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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

21.10.05

衆院選の争点
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ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルがニュースを読み解きます。

BuzzFeed Japan News 副編集長の神庭亮介さんにお話を伺います。
神庭さんに取り上げていただく話題はこちら!


『衆院選の争点』


岸田総理「私は、可能な限り早い時期に総選挙を行うことを決意いたしました。今国会の会期末、10月14日に衆議院を解散し、10月19日公示、10月31日に総選挙を行うことといたします」


吉田:今お聴きいただいた通り、昨日、第100代の総理大臣に選出された岸田総理は、
夜の会見で、衆議院の解散・総選挙について、今の臨時国会の会期末の今月14日に衆議院を解散し、19日に公示、31日に投開票の日程で、選挙を行うと語りました。
神庭さん、今回の日程について、いかがでしょうか?


神庭さん:当初はね、来月の7日とか14日とかというふうにみられていたので、かなり前倒しになってびっくりした人が多かったんじゃないかなと思いますし、それは、政界でもそうで、やはりですね、菅さんが早く解散すればいいのに解散できないままレームダック化して、ずるずるいってしまったので、ご祝儀相場で追い風があるうちにその勢いで解散しちゃおうということだったんじゃないかなと思いますね。


吉田:なるほど!コロナ、そして、経済の立て直し、未だに残っている様々なスキャンダルなど、衆院選の争点はたくさんあると思うんですけれども、神庭さんとしては、どこに注目されていますか?


神庭さん:やっぱり、大きくは『コロナ』と『経済』だと思います。まずコロナなんですけれども、岸田総理は『岸田4本柱』という政策を掲げているんですね。1本目が『医療難民ゼロ』。これは野戦病院の整備とか、大規模宿泊施設の借上げとかですね。2本目が『ステイホーム可能な経済対策』ということで、数十兆件規模の経済対策。特に非正規・女性・子育て世帯・学生とかですね、コロナで困っている人に給付金を支給するといったことを掲げています。3本目が『電子的ワクチン接種証明の活用と検査の無料化・拡充』。これはそのままですね。4本目が『感染症有事対応の抜本的強化』ということで、『健康危機管理庁』を作るよとか、人流抑制とか医療資源確保のための法改正をするといったことを総裁選では訴えてきたんですね。ただし、岸田さんは罰金を科すような強制力の強い措置には否定的で、接種証明などを活用した『日本型ロックダウン』を提唱しています。


ユージ:割とオーソドックスというか、正攻法の政策だなというふうな感じもするんですけど、野党の方はどうなんでしょうか?


神庭さん:岸田さん、自民党の政策は“with コロナ”的なんですけれども、例えば、野党 第一党の立憲民主党の場合は“zero コロナ”戦略というのを掲げているんですね。それも3本柱で、1本目が『医療現場を支援』。都道府県知事が医療機関に対して、人員とか設備の変更など指示できるようにするとか、収入の減った医療機関を経済的に支援するとか、そういったことですね。2本目が『感染を封じ込める』。医療・介護関係者などのエッセンシャルワーカーとかですね、感染者の周辺の関係者にも無料で検査をしますよと。3本目が『暮らしと事業を守る』ということで、生活困窮者とか、子育て世帯への給付といったことを訴えているんですよね。岸田案に比べるとですね、立憲は『検査』の比重が大きいかなと思いますね。あと、ワクチンパスポートに関しても、接種によって差別とか不利益が生まれてはいけないということで、接種証明書をワクチンパスポートとして使わないように求めているんです。岸田さんは、ワクチン接種証明を活用した『GoTo 2.0』とかを言っていますから、この辺りは対照的ですよね。“with コロナ”の自民、“zero コロナ”の立憲というのはひとつ違いとして挙げられるかなと思います。


ユージ:確かに!これは選挙も近づいてますから、投票するときのひとつの目安になりそうですね!?


吉田:そして、もう1つ、働く私たちとして気になるのが『経済政策」ですよね?


神庭さん:そうですよね。岸田さんは先ほど言ったように、数十兆円の経済対策というのを言ってて、立憲民主もですね、新型コロナの緊急対策として“少なくとも30兆円の補正予算”と言っていますから、この点はそこまで変わらないかなと思います。が、消費税に関しては、岸田さんは「10年程度は上げることは考えない」と明言しているんですね。一方、立憲・共産・社民・れいわ新選組の野党4党は、共通政策として消費税の『減税』を打ち出しているんですね。立憲と共産は『消費税5%』、れいわは『消費税廃止』、社民は『3年間ゼロにする』というふうに言っています。なのでこの辺りはちょっと違いかなと思いますね。
各政党の主張がですね、ネット世論にあわせて左右に寄っていくよっていう話をしたと思うんですけれども、先週、真ん中がガラ空きになっているという話をしたと思いますが、岸田さんの政策というのは、自民党の中でもリベラル寄りなんですよね。 脱新自由主義とかですね、再分配や経済格差是正を訴えていて、まさに“真ん中”的で、なんなら、“カービィ”岸田の本領発揮で、自民党の中だけではなくて野党の政策もどんどんどんどん吸収していってるわけですよ。なので、そこをいかに野党側として差別化していくのか?“真ん中”をどうやって取りに行くのか?というのがカギになると思いますね。


ユージ:う~ん、これ、だから…、争点を全部知ろうとすると、やっぱり、大変かもしれないので、“今、自分が問題だと思っていること”、“解決してほしいこと”を、1つか2つピックアップして、候補者や政党がそれについてどう言っているのか?を見ることから始めるといいかもしれないですね?特に今回は、『コロナ』と『経済』という、誰にとっても関心のある大きな争点がありますからね!


吉田:あと気になるのは、『子ども庁』ですとか、子育て、女性の社会進出について、どんな考えとか政策を持っているのか、過去にどんな発言、どんなものがあったのかなども気になるなと思いました。


神庭さん:そうですね、まずはそこからでいいと思いますね。自分の身近なところとか、興味のあるところから入って、各政党を比べていくのがいいのではないかなと思いますね。


ユージ:そうですね、まずはそれで選挙に行くということが大事ですからね。


吉田:衆議院議員総選挙は、10月31日投開票です!



そして、今日の #ユジコメ はこちら。






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