21.11.09
高齢ドライバーの事故対策として導入される運転技能検査制度

ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルがニュースを読み解きます。
BuzzFeed Japan News 副編集長の神庭亮介さんにお話を伺います。
神庭さんに取り上げていただく話題はこちら!
『高齢ドライバーの事故対策として導入される運転技能検査制度』
吉田:警察庁は今月4日、高齢ドライバーの事故対策として、免許更新時の運転技能検査制度を来年5月13日に開始する方針を明らかにしました。
神庭さん、対象となる年齢や検査の内容はどういったものなんでしょうか?
神庭さん:来年5月に施行される改正道路交通法で、違反歴のある高齢ドライバーへの運転技能検査が義務化されるんですけれども、対象は75歳以上で、誕生日の160日前から過去3年間に、一定の交通違反歴のある人が対象になります。どんな違反が当てはまるかというと、『信号無視』とか、『逆走』、『反対車線へのはみ出し』、『速度超過』、『携帯電話の使用』といった違反類型11個が挙げられ、読売新聞によると、こういう違反をする人たちというのは、死亡事故や重傷事故の発生率が通常の2倍になるということで、対策がとられています。対象になった人は、自動車教習所のコースとかで運転して実技テストすることになります。
吉田:“75歳以上で一定の交通違反歴のある人”ということなんですが、どれぐらいの人が対象になってきますか?
神庭さん:75歳以上で免許更新する人自体が毎年200万人くらいいて、そのうち7%にあたる15万人以上が検査対象になると試算されています。けっこう大きな数ですよね。検査はですね、免許の有効期限の半年前から何度でも受けられるんです、ただし、落ちたら免許の更新はできなくなっちゃいます。生活に必要な場合は原付バイクの免許は維持できると報じられています。来年5月のタイミングで『安全運転サポート車(サポカー)』に限定した免許も創設されます。サポカーとは何かというと、自動ブレーキなどを備えて衝突被害を軽減できる車のことです。普通免許だったらそのまま『サポカー限定免許』に切り替えることもできるんですけれども、仮にそのサポカー限定免許なのに普通の自動車を運転してしまうと、これは違反になっちゃうということですね。
吉田:そうなると検査にパスできない人が出てくる可能性ありますよね。生活に車が欠かせないという方も多いと思うんですけども、問題にならないんでしょうか?
神庭さん:おっしゃる通りでね、地方だと特に大変だと思うんですけれども、そもそも論で言うと、池袋の暴走事故などをきっかけにした法改正で、新たな被害者とか、加害者を生み出さないためには重要な仕組みなんですね。ただし、公共交通機関が発達している都心だったら車がなくてもなんとか生活できちゃうんですけれども、自家用車が生活の足になっているお年寄りとかにとってはですね、「買い物とか通院にはどうすればいいの?」という問題が出てきちゃいますよね。『農林水産政策研究所』というところが試算しているんですが、最寄りの食料品販売店まで500m以上あって、自動車利用が困難な65歳以上の人を『食料品アクセス困難人口』というふうに定義していて、いわゆる、『買い物難民』のことで、2015年段階で全国で825万人もいると試算されていて、今後ますます増えていくだろうなと思います。世界の自動車メーカーが自動運転技術の開発にしのぎを削っていまして、レベル1~5の段階のうちですね、特定の状況下、「渋滞しているときだったらOKだよ」というようなレベル3までは実用化されているんですけれども、それでもレベル5の完全自動運転の実現までには、まだまだ技術的にも法制度的にも課題がたくさんありますから、10年後か20年後かはわからないですけれども、少し時間がかかるんじゃないかなと思います。
ユージ:自動運転に関しては、技術は結構進んでいると言われているんですけれども、法整備に時間がまだまだかかるんじゃないかって言われていたりとか、あとは、交通のね、道路状況というのもあるので…、どうですか?自動運転以外に対策は何か考えられてるんですか?
神庭さん:一つ光明になりそうなのは、無人店舗とか省人店舗で、日本郵政グループとファミリーマートが10月から郵便局内にコンビニ商品を置く実験を始めたんですね。埼玉の川越西郵便局だと、カメラとかセンサーで手に取った商品を自動的に検出して、セルフレジで決済するシステムを導入していて、かなり近未来な感じなんですね。
ユージ:すごいですね!
神庭さん:一方ですね、茨城県の柴崎郵便局では、もう少し“人間寄り”な感じなんですけど、ファミマの商品棚を郵便局内に設置して、郵便局の窓口で支払いができるというかたちなんです。日経ビジネスの記事によると、商品の補充はファミマがやって、無人店の方はファミマが郵便局に賃料を払って、棚を設置する方は、売り上げに応じて郵便局が手数料を受け取るということなんですね。やっぱり、地方などで、スーパーやコンビニを維持できないのは、“人件費に対して売り上げが見合わないから”なので、無人化とか省人化でコストを低減できると、これまで出店できなかったようなエリアにも店を出せる可能性がありますよね。郵便というのは、ユニバーサルサービスなので、そうそう簡単にはなくなりませんから、そこに買い物できる場所を設けるというのは、良い相乗効果かなと思いますね。
ユージ:自動車側だけでなく、お店を維持する努力、アイデアも必要になってくるんですけど、ただ、自動運転ね…、僕は車が好きなので、自動運転よりも自分で運転したいという気持ちもあるんですけど、やっぱり、今後、自動運転に助けられていくのかなとは思います。自動運転の技術がもっと発達してくると良いのかなと思いました。
そして、今日の #ユジコメ はこちら。
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ ①
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) November 9, 2021
「高齢ドライバーの事故対策として導入される運転技能検査制度」
警視庁は4日に、高齢ドライバーの事故対策として、
免許更新時の運転技能検査制度を来年5月13日に開始すると発表しました。
どのような方が対象かというと、#ワンモ
#ユジコメ ②
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) November 9, 2021
75歳以上で、誕生日の160日前から過去3年間に、
一定の交通違反歴のある方になります。
様々な意見ありますが、僕はこの制度、あって良いと思いました。
僕は車の運転大好きなのですが、技術を過信するのは良くないですし、#ワンモ
#ユジコメ ③
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) November 9, 2021
もし、この年齢まで免許を保有することが出来ているのであれば、受けたいと思います。
それと、自動運転の進化が進み、
僕がこの年齢になるときに人間は運転をしているのかというのも気になります。
ワクワクしつつも運転の楽しさも残して欲しいなと思います。#ワンモ