日本の暦“和暦”についてのお話
-
- 2022/02/27
高月美樹さんをお迎えして“和暦”のお話を


高月「そうですね、明治6年です」
小山「それまで日本人は和暦に準じていたわけですよね。日曜日もなければ、土曜日もなく」
高月「奈良時代から明治5年までですね。(日曜日がないので)SUNDAY’S POSTもないわけですね(笑)」
宇賀「和暦ってどんなものなのでしょうか?」

小山「和暦という言葉はそれまでなかったんですね」
高月「ほとんど使っていなかったですね」

高月「立春に近い新月から始まります。今年はすごく珍しい年で、ちょうど2月1日が睦月の元旦になったんですね。年によって変わりますので」
宇賀「高月さんはどうして手帳を作ろうと思われたんですか?」

宇賀「二十四節気は誰がどう考えたものなんですか?」
高月「中国の『詩経』にも出てくるので相当古いですね。いまの七十二候にはない“獺をまつる”というのもあるんですよ。獺はカワウソのことで、『獺祭』というお酒もそこからきていて。かつては春になるとカワウソが喜んで魚を獲って岸辺に並べる、と。それを人々が見て春が来たんだと感じていたんです」
小山「高月さんご自身は季節はいつがいちばんお好きなんですか?」

宇賀「この時期は新学期も始まって、いちばん清々しい気分になる時期ですよね。薫堂さんはいつが好きですか?」
小山「意外と好きなのは梅雨の時期。青々とした葉っぱが雨の雫に濡れている時は好きですね。宇賀さんはどうですか?」

小山「好きな季節をしっかり持っているのはいいですよね」
宇賀「でもやっぱり寒さが落ち着いてくるいまのこの時期もいいなあと思いますし、秋の涼しい風が吹いてくる頃もいいと思いますし」
小山「雪が降っている時も好きですしね」
高月「夏の終わりの胸がキュンとする頃もいいですよね」

宇賀「この番組はお手紙をテーマにお送りしているのですが、これまでお手紙を書いたり、受け取ったりした中で印象に残っているものはありますか?」
高月「小学校時代からのペンフレンドがいます」
小山「いまも続いているんですか?」

宇賀「今日は、『いま手紙を書きたい人』に宛てたお手紙を書いていただいているんですよね。どなたに宛てたお手紙ですか?」
高月「サン・アドの社長をなさっていた品田正平さんです。亡くなられていますけど、書いてみました」
小山「サン・アドはクリエイターエージェンシーですかね。コピーライターとか、広告を作っている人たちにとっては最もクオリティの高い組織というか」

宇賀「今回の放送を聞いて、高月さんへお手紙を書きたい、と思った方もいらっしゃると思います。ぜひ番組にお寄せください。責任を持って、ご本人にお渡しいたします。【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 高月美樹さん宛】にお願いします。
高月さんが作られた「和暦日々是好日」は書店やアマゾンで購入可能です。ぜひお手に取ってみてください。
高月美樹さん、ありがとうございました!

https://www.lunaworks.jp/
今週の後クレ

「成人した際、自分が小学生の頃に書いた『20歳になった自分へ』という手紙が小学校の当時の担任の先生から届いていました。内容を見ると、『がんばれ』や『期待しているよ』ということが書かれていて、今でも大変な時や嫌なことがあった時に読んで、頑張ろうという気持ちになります。手紙はそういった当時の気持ちなどを残すことができるので、今の自分は非常に助けられているなと思います。」
MORE

食品サンプルを作って93年! イワサキ・ビーアイ代表 岩崎毅さんが登場
-
- 2025/02/09

海外旅行のバイブル!『地球の歩き方』ができるまで
-
- 2025/02/02

「切手の博物館」学芸員の田辺龍太さんが登場!
-
- 2025/01/26

この番組ではみなさんからの手紙を募集しています。
全国の皆さんからのお便りや番組で取り上げてほしい場所
を教えてください。
〒102-8080 東京都千代田区麹町1−7
SUNDAY'S POST宛