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21.10.26

飲食店の時短制限解除、今後、注意すること
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ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルがニュースを読み解きます。

BuzzFeed Japan News 副編集長の神庭亮介さんにお話を伺います。
神庭さんにお話を伺うのは…!


『東京・大阪などで、昨日から飲食店の時短制限解除、今後、注意すること』


吉田:東京都と大阪府が昨日から、飲食店に対する時短要請を解除しました。東京は認証を受けた店が対象で、お酒の提供時間や営業時間の制限がなくなります。一方、いち早く制限緩和に踏み切ったイギリスでは、感染者が再び増加する傾向が見られています。制限緩和が進む中、どのようなことに注意が必要なのでしょうか?
神庭さん、自治体によって対応は違うようですけれども、まとめて教えてください。


神庭さん:まず東京はですね、認証店では、これまで酒類の提供の時間を午後8時まで、営業時間を午後9時までとしていたんですけれども、この制限をなくします。昨年11月以来ですね、11ヶ月ぶりの通常営業ができるようになるということなんですね。ただ、非認証店は、一定の制限が残ります。非認証店は、これまで酒類の提供自粛を、午後9時までなら提供をOKにします、と。あとは、全ての飲食店で、1テーブル原則4人以内に、ただし、認証店に限って、利用客のワクチンの接種証明が確認できれば5人以上の案内も可能です。接種済証やその写真、近く追加されるLINEの機能を通じて接種を確認するということなんですね。
大阪は、25日から時短要請とか酒類提供の制限が外れるんですけれども、認証店の場合は、“1テーブル4人以下”。非認証店は、“1グループ4人以下”。“テーブル”と“グループ”の違いが分かりづらいかもしれないですけど、要は、認証店の場合は、12人で来て3テーブルに分かれて座ることができるんですけれども、非認証店の場合は、お店に来た段階で4人以下じゃないとだめですよということですね。いずれの場合も、“会食の時間は2時間程度に収めてね”ということになっていて、東京以外の自治体、埼玉、千葉、神奈川はですね、やっぱり、25日から通常営業で認証・非認証、問わず全ての店で、営業時間、酒類提供などの規制が外れるということになっています。


ユージ:なるほど!


吉田:海外では緩和されているところが増えてきているようですけれども、どういう状況なのでしょうか?


神庭さん:7月に規制を解除したイギリスはですね、感染者数が高止まりしちゃってまして、10月21日には5万2000人に達したんですね。5万人超えというのは、7月中旬以来、3ヶ月ぶりなんです。一方で、死者数は、1日130人台ということで、今年1月に1800人を超えていたということを考えると、かなり少なく、入院患者数もピーク時の2割程度に抑えられているということなんですね。イギリスのワクチン接種率は、66.69%。日本が68.6%なので、少し低いんですけれども、国際的にはかなり高い水準なんですね。感染者数が増えても死者とか重症者数が低いということは、ワクチンの効果で重症化が予防できていることが伺えます。次にシンガポールですね、シンガポールは接種率が84%を超えるワクチンのトップランナーなんですけども、8月上旬に制限を緩和したら、デルタ株でどんどん増えてしまって、再度ですね、在宅勤務を原則にするとか、規制強化に乗り出しました。10月19日の時点では、感染者数が過去最多の3994人に達してしまって、シンガポールの人口は545万人なので、日本の人口に換算すると、ざっくり、9万人を超えちゃう計算ということで、かなり蔓延していますね。ただ、とは言え、シンガポールの保健当局によると、ワクチンの効果で感染者の98.6%が軽症、もしくは、無症状だということなので、そこは効果は出ているということです。


ユージ:海外の状況をみて、日本が学ぶべきことって何かありますか?


神庭さん:2つあると思いますね。1つ目は、やっぱり、ワクチンの効果がかなりあって、死者・重症者を減らすことができると。そこが期待できるということで、制限とか緩和にあたっては、感染数だけではなくて、死者数とか重症者数というところにも注目する必要があるよね、ということ。二つ目はですね、そうは言っても、分母である感染者数が爆発的に増えちゃうと、結局、病床ひっ迫とか死者数の増加も起こりうるよねということなんですね。1と2をバランスよく考えなければいけなくて、過度に恐れすぎてもいけないし、また逆に、みくびりすぎることも禁物で、イギリスの人たちはほとんどマスクをしてないみたいなんですけれども、緩和後もしばらくはマスクを付けていた方が無難なのかなと思いますね。


ユージ:今、各地で『ワクチン・検査パッケージ』の実証実験が進んでいるという話も聞きますよね。


神庭さん:そうなんですよね!報道によるとですね、こんな感じの流れだそうです。入り口でワクチンの接種証明や検査での陰性をまず確認します。と、どちらもない場合は、店付近の検査会場で5分ほどの抗原検査を受ける、いわゆる、簡易抗原検査キットですね。それを受けます。あとは、店内の二酸化炭素濃度を測定して、換気の状態を検証するというようなこともやるそうなんですよね。さっき東京の時短解除の話をしたときに、認証店で5人以上になる場合、ワクチン接種を確認するという話をしましたけれども、これは、ワクチン・検査パッケージを先取りした動きとも言えると思います。今後、実験を経て、ワクチン・検査パッケージが普及して、アプリとかでですね、接種証明や検査結果を手軽に確認できるようになると、今後、例えば、緊急事態宣言が出てしまったとしても、一定の条件のもとでお酒とかを出すことができるようになるとか、制限と緩和の段階というのが、もう少しグラデーションを付けて、いろんな選択肢が設けられてくるのではないかなと思いますね。


ユージ:今まさに、新しい取り組みをどんどん取り入れている最中なので、これから先、見直しが進んできてね、新しいルールも加わってくると思うんですよね。やっぱり、何か動きを付け加えていかないとわからないので、トライ&エラーでやってみて、エラーはなるべく起こしたくないんですけれども、そこから学んで、どんどん、どんどんいい状態にしていきたいですよね。


神庭さん:試行錯誤は非常に大事だと思います。そこで課題を洗い直ししながら、徐々に緩和、いい方向につなげていければいいなと思いますね。


ユージ:このまま感染者数の減少のままでいきたいですね。



そして、今日の #ユジコメ はこちら。






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