(私はこう演じました。そしたらこんなに変わりました!エピソードのお便り)
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