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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

22.01.03

年末年始の人出とオミクロン株
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ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルが、注目のニュースを読み解きます。
今日は「BuzzFeed Japan News」副編集長の神庭亮介さんにお話を伺いました。
神庭さんが注目した話題はこちらです。


【年末年始の人出とオミクロン株】

手島:ニュースの映像で見ると、初詣や初日の出など各地で賑わっていましたね。


神庭さん:去年に比べて初詣等の人出も増えているということなんですけど、飛行機や新幹線の予約も昨年に比べるとかなり増えています。今日3日にUターンラッシュがピークを迎えると予想されていますが、ずっと自粛していて、久しぶりに帰省したという人も多かったのではないかと思います。一方で気になったのは渋谷で年越しカウントダウンイベントがあって、かなりカオスな感じになっていたのが大丈夫かなと思ったのと、箱根駅伝、主催者側は「応援したいから、応援にいかない。」と呼びかけていたんですが結局沿道に人が詰め掛けていたのでちょっと残念だったなと思いますね。


ユージ:人出というと気になるのがオミクロン株の感染拡大ですが、こちらは新しい動きは出てきていますか?


神庭さん:いつものように、「いいニュース」と「悪いニュース」できるだけバランスよくお伝えしたいと思います。まずは、いいニュースから。
オミクロンが早期に発見された南アフリカでは、感染者数がピークを超えたとして夜間の外出禁止など行動制限が緩和されたということです。先月25日までの1週間あたりの感染者数は9万人弱。かなり多く感じるんですが、前週の12万7000人と比べると大きく減ったということで、南アフリカの国立伝染病研究所は、オミクロンでは入院や重症化の可能性がほかの感染例に比べて70~80%低いと指摘しています。イギリスの健康安全保障庁の分析でも、デルタと比べてオミクロンの入院リスクが5分の2に減ったと報じられています。まだ初期段階の分析だという点に注意は必要ですが、朗報と言えるのではないかと思います。


ユージ:朗報ですよね。ただ、まだまだ安心できないという見方も強いですよね。


神庭さん:おっしゃる通りです。悪いニュースもあるんです。
大みそかのコロナ感染者数はフランスで23万人、イギリスは19万人弱、イタリアは14万人と
ヨーロッパ各地で感染爆発しています。時事通信によると、フランスのベラン保健相は議会での公聴会で「コロナ陽性のフランス人は現在恐らく100万人を超えており、全人口の10%が濃厚接触者となっているだろう」と述べました。


ユージ:海外でいうと、アメリカの感染拡大も気になりますよね。


神庭さん:アメリカでも12月30日に58万7000人という途方もない数の新規感染者が出ています。たった1日でこの数字。日本の感染者数の「累計」が173万人。アメリカの感染状況が3日続くだけで追い抜いてしまうことになります。しかもピークは1月末ごろと予想されているので、まだ増えるかもしれません。WHOはオミクロンとデルタが同時に拡大していくことを懸念していて、テドロス事務局長は「感染の津波」という強い言葉で警戒を呼びかけています。


手島:日本はどんな対応をとるべきなんでしょうか?


神庭さん:第1段階、水際対策強化による時間稼ぎは比較的うまくいったと思います。しかし、海外の感染者数の増え方を見ていると、現在の医療体制で対応できるのかは、かなり心もとない部分はあると思います。現在は無症状も含め、感染者全員を個室に入院させていますが、オミクロンの感染爆発が起きると一気に病床がパンクしてしまうおそれがあるわけなんです。日経新聞によると、国立感染症研究所の脇田隆字所長ら専門家17人は先月28日、政府に対してオミクロンへの厳格な対応を見直すように求める提案書を提出しました。
提案書には
・オミクロンでも従来型と同じように、無症状の場合は自宅療養を認めること
・個室入院でなく、デルタなどの感染者と同室での療養をできるようにすること
・濃厚接触者に関しては、現在の14日間の施設待機を見直し、自宅での健康観察も可能にする
といった内容が盛り込まれています。
記事によれば、岸田総理は専門家の意見について「大変参考になった」と述べているものの、厚労省は入院基準の見直しには慎重な姿勢を見せているということです。どのタイミングでどの部分を緩めるのか、舵取りは非常に難しいんですが、病床が逼迫して現場に過度な負担がかかり、通常医療にまで悪影響が出るような事態はできるだけ避けるようにしないといけないですね。


ユージ:まだ分からないこともたくさんある中で、今できることは変わらず感染症対策を頑張っていくことですね。


そして、今日の #ユジコメ はこちら。





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