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『手紙から始まる物語。』
ここには、様々な思いが詰まった手紙が毎週届きます。
読むと、送り主のことがもっと知りたくなってきます。
日曜の午後3時、1通の手紙から始まる物語。
手紙の送り主にじっくりお話をうかがいながら、
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和菓子作家 坂本紫穗さんが登場

  • ON AIR
  • 2026/02/15

和菓子作家の坂本紫穗さんをお迎えして

写真 今回はスタジオに、和菓子作家の坂本紫穗さんをお迎えしました。
写真 坂本さんは1982年、栃木県宇都宮市のご出身。大学卒業後、大手IT企業に就職し、28歳で会社を退職後、フリーランスの「和菓子作家」としてオーダーメードの和菓子を作品として制作・監修。『紫をん』を屋号に、日本国内外で和菓子教室やワークショップ・展示・レシピの開発を行っていらっしゃいます。「印象を和菓子に」をコンセプトに、日々のあらゆる印象を和菓子で表現し続けていらっしゃいます。

小山「よく会社を辞めて何かを始める人はいますけど、和菓子作家になるってまったく別ジャンルじゃないですか。これは勤めていらっしゃった時から和菓子に興味をお持ちだったんですか?」

坂本「もともとは、働きすぎで疲れてしまって、それと同時に会社を休むこともあって。それでも会社も仕事も回るんですよね。そうじゃなきゃいけないと思うんですけど。そこにちょっと寂しさを感じたというのが一番のきっかけで。私じゃなきゃできない仕事をやってみたいと強く思ったんです。それが和菓子なんじゃないかと思って」
写真 小山「和菓子と最初に出会ったのはいつ頃なんですか?」

坂本「いちばん最初は実家にいた頃、祖母や母が作る日常の中のお菓子ですね」

宇賀「和菓子職人ではなくて、和菓子作家なんですよね。これはどういう違いがあるんですか?」
写真 坂本「結論的にいうと、職人には向いてないなと、始める前から自分のことを認識していて。一つのお菓子を同じようにきっちり作り続けるよりも、いろんなアレンジを加えたりチャレンジをしたり、変化球を投げたくなる性格なので。そうなった時に職人の方に迷惑をかけるんじゃないかと、同じように思われたらたぶん嫌だと思うので、誰にも迷惑がかからないように人と違う肩書きにすることで、自分を守り他者さんを守り、ということを考えました」

小山「どこか修業はされたんですか?」

坂本「していないんです。それも、やっぱり修業ができないなと思ったんです」

小山「じゃあ独学で」

坂本「独学で」
写真 宇賀「まずは何から始めるんですか?」

坂本「まずはおいしいと言われている和菓子を食べ歩くところから始めました。食べてみて自分の中の『おいしい』の基準を探るところから始めて。そのおいしいの基準に合うレシピを今度は自分で試行錯誤をして作るという」

小山「すごい! どうやってお仕事に変えていったんですか?」

坂本「名乗ることが最初かなと思ったんです。名乗って、自分の中で培っていくうちに何かのニーズとマッチするような気がしたので。『和菓子作家です』と言ってしまって、名刺を作って自分をそういうふうに設定をして、そこからやるしかない、みたいなところもあって。ひたすらレシピを作りました」

小山「名刺を作ってから初めての仕事が来るまでにどれくらいの期間がかかったんですか?」

坂本「案外すぐで、半年ぐらいで」

小山「どんなお仕事だったんですか?」

坂本「お茶会のお菓子作りですね。知り合いのお茶の先生がいらっしゃって、『お菓子作家になったなら作ってみてよ』と言ってくださって。その当時はほとんど何も作れなかったんです、まだ勉強中で。でも『作ります、やります』と言って、お茶会までの期間、ひたすらそのお菓子を考える、試行錯誤をして」
写真 小山「どんなお菓子を作ったんですか?」

坂本「秋のお茶会だったので、ふきよせのお菓子を。落ち葉が吹き寄せられているようなお菓子と、秋の色づいた山をイメージした生菓子を用意しました」

小山「お茶会の端っこの方で、水屋とかでこっそり?」

坂本「はい。帰りにお声をかけてくださる方がたくさんいて、その時に『これだ』と確信したんですよね。この喜びが欲しかった、と」
写真 宇賀「今日は実際に坂本さんに作っていただいた和菓子をお持ちいただきました。こちらは?」
写真 坂本「今日は琥珀糖で作りました、『目覚め』という名をつけさせていただいたお菓子です。立春も過ぎまして、少しずつ暖かい春の日差しが差し込んでくる頃に、少しずつ周りを見渡したりすると、春のささやきのような要素がいくつかみえるんじゃないかと思って、それを意匠化したお菓子です。それぞれの色に意味を持たせていて、ピンクがお花の色で、黄色は日差しの明るさ、水は雪解けでぬるくなってきたような清らかな水。緑は、土の中からちょっとずつ見えてくる新芽をイメージしています」

