2012/4/8
4月は、新しい生活をスタートさせる季節ですね。

希望と不安を抱えたみなさんたちへのメッセージを江原さんからいただきました。
「みなさんには、それぞれ様々な時期があると思う。ちょうど桜の花が咲く季節。そこで、桜を見て思って欲しいことがある。それは、冬の桜の木は枯れ枝でとても淋しいということ。なんだこの枯れ木と思ってはいけない。春になれば立派な花が咲くんです。みなさんの人生も同じ。枯れ木を見てすべてを絶望に思うのは想像力が足りないから。枯れ木のときに花が咲くということを想像できる人こそが、本当の幸せをつかめる人なのです。光があれば闇がある。闇があれば光がある。私たちが人生の幸せを感じるかどうかというのは、視野だと思う。一面しか見れないことは不幸の元。様々な面から物事を見る。そんな感性を持ったら絶対幸せになりますよ」



今夜お届けしたナンバー
◇ 青春の光と影(Both Side Now) / ジョニー・ミッチェル
◇ 心はひとつ / 江原啓之
◇ 春告鳥 / さだまさし


●あなたが感動した言葉―――

美しい唇であるためには 美しい言葉を使いなさい by オードリー・ヘップバーン
番組ではみなさんが感銘を受けた言葉を紹介していきます。

「あなたが眠りにつくのを見るのが最後だとわかっていたら
 わたしはもっとちゃんとカバーをかけて
 神様にその魂を守ってくださるように祈っただろう

 あなたがドアを出て行くのを見るのが最後だとわかっていたら
 わたしはあなたを抱きしめてキスをして
 そしてまたもう一度呼び寄せて抱きしめただろう

 あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが最後だとわかっていたら
 わたしはその一部始終をテレビにとって毎日繰り返し見ただろう

 あなたは言わなくてもわかってくれていたかもしれないけれど
 最後だとわかっていたら一言だけでもいい、、、
 「あなたを愛してる」とわたしは伝えただろう

 たしかにいつも明日はやってくる
 でももしそれがわたしの勘違いで
 今日で全てが終わるのだとしたら、
 わたしは今日どんなにあなたを愛しているか伝えたい
 そして、わたしたちは忘れないようにしたい
 若い人にも、年老いた人にも、明日は誰にも約束されていないのだということを
 愛する人を抱きしめられるのは、今日が最後になるかもしれないことを」


『最後だとわかっていたなら』 作 ノーマ・コーネット・マレック
(カナさんが心を打たれた、子どもを亡くした米国人女性が作った詩)

 
●よくよく聴くと深い歌―――

『春告鳥』
えっちゃんさんからのリクエスト〜
ことたまが文学的に美しい曲です。この曲に出会った中学生の頃、日本語の美しさに感動しましたが、歌詞の意味など検討がつかず、暗号のように聴こえていました。しかし、大人になるに連れこの歌がどんどん違って聴こえてきます。

江原さん
「最近はこのような曲は、あまりウケないかもしれない。けれど、こういう歌はとても大事だと思う。本を読む人が少ないせいか言葉を知らず、最近はこういう歌を今作れる人があまりいない。推察するにこの歌詞は、万葉集からとったものではないか。日本の言葉には、韻の“美”もあるし、意味合いの“美”、想像力の“美”というものもある。この曲の言葉の解釈は人によって色々とあると思いますが、千年もの歴史を持つ古都にあって、人の死、ましてや恋の終わりなどとるに足らぬ出来事。古都は無常にも何事もないように静かなままという意味ではないでしょうか。今日は格式の高いよくよく聴くと深い歌を送っていただきました」

4月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
4月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなどひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。


●江原啓之 今夜の格言

「終わりがあるということは、始まりがあるということなのです」

「過去は想い出のアルバムに閉じましょう。それがあなたの宝物になるのです」


●番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ あなたが感動した言葉
◇ いま江原さんに聞きたいこと
◇ 4月お誕生日の方
◇ よくよく聴くと深い歌
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