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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

21.09.08

アフターコロナに生き残る会社、求められる人材
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ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルが、注目のニュースを読み解きます。コメンテーターは引き続き、「BuzzFeed Japan News」副編集長の神庭亮介さんです。
神庭さんが注目した話題はこちらです。


「アフターコロナに生き残る会社、求められる人材」

吉田:『コロナ後に生き残る会社 食える仕事 稼げる働き方』の著者で、多くの会社の社外取締役や経営顧問を務めている、フリーランス・コンサルタントの遠藤功さんに、“アフターコロナに生き残る会社”というのは、どのような会社なのか伺いました。


遠藤さん:コロナというのはですね、会社を変えなくてはならない「変革」を迫っていると思うんですね。コロナ前の状態とコロナ後の状態で環境がすごく変わっています。コロナだけではなくて、会社を取り巻く環境が「環境」の問題ですよね。CO2ですとか地球の温暖化の問題、SDGs、企業の社会的責任。そういう事も相まって、会社そのものがこれまでの延長線上ではやっていけないと認識している会社が多いです。
例えば、自動車メーカーのホンダは、2040年にガソリン車、エンジンを使った車の発売を全面的にやめるという風に表明しました。これはまさに環境問題ということでCO2の排出に対して、社会の目、人間の目が厳しくなっていますから、電気自動車の方に変わっていかないといけません。でも、エンジンと言うのはホンダにとって強みの最大のポイントだったんですね。エンジンを捨てるという覚悟を表明して、変わっていくという事を宣言したわけです。過去にこだわらない会社にならないと、生き延びていけないんじゃないかなというのが私の感想です。こだわらず思い切ってやめられる、捨てられるという会社が生き残っていくんだろうなと思います。


ユージ:神庭さんは、どのような会社が生き残っていくと思われますか?


神庭さん:昨年、『ブルシット・ジョブ』という本がベストセラーになりました。ブルシット・ジョブとは「どうでもいい仕事」のこと。ダラダラ長いだけで、参加している本人も「これ意味ないでしょ…」と思うような会議とかが、まさにこれに当たります。コロナ禍はエッセンシャルワーカーに光を当てる一方で、全然エッセンシャルじゃない無駄の存在も可視化されました。アフターコロナで徐々に正常化が進むとしても「この会議いらないよね?」「出張する必要なくない?」と気づいてしまった人たちのマインドは、もう元には戻りません。そうした潮流に逆らわず、ブルシット・ジョブを減らして、エッセンシャルな価値を生み出す会社が生き残っていくと思います。


吉田:遠藤さんは「会社はアフターコロナを見据え、変わろうとしている」と話していました。こうした状況で、会社はどのような人材を求め、どのような人材であれば、生き残っていけるのでしょうか?遠藤さんは「プロフェッショナルな人材」が求められる、と話しています。


遠藤さん:会社が変わろうとしている時に、個人が変わらなくていいというわけにはいかないわけで、会社の変化についていける人、もしくは会社の変化をリード出来る人しか、評価されなくなってきているわけですよね。変化を起こせる人とか、変化を作れる人というのは、まさに「プロフェッショナルな人材」。サラリーマンではなくなってくるんですね。そういう意味でプロフェッショナルな人材が、会社が求めている人という事になっていきます。プロと言うのは自分の力を自分で磨くしかないんですね。自分でどんどん勉強して、スキルも磨いて、資格も取って、自分から能動的、自主的にやっていく人しか生き残っていけないんですよ。自分の力は自分で磨いていく。そしてプロになれる為の勉強を怠らないという事が評価されていくので、今まで以上に能動的に自分の力を磨いていってもらいたいと思いますね。


ユージ:神庭さんは、どのような人材が求められると思われますか?


神庭さん:遠藤さんとあまり変わらないです。指示待ちではなく自走できる人間。オンラインで逐一監視して指示を出すのは非効率になるので今まで以上に、自分の頭で考え、走り出せる人が求められています。ただ、最初からそれが出来るスーパーマンはいないので、企業の教育・研修機能というものも、改めて考えていく必要があります。「コストがかかるから人は育てない。中途採用で優秀な人を引っ張ってきてやらせればいいや。」という事を全部の企業が始めたら、労働市場は不毛の荒野になり、身につけたスキルが陳腐化するスピードも上がってしまいます。大学などでのリカレント教育、学び直しも大切になってきます。



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