22.04.13
「孤独感がある」はおよそ3人に1人。政府の実態調査で判明。

ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルが、注目のニュースを読み解きます。
コメンテーターは引き続き、情報社会学がご専門の学習院大学 非常勤講師、塚越健司さんです。
今朝、取り上げるテーマはこちら!
「孤独感がある」はおよそ3人に1人。政府の実態調査で判明。
吉田:去年12月に政府が初めて行った、「孤独・孤立」の実態把握に関する、全国調査の結果が、先週金曜に公表され、およそ3人に1人が「孤独感がある」と回答し、その割合は20~30歳代で高い傾向があったことが分かりました。全国の16歳以上のおよそ2万人を対象に行われた、この調査で、「どの程度、孤独であると感じることがあるか」を質問したところ、「しばしばある・常にある」、「時々ある」、「たまにある」を合わせると、36.4%。つまり、およそ3人に1人が何らかのかたちで孤独を感じていたということです。年代別では、20代が最も高く、30代が続きました。この調査結果、塚越さんはどのようにご覧になりましたか?
塚越さん:孤独というのは個人の問題と思われがちなんですが、非常に深刻な社会問題です。孤独を感じる過度として高齢世代は20代、30代と比べて少ないですが、昨今、高齢世代は「孤独死」が深刻化しています。2018年、東京都の23区部だけでも5500人を超えており、年々増加傾向です。日本全体だと、もっと数字は大きいと思いますね。フリーライターの菅野久美子さんの「超孤独死社会」という本は、現場を清掃する特殊清掃員を追ったものですが、孤独死された方は最終的に尊厳が保たれた最期とは言い難いです。20代、30代の若者が孤独感を強く感じているなら、早急の課題だと思います。
吉田:「孤独感がある」と回答した割合は、20代と30代が高い傾向にありました。この理由としては、どのようなことが考えられますか?
塚越さん:やはりコロナに伴うリモート/オンライン化によって、対面でのコミュニケーションが出来なくなったのが課題だと思います。便利であることなので、オンラインはコロナ収束後も一定程度、利用されることは間違いないです。オンラインという手段がある中で、対面コミュニケーションは「あえて選ぶ選択肢」となると思います。
ユージ:「あえて会いましょう」となるとオンラインでは出来ない何か用事があるのかな?と思いますよね。
塚越さん:あまりコミュニケーションが得意ではない方は「じゃあ、オンラインでいいです」ということにして、色々なコミュニケーションがオンラインになると益々対面コミュニケーションを避けがちになってしまいます。そうなると、寂しさを感じてしまって「対面コミュニケーションをしたいな」と思った時には色んな意味でハードルが高くなってしまい難しくなると思います。人と会うことは、そもそもコストがかかることです。それらをコストカットすればするほど、人間関係や恋愛、結婚などにも大きく影響してきます。感染対策も重要ですが、コミュニケーション不足に起因する、うつ病を含めた様々な疾病を考慮すれば、2年経ちましたが人間の尊厳としての対面コミュニケーションを大事にするきっかけになると思います。
ユージ:今回の調査結果を踏まえ、孤独・孤立問題に関して、どのような対策が必要だと思われますか?
塚越さん:オンラインコミュニケーションと対面コミュニケーションの違いについて、もう一度考える必要があると思います。オンラインコミュニケーションは便利で重要ですが、若者たちに選択肢として対面コミュニケーションも大事ということを注視していきたいですね。リスナーのみなさんが、自分ができる範囲で他者と積極的にコミュニケーションを取っていってほしいと思います。
吉田:孤独が決して悪いことではないですし、あえて選んでいる方もたくさんいらっしゃると思うんですけど、自分が苦しくなる孤独はなるべく避けたいですよね。
ユージ:孤独ということに気付かないで、見渡した時に誰も居なかったってこともありえますからね。そうならないようにしてほしいですね。
そして、今日の #ユジコメ はこちら。
#リポビタンD TREND NET#ワンモ #ユジコメ①
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) April 13, 2022
『「孤独感がある」はおよそ3人に1人。政府の実態調査で判明』
僕自身も孤独感を感じたり、つらいことがあった時に人に打ち明けられないタイプです。人前で明るく振る舞うことは得意ですが、悩んでいる姿を見せることが得意ではありません。
#リポビタンD TREND NET#ワンモ #ユジコメ②
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) April 13, 2022
学生時代も悩みがたくさんありましたが、学校の先生や親にも言えない、友達には僕の明るいイメージがあるので、そのイメージを崩したくないし、みんなを僕の悩みで悩ませたくなくて言えませんでした。
#リポビタンD TREND NET#ワンモ #ユジコメ③
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) April 13, 2022
大人になって見つけた、自分の中でうまく対処する方法が「どこかに書く、または口に出す」です。シャワーなどの一人しかいない空間で、ぶつぶつ悩みを口に出したり、誰かからの返事よりも、自分が口に出したことで少しすっきりしたこともありました。
#リポビタンD TREND NET#ワンモ #ユジコメ④
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) April 13, 2022
それすらできないときは、箇条書きでもいいので感情を紙に書いて、人に見られたくなかったら丸めて捨てちゃってもいいです。孤独感や不安、つらさなどを感じたときは、とにかく自分の体の中にため込まずに、吐き出すのがいいのかなと思います。