21.07.02
ホンダエンジンのラストシーズン

金曜日は『スポーツ』をキーワードにお届けします。
今日、お話を伺うプロフェッショナルは、モータースポーツジャーナリストの小倉茂徳さんです。
小倉さんに伺うお話はこちら!
【ホンダエンジンのラストシーズン】
吉田:今シーズン限りでF1からの撤退を発表しているホンダエンジン。オーストリアの現地時間・6月27日に行われたF1第8戦「シュタイアーマルク・グランプリ 決勝」では、マックス・フェルスタッペンが2戦連続でポール・トゥー・ウィンを果たし、これで、ホンダエンジン搭載マシンは、第5戦モナコ・グランプリから4連勝!ホンダ陣営にとって この記録は、1991年に開幕4連勝の活躍をしたマクラーレン・ホンダのアイルトン・セナ以来、30年ぶりとなりました!
ユージ:伝説のF1ドライバー、アイルトン・セナが築き上げた30年前の記録を再び実現させたホンダエンジン。最後の年にどんな奇跡を巻き起こすのでしょうか?モータースポーツジャーナリストの小倉茂徳さんにお話を伺います!
まずは、ホンダエンジンが今シーズン限りでのF1撤退を発表している事についてですが、これにはどんな背景があるのでしょうか?
小倉さん:ホンダとしては、これから電気自動車や燃料電池など、カーボンニュートラルの方向に会社の力を集中させたいという思いがあるので、離れる、ということになりましたね。
吉田:そんなホンダエンジンの今シーズンにおける快進撃!驚かれている方も多いのではないでしょうか?
小倉さん::開幕前のテストでもすごく良かったんですね。ただ、どこまで行けるんだろうかというのは半信半疑の部分もあったので、この結果は結構びっくりだったと思います。特にこの2~3戦、絶対王者だったメルセデスのルイス・ハミルトンに対してマックス・フェルスタッペンが予選でコンマ2秒離しているんですよ。自動車レースの世界でコンマ2秒はものすごく大きいタイム差なんです。ですから、すごく良いところに来ています。
ユージ:今回の4連勝によって、アイルトン・セナという名前も出てきたんですけど、ホンダエンジンの黄金時代って、やっぱり凄かったんでしょうか?
小倉さん:凄かったです!僕も広報担当として現場にいましたんで。86年から91年までホンダはチャンピオンをとるんですけど、その中で特に1988年にマクラーレン・ホンダは、アイルトン・セナとアラン・プロストで年間16戦中15勝しました。圧勝だったんです。さらに、この年に11連勝をやっているんですね。今季、4連勝しましたけど、11連勝もちょっと見えてきている感じもするんですよ。
吉田:そして、黄金時代を彷彿とさせるような力を見せつけているのが今シーズン。この強さの秘密というのは、どういうところにあると思われますか?
小倉さん:クルマの性能も良いですし、ホンダのパワーユニット(エンジンとハイブリッドシステム)はトップクラスであるということ。そして、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスという2人のドライバーがマシンの性能を最大限に引き出した走り、巧さがありますよね。
ユージ:ここまでくると、30年ぶりの総合優勝にも期待してしまいますが、いかがでしょうか?
小倉さん:すごく可能性があると思います。30年前にも、フェラーリとかウィリアムズとか、すごく強いチームがあって、強いライバルがいました。今も2014年からずっと王座にいるメルセデスがいますので、そう簡単ではないですが、かなり良いところにいけそうな、勝てそうな感じがします。
吉田:ちなみに小倉さんは、黄金時代の1988年当時、現場でホンダF1チームの広報をされていたそうですが、黄金時代を間近で観られていた小倉さんからすると、今のホンダのチームはどのように感じていますか?
小倉さん:いい意味で、昔と変わっていないと思います。伝統を引き継いでいると思います。
ユージ:例えば、どういう点でそれは感じられたんですか?
小倉さん:今回のF1は2015年からホンダは戻ってきて始まっているんですが、最初は惨憺たるボロ負けでした。
ユージ:正直、僕も記憶にあります。ちょっと苦戦している感じありましたよね?
小倉さん:でも実は88年に16戦15勝するまでに、その5年前にF1戻ってきた時もボロ負けだったんですよ。そんな中から、どうやって自分たちの技術を高めていってより強くしていくかということを独自にやってきたんですね。人の真似は絶対しない。そういうところが今のホンダも昔も変わってないなという感じがします。
ユージ:ホンダの創業者である本田宗一郎さんが亡くなられたのも30年前なんですよね。
小倉さん:そうなんです、ちょうど30年前なので、何か節目の時期なのかなという感じもしますね。
そして、今日の #ユジコメ はこちら。
#リポビタンD TREND NET ①
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) July 2, 2021
7/2金は、F1【ホンダエンジンのラストシーズン】にフォーカス🏎
F1と言えば、僕の中では伝説のドライバー、アイルトン・セナ。彼が築き上げた記録をホンダエンジンは30年ぶりに再び実現させました。嬉しい反面、ホンダエンジンは今年でF1から撤退…#ワンモ #ユジコメ
#リポビタンD TREND NET ②
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) July 2, 2021
そんなラストイヤーに、すごい連勝記録を伸ばし、30年前のアイルトン・セナ黄金時代を彷彿とさせるカムバックをしているホンダ。創業者・本田宗一郎さんの没後30年の今年、F1で華々しい最後を迎えられるのではないか?と車好きのボクも注目しています。#ワンモ #ユジコメ