21.12.16
新型コロナワクチン接種証明書アプリ

ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルが、注目のニュースを読み解きます。
引き続きコメンテーターは、「BuzzFeed Japan News」副編集長の神庭亮介さんです。
今朝、取り上げるテーマはこちら!
『新型コロナワクチン接種証明書アプリ』
吉田:政府の「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」が、来週20日から運用開始します。ただ、個人の接種日やワクチンの種類など、およそ16万件のデータが入力ミスなどで間違っていたとして自治体が修正を急いでいます。
ユージ:神庭さん、まずどういったアプリなんですか?
神庭さん:スマホを使って、政府公式の接種証明書をQRコードで提示するアプリです。日本国内用と海外用があり、国内用は飲食店やイベント、海外用は出国時に使うことが想定されています。12月20日から、iPhoneならApp Store、AndroidならGoogle Playから無料でダウンロードできます。海外では、イスラエルでは2月から電子のワクチンパスポートを導入しています。日本では、7月から海外渡航用に紙の証明書が発行されていました。そこから随分時間はかかってしまいましたが、今回ようやくデジタル化されます。ワクチンを打ったはいいが、「あれ、証明書どこにしまったけ?」という人も多いと思います。アプリ化によって、持ち運びしやすくなる、無くしづらくなるといったメリットは期待出来ると思います。
ユージ:来週から運用とのことですが、どうやって使うんですか?
神庭さん:まずアプリを立ち上げて、国内用か海外用かを選択します。
・マイナンバーカード受け取り時に設定した4桁の暗証番号を入力。(3回間違えるとロックされるので気をつけましょう)
・スマホをマイナンバーカードにかざして読み込む。
・海外用の場合はパスポートも読み込む。
・接種時に住んでいた自治体を選択。
・接種したワクチンの種類や接種回数、最終接種日など情報が表示されるので、誤りなどなければ「発行する」ボタンを押す。
・数十秒待つと、接種証明書が発行され、QRコードが表示出来るようになる。
・海外用は英語、国内用は日本語。日本語版はプライバシーに配慮してQRコードの画面で、名前や生年月日を非表示にすることも出来る。
動画などで見る限り、操作は直感的でそう難しくなさそうで、3分ほどあれば証明書の発行を完了出来ると思います。
ユージ:具体的にどんな役に立つのでしょうか?
神庭さん:「ワクチン検査パッケージ」の活用によって、緊急事態宣言や蔓延防止等重点措置が出ている地域でも、飲食店での人数制限が緩やかになったり、イベントで100%の動員が出来るようになったりします。これまでは「紙の接種証明書の写真やコピーでもいいです」という、ある種ズサンな対応でも許されてきたわけですが、アプリが普及すれば、偽造を防ぎやすくなります。より正確なデータに基づいて、規制や緩和のグラデーションをつけることが出来るようになりますし、海外へ出国時の待機を短くする事も出来るようになります。また、来月中旬以降に「Go To トラベル」が再開される見通しになっています。こちらもワクチン接種や検査での陰性確認を条件にすると報じられているので、電子証明書が使えれるようになると、持ち歩きや確認は楽になると思います。
吉田:データにミスがあったという話ですが、これは大丈夫なのでしょうか?
神庭さん:アプリの接種記録の大元は、国のワクチン接種記録システム(VRS)のデータを使っています。ところが、システムに登録された1億件のデータのうち、16万件に誤りがあったとデジタル庁が発表しました。誤りの「恐れ」があり、確認が必要なデータも含めると、500万件と膨大な件数になります。このうち4分の1ほど(それでも100万件以上)で、実際に修正が必要になるのではないかと推計されています。修正作業を急いでいますが、ミスがそのまま証明書に反映されてしまうと、混乱も予想されます。
ワクチンの種類や最終接種日などが間違っていたら、3回目のブースター接種にも影響します。仮に1、2回目の接種を完了しているのに、データ上で誤って「未接種」扱いになっている場合、そもそも接種証明書を取得出来ないとか、3回目の接種券が届かない、といった事態も想定されます。こういうアプリでは、よく確認せずに、「はいOK、OK」とポンポン、ボタン押してしまう人も多いので、「間違っているかも?」と疑ってかかるぐらいの気持ちで、しっかりチェックした方がいいと思います。
吉田:他にも課題はありますか?
神庭さん:アプリは、「マイナンバーカード」を持っていることを前提にしていますが、マイナンバーカードの普及率は、まだ40%。60%の人が、そもそもアプリを使うためのスタートラインにも立てていない状況です。仮に40%のうち半分の人がアプリを使うとして、それでもたった20%。経済再開の為には、社会全体が接種証明を手軽に活用出来る環境を、早急に整えていかないといけません。もう一つの心配としては、東京都が提供しているLINE上の接種証明「TOKYOワクション」や、群馬県が展開する「ぐんまワクチン手帳」など、既に広がり始めている公的機関や民間の電子接種証明と、今回のアプリを、どう棲み分けるのか疑問です。統一するのか、相互に認証するのか、信頼性で格付けするのか、乱立したまま放置するのか?今後、何らかの整理が必要になると思います。
そして、今日の #ユジコメ はこちら。
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ ①
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) December 16, 2021
「ワクチン接種証明書アプリ」について
これは、政府公式の接種証明書をQRコードで提示するアプリなんですが、これによって接種証明がより的確になって、より楽になるというモノなんです。#ワンモ
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ ②
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) December 16, 2021
ただ、僕が今回気になったのは、このアプリを取得するためには、マイナンバーカードの取得も必要になるということなんですね。
マイナンバーカードの取得はかなり手間が掛かったイメージがあって、そこが一つ大きなハードルなのかなと思います。#ワンモ
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ ③
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) December 16, 2021
また、カードもアプリも必要になるということで、この点について僕としてはカードやアプリを増やすのではなく、証明書や他の個人情報も含め、1つにできないかな?将来的にそうなると良いなと願っています。#ワンモ