海外旅行のバイブル!『地球の歩き方』ができるまで
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- 2025/02/02
『地球の歩き方』の前編集長 宮田崇さんをお迎えして


宇賀「いくつか持ってきていただいていますけど、私のわくわくはこれです、『ロサンゼルス』! 20歳の時に、これを1冊握りしめて1ヶ月行ってきました」

宮田「1979年の9月に創刊しまして。最初はアメリカとヨーロッパを周遊するような分厚い本が1冊ずつですね」
宇賀「宮田さんは何代目の編集長だったんですか?」

小山「『地球の歩き方』がやりたくて入社したんですか?」
宮田「たまたま縁があって、『地球の歩き方』を作るという仕事があるということがわかって、本当にたまたまですね」
宇賀「創刊当初は2種類だったわけですが、今って何都市あるんですか?」
宮田「今は120アイテムありまして、160の国と地域です」

小山「ここを出そう、というのは編集会議で決めてきたんですか?」


宮田「これが永遠の謎でして……6人くらいの方が『私が名付けた』って言うんです」
小山&宇賀「(笑)」

小山「ヒット作にありがちな感じですね」
宇賀「売れているのはどこの国なんですか?」
宮田「これも毎年、直行便が増えたり減ったりトレンドはあるんですけど……どこの国だと思いますか?」
宇賀「やっぱり平均的に日本人が好きなのって……ハワイ?」

小山「ハワイは1冊だけですか?」

小山「なるほど。逆に、まったく在庫が動かないところもあるんですか?」

小山「売れそうな感じありますけどね」
宮田「それは20年前くらいに作ったんですけど、ちょっと作る時代が早すぎたのかなと」

宮田「まさにおっしゃる通りで、本それぞれにはプロデューサーという担当がいてですね、プロデューサーが本の方針を1冊1冊決めているんですね。ただ、全体の方針を出す時、たとえばコロナが明けそうだという時に、海外の物価がものすごく上がっている。じゃあ全体の方針で、10ドル以下で楽しめるスーパーマーケット、定食屋を必ず入れてください、と。そうすると、すべての本に同じテーマのものが実は載っているんです。そういう方針を決めたりですとか、あとはラインナップの中で、『ベトナムが盛り上がってきているから、ダナン・ホイアンだけで1冊作る準備をしてくれるか』とか、そういう全体のマーケットを見ながら方針を出していきます」

宮田「東京版から始まりまして、今は20アイテムくらい出しています」
宇賀「東京23区、大阪、横浜と……」
宮田「これ、実は1月30日発売なんです」
小山「出たばっかりですね。東京23区もはじめて出たんですか?」

宇賀「大阪はやはり万博に合わせて?」

小山「これを持って旅人の気分で東京を巡ると面白そうですね」
宇賀「実は東京で生まれ育っていても、行ったことのない場所っていっぱいあるので。面白いですよね、旅行気分で回ったら」
宮田「私の友達も、子どもと一緒にバックパックを背負って東京を歩いてみたという人もいました」

宮田「横浜市民の皆さん、377万人のお力でですね、本が出る前に予約だけでAmazonランキングで上位になりまして」
小山「これは誰が作ったんですか?」

小山「編集長が自ら、ここは俺がやるっていうことがあるんですか?」
宮田「まれですね。この本しかないです」
小山「それは横浜に愛があるから?」
宮田「横浜生まれ横浜育ちなので。国内シリーズが始まった時に、そろそろ私も編集長を退かないといけないタイミングだけど、早め早めに横浜市版を作れないかなとずっと思っていたので」

宮田「私の先代の編集長の鈴木達也さんです。私の前は3人同時に編集長がいたんです。そのうちの私の直属の第3編集部の編集長です」

宇賀「今日の放送を聞いて、宮田さんにお手紙を書きたい、と思ってくださった方は、ぜひ番組にお寄せください。責任をもってご本人にお渡しします。
【〒102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 宮田崇さん宛】にお願いします。応募期間は1ヶ月とさせていただきます」
宮田崇さん、ありがとうございました!

皆さんからのお手紙、お待ちしています

引き続き、皆さんからのお手紙、お待ちしています。日常のささやかな出来事、薫堂さんと宇賀さんに伝えたいこと、大切にしたい人や場所のことなど、何でもOKです。宛先は、【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST】までお願いします。

今週の後クレ

「以前、大雨の日に配達をしていた時、お年寄りの方に『雨の中、ご苦労様』と声かけていただき、やりがいを感じました。
自分が小学生の頃、祖母となかなか会えない分、手紙でやり取りしていましたが、祖母から『体に気をつけて』とか、『元気にしとるか』という手紙が届くと、心に響くものがありました。祖母が心配してくれていると分かるので、すぐに返事を書いて、『自分は元気だよ。』と伝えていました。メールよりも手紙の方が心に響くと思うので、想いを伝えたい方には、積極的に手紙を出していただきたいと思っています。」
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この番組ではみなさんからの手紙を募集しています。
全国の皆さんからのお便りや番組で取り上げてほしい場所
を教えてください。
〒102-8080 東京都千代田区麹町1−7
SUNDAY'S POST宛