ナチュラルボーン食いしん坊? 稲田俊輔さんが登場!
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- 2026/03/08
料理人、飲食店プロデューサーの稲田俊輔さんをお迎えして
宇賀「薫堂さん、今日のゲストの方の肩書きの中に、薫堂さんとの共通点を見つけました。ナチュラルボーン食いしん坊なんですって」小山「はじめて聞きましたね、その肩書き(笑)」
宇賀「生まれながらの食いしん坊ということですかね」
今回はスタジオに、料理人、飲食店プロデューサー、日本における南インド料理ブームの立役者である稲田俊輔さんをお迎えしました。宇賀「稲田さんの簡単なプロフィールをご紹介しますね。鹿児島県ご出身。京都大学卒業後、飲料メーカーへ勤務。その後、和食、ビストロ、インド料理などさまざまなジャンルの飲食店を立ち上げ、2011年、東京 八重洲に南インド料理店『エリックサウス』を開店。南インド料理のブームの立役者でもいらっしゃいます」
小山「最初に飲料メーカーに行かれたのはなぜなんですか?」
稲田「その飲料メーカーが飲み物を作っているだけじゃなくて飲食店をプロデュースして運営をするという部門がありまして。最終的にはそこに行って飲食店を作る仕事がしたいなと」
小山「最初からそれをするためにそこに入られたんですか。大学時代からそういう興味があったんですか?」稲田「自分が気に入ったり気になったりした飲食店でどんどんバイトをしてですね、これをずっとやっていけたらいいな、こういうお店を自分が作りたいなと思っていました」
宇賀「和食、ビストロ、インド料理といろいろですよね。どれがいい、というのはあったんですか?」
稲田「いろんなものに興味が湧いてきて、次々やりたいことが出てきて。そうすると和食のお店をやりながら勝手にイタリアンとかエスニックとかも自分でやったりとか。誰にも頼まれていないのに。そういうことをずっと繰り返してきた気がします」小山「やっぱりナチュラルボーン食いしん坊ですよね」
宇賀「稲田さんというと、エリックサウスを通じて南インド料理のブームを起こしたということなのですが、南インド料理ってどういう料理なんですか?」稲田「簡単に言うとお米が主役でサラッとしてスパイシーなインド料理。野菜とか豆がすごく重要な役割を担っている、そういう感じの料理だと思っていただけると」
小山「結構ヘルシーな?」
稲田「結果的にヘルシーになると思います」
小山「ビリヤニがいま流行っていますけど、これは稲田さんが仕掛けられたと?」
稲田「あんまりそういう意識もないんですけども、自分が好きだったしこれは割と日本人が好きになれるタイプのインド料理だと思ったので、エリックサウスを立ち上げた時からお店のメニューには置いてですね、でも置いても全然売れないわけです。毎日まかないで食べていて、せめて売り切れるくらいには知名度や人気が出てほしいなと思って、売り切るように頑張っていたら、だんだんファンが増えていったんです」小山「料理を広めていく時のいちばんのポイントってどこですか? SNSがいまは影響力があると言われていますけど」
稲田「確かにSNSで自分が発信したり、拡散してもらったりと言うのは間違いない、すごく大きかったと思います。それプラス、人から人への口コミみたいなものもやっぱりありました。いわゆるマーケティング的に戦略を持って広めていったという感覚はまったくなかったです」
小山「自分がおいしいと思うものを多くの人に食べさせてあげたい、みたいなことですか」稲田「そうですね。自分がキャッキャしながら食べている様さえどこかで見せることができれば、だんだんそれをうらやましいなみたいに思ってくれる人がいるんだろう、という」
小山「いままで何店舗くらいプロデュースされているんですか?」
稲田「店舗数でいうと30とかになるのかな。業態で言うと10数業態みたいな感じだと思います」
