22.05.19
マイナンバーカードのポイントの申請、来月スタート

ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルがニュースを読み解きます。
情報社会学がご専門の学習院大学 非常勤講師の塚越健司さんにお話を伺います。
塚越さんに取り上げていただく話題はこちら!
『マイナンバーカードのポイントの申請、来月スタート』
ユージ:マイナンバーカードを『健康保険証』として登録した人などを対象に、『マイナポイント』の申請の受け付けが6月30日から始まることになりました。第二弾となる今回は、最大2万ポイントがもらえます。
塚越さん、まずはこれまでの経緯を簡単に教えていただけますか。
塚越さん:政府は来年3月までに、ほぼすべての国民にマイナンバーカード交付を目標にしていまして、総務省のデータですと、5月15日の時点で交付されたカードは5611万枚で、だいたい44%ということになっております。
ユージ:多いのか少ないのかどうなんでしょうね。
塚越さん:まあ、半分いかないくらいですよね。マイナンバーカード普及のために政府は『ポイント還元キャンペーン』をやっています。第1弾は2020年9月にスタートして昨年で終了しています。今回の還元キャンペーンは、まず先行して、カードを新規に取得したユーザーには5000円相当のポイントを付与するサービスを実施しているということですね。
ユージ:今回はどういった内容なんですか?
塚越さん:今回はですね、マイナンバーカードを『健康保険証』として登録した場合に7500円相当のポイントを付与、そして、もう1つ、国から給付金などを受け取るための『公金受取口座』の情報を登録した場合にも7500円相当のポイント付与ということなので、先ほどの新規カード取得と合わせると、合計2万円相当のポイントが付与されます。このマイナポイントをもらうための申請受け付けは、来年2月末までできるんですけれども、条件として今年9月末までにマイナンバーカードを申請する必要があるということですね。また、マイナンバーカードをすでに取得している人もですね、第一弾のキャンペーンを利用していない人は対象になるということですね。
ユージ:やっぱり、気になるのは、マイナンバーカードを『健康保険証』として登録した場合のメリットですよね。それはどれくらいあるのんですか?
塚越さん:そうですよね、気になる方は多いと思うんですけれども、顔認証付きカードリーダーを設置している医療機関が徐々に増えてきていて、そこだと受付の手間がかからないということ、また、過去に処方された薬とか健康情報などのデータがすぐやり取りできるということと、旅先や災害時でもデータが連携されます。
ユージ:あっ、それは便利!
塚越さん:便利ですよね!自分のデータが詳しく表示されますので、お医者さんが診断するのに役立つので、結果的に医療の質が向上するということもありますし、医療情報のデータとか、医療費のデータもありますので、領収書などを管理しなくても確定申告の時に簡単になりますし、他にも、高額療養費の一時支払いの手続きが不要になったり、あるいは、転職とか、結婚、引越しなど、様々な環境の変化があった場合に保険証の切り替えが必要なくなるということがあげられます。
ユージ:すごいわかりやすい!これはメリットですね!逆に課題はありますか?
塚越さん:現時点では、すべての病院とか薬局には対応していないという点がありますね。普及率があまり高くないので課題かなと思います。厚生労働省のホームページに『マイナンバーカードの健康保険証利用に対応する医療機関・薬局リスト』として掲載されていますので、チェックしてみてもいいかなと思います。政府はですね、来年2023年3月末までに、おおむね色々な医療機関などに導入を目指していて、今後、増えていくことは確実なんですけれども、どのくらいのスピードで増えていくかということが一つ課題としてあがっています。もう一つ気になるのが、過去にも『住基ネット』とか色々な制度があって批判もずっとあったんですよね。一つあるのは、制度の構築にすごいお金が掛かっちゃってるということだったりとか、その割には普及率44%ということであまり稼働していなかったり、セキュリティに不安がある人もいるはいるんですよね。あるいはですね、海外でも例えば、北欧で『国民番号制度』という同様のサービスがあるんですけれども、便利である一方で、情報漏えいなどがあると一気に情報が抜かれてしまうという問題もありますし、あと、少し難しいんですけれども、民間のサービスと連携がこれからどんどん進んでいくとですね、セキュリティ上は情報漏えいしていなくてもですね、複数の情報を重ねていくと、結果的に個人情報がわかってしまうなんていうこともあるにはあるんですね。結構、セキュリティの問題というのは複雑な事情がいくつか重なっていて、その辺りを制度としてどう変えていくのかということもそうですし、私たちが暮らしている中になんとなくセキュリティが不安だなという気持ちがある方も多いと思うんですよね。そういう方々にとっても、デジタル化してどんどん業務を効率化していくということも急務なので、不安を行政がどれだけ払拭して、よりよいシステム構築ができるのかということをですね、我々も注目して見守る必要があるのではないかと思いますね。
ユージ:先ほどのメリットとあわせて、みなさまの中でどちらがいいのかな?と少しずついい判断材料になったかなと思いました。
そして、今日の #ユジコメ はこちら。
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ ①
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) May 19, 2022
「マイナンバーカードのポイントの申請、来月スタート」
について
こちら、最大2万円分貰えるということで、これはいいなと思いました。ただ、マイナンバーカードの普及率が5月15日の時点で、44%あまり。半分に満たないんですよね。#ワンモ
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ ②
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) May 19, 2022
僕はマイナンバーカード作りました。作ったはいいのですが、出番はそんなにないです。せっかく、いいサービスをこれから行なっていくのに、インフラが整っていない。先に、サービスを受けられるようにしておくのはわかるけど、#ワンモ
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ ③
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) May 19, 2022
そのサービスを受けられる場所がないと魅力が中々伝わらない。
また、セキュリティ面の心配の声も多くありました。
ただ、今でもクレジットカードやスマホを持っているから結局は一緒じゃないか?という声もありました。#ワンモ
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ ④
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) May 19, 2022
確かに、スマホって見られたくない情報がいっぱい入ってますよね。
だったら、結果的に全ての情報をまとめるのであればカードを増やすのではなく、スマホに入れちゃってほしいなと思いました。#ワンモ