小山「これは一つずつ重ねていくんですか?」

坂本「すべてを手早く切って、固まる前にまとめて、そのまま乾かし固めるというプロセスです」
写真 小山「紫陽花の花にも見えなくもないですね」

宇賀「ひとかけらちょっと離れたところにもあるのも、これも意味があるんですね?」

坂本「こちらは雪の名残と言いますかまだ完全な春じゃないよというポイントをこちらで表現しようかなと思いました」
写真 小山「やっぱり和菓子って味わうだけではなくて、形やコンセプトを自分の中で咀嚼して、想像を膨らませていくところに面白さってありますよね」

坂本「まさにそこが私がいちばん和菓子に惹かれたところですね」

坂本さんの和菓子をいただいた薫堂さんと宇賀さんは……
写真 小山「おいしい!」

宇賀「シャリシャリ感が心地いいですね、この食感が」

小山「薄氷を踏んだみたいな感じの食感がしますね」

坂本「ちょっと溶けていくような、雪解けを」

宇賀「余韻がすごくいいですね」

坂本「純粋な甘さだけなのでいろんなお飲み物にも合いますし、自分なりの想像が味にも生かされているというか、何にでも見立てられるというか」
写真 小山「もう一つもいただいていいですか? ……なるほど、いいですね」

宇賀「食感もいいし、音もいいし、お味もいいし」

小山「お抹茶がいただきたくなりますね」

宇賀「本当にこのほのかな甘さが心地よく残る感じがいいですね」

小山「なかなかチョコレートに、そういう感覚があるかと言ったらないですもんね、あんまりね」
写真 宇賀「坂本さんの和菓子を食べたい、と思ったらどうしたらいいですか?」

坂本「私はお菓子の販売はしていないので、他社さんとコラボレーションをしたりとか、他社さんのレストランで監修のお菓子を食べていただくという形になるのですが、全部Instagramとかで告知をするようにしています」

宇賀「和菓子を考える時にいちばん大事にされていることは何ですか?」

坂本「食べる人、見る人がどんな喜びを感じるかというところに主軸を置いていると思います。やっぱりお菓子って喜びなので、そこが絶対に保たれていること。豊かであることがいちばん大事かなと思いますね」
写真 写真 宇賀「この番組は『手紙』をテーマにお送りしていますが、坂本さんがお手紙が書きたくなるような場所、場面はどこかありますか?」

坂本「手紙を書きたくなる時は、やっぱり節目節目の時ですかね。誕生日だったり。この前、娘が七五三だったんですけど、そういう時だったり」

宇賀「今日は『今、想いを伝えたい方』に宛てたお手紙を書いてきていただきました。どなたに宛てたお手紙ですか?」

坂本「今日は3歳になった娘に書いてまいりました」
写真 坂本さんから、3歳のお嬢さんに宛てたお手紙の朗読は、ぜひradikoでお聞きください。
(*2月22日まで聴取可能)

宇賀「今日の放送を聞いて、坂本紫穗さんにお手紙を書きたい、と思ってくださった方は、ぜひ番組にお寄せください。責任をもってご本人にお渡しします。
【〒102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 坂本紫穗さん宛】にお願いします。応募期間は1ヶ月とさせていただきます」

坂本紫穗さん ホームページ

Instagram

坂本紫穗さん、ありがとうございました!

今回の放送は、radiko タイムフリーでもお楽しみいただけます。

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皆さんからのお手紙、お待ちしています

毎週、お手紙をご紹介した方の中から抽選で1名様に、大分県豊後高田市の「ワンチャー」が制作してくださったSUNDAY’S POSTオリジナル万年筆「文風」をプレゼントします。
引き続き、皆さんからのお手紙、お待ちしています。日常のささやかな出来事、薫堂さんと宇賀さんに伝えたいこと、大切にしたい人や場所のことなど、何でもOKです。宛先は、【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST】までお願いします。

今週の後クレ

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青森西郵便局のみなさん


今回のメッセージは、青森県〈青森西郵便局〉浦滝 元さんでした!

「配達先に保育園があるのですが、毎年バレンタインデーになると、保育園宛ての郵便物を届ける際に、子どもたちの手作りチョコやクッキーをもらうことがあります。当然私は非常に嬉しいのですが、子どもたちは郵便をもらってそれ以上に喜んでくれるのでその反応に癒されています。私も子どもの時に自分宛てに手紙が届いて、自分宛ての特別なプレゼントが届いたようなワクワク感を感じていたのですが、子どもたちの反応を見てそれを思い出しました。郵便のことを待ってくれているということがまず嬉しいですし、思いを届けている仕事だと思っているので、その反応を見て非常にやりがいのある仕事だと感じています。やはり手書きの手紙ですと、書いた人の温かみも伝わりますし、それから受け取った方々の反応も全然違うので、手紙という文化をこれからも続けていきたいと思っています。」

※出演した郵便局、及び郵便局員宛ての手紙はいただいてもお返事できない場合がございます。あらかじめご了承ください。
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