小山「稲田さんがお書きになった本『東西の味』。すごく面白そうな本ですけど、これを書こうと思ったいちばんのきっかけは何だったんですか?」稲田「自分は九州の端の鹿児島で生まれて、そこから関西に行ったり名古屋に行ったり、名古屋を拠点に日本各地、仕事で行ったりする中で、思った以上に日本の味っていろいろだし、何が印象的だったかというと東日本、西日本の境目っていろいろ言われるけど、自分の中ではやっぱり東京に入った瞬間、味覚の世界が大きく変わった印象がありまして。そういった違いをもうちょっとロジカルにだったり歴史的なことも含めて考えながら食べていたら割とどこに行って食べてもおいしいと。最初は自分の口には合わなくても、楽しいとそれがだんだんおいしく感じられてくる。そういうことを繰り返しているうちに自分の中である種の日本の味覚地図的なものができてきて。そこをベースにして、庶民的ないろいろな食べ物に関して、東西の味の違いを書いてみようと。そういうような流れでした」
宇賀「本で〈おいしさの基準は「関西化」している〉という話がありますが、どういうことなんですか?」
稲田「調味料メーカーや食品メーカーでは割と昔から言われてきたことなんですけど、日本の味付けの基本は、昔はしょっぱい、甘い。つまり醤油と砂糖が軸になる味付けだったと。それがある時からか、あまり通用しなくなってきて。逆に出汁を中心とした関西的な、要するに出汁というものがあってそれをベースに醤油なり砂糖なり味をつけていくと。出汁ベースの味みたいなものが広がっていったというのが1つあります。かつてはちょっとしょっぱすぎるとか酸っぱすぎるみたいなものを大量のご飯で中和しながら食べるというのが日本の庶民的な食文化だったのが、だんだんもうすぎないということですよね。何かが突出しすぎることのない味がどんどん好まれていく。それが実は関西的な特徴で」宇賀「こうやって聞くと知らないことだらけですね」
小山「面白い」
宇賀「この番組は『手紙』をテーマにお送りしていますが、今日は稲田さんに『今、想いを伝えたい方』に宛てたお手紙を書いてきていただきました。どなたに宛てたお手紙ですか?」稲田「以前、20年くらい一緒に暮らしていた、そしてもういまは亡くなったびっちゃんという猫です。彼女に対して手紙を書いてきました」
稲田さんから猫のびっちゃんに宛てたお手紙の朗読は、ぜひradikoでお聞きください。(*3月15日まで聴取可能)
宇賀「今日の放送を聞いて、稲田さんにお手紙を書きたい、と思ってくださった方は、ぜひ番組にお寄せください。責任をもってご本人にお渡しします。
【〒102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 稲田俊輔さん宛】にお願いします。応募期間は1ヶ月とさせていただきます」
稲田俊輔さん、ありがとうございました!
今回の放送は、radiko タイムフリーでもお楽しみいただけます。「SUNDAY’S POST」Xのアカウントはこちらから。
皆さんからのお手紙、お待ちしています
毎週、お手紙をご紹介した方の中から抽選で1名様に、大分県豊後高田市の「ワンチャー」が制作してくださったSUNDAY’S POSTオリジナル万年筆「文風」をプレゼントします。引き続き、皆さんからのお手紙、お待ちしています。日常のささやかな出来事、薫堂さんと宇賀さんに伝えたいこと、大切にしたい人や場所のことなど、何でもOKです。宛先は、【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST】までお願いします。
今週の後クレ
川崎梶ヶ谷郵便局のみなさん
今回のメッセージは、神奈川県〈川崎梶ヶ谷郵便局〉上田 周平さんでした!
「幼稚園の頃に、母の日などの記念日に手紙を書くという授業がありまして、その流れで祖母にも書こうかなと思い、祖母に手紙を書きました。その当時は、思いを伝える手段は手紙がいいなと思い、祖母と公園に行った絵なども書いて送りました。祖母からは上手に描けていて思いは伝わったよと言っていただきました。その後、私の誕生日に、祖母がお手紙とプレゼントを送ってくれました。祖母の字体や、ボールペンで書いたのか、鉛筆なのか、筆ペンなのか、そういったところから、相手の思いが伝わってくるというところが、手紙のいいところかなと思います。」
※出演した郵便局、及び郵便局員宛ての手紙はいただいてもお返事できない場合がございます。あらかじめご了承ください。
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この番組ではみなさんからの手紙を募集しています。
全国の皆さんからのお便りや番組で取り上げてほしい場所
を教えてください。
〒102-8080 東京都千代田区麹町1−7
SUNDAY'S POST宛








