21.05.14
大坂なおみ選手

金曜日は『スポーツ』をキーワードにお届けします。
今日、お話を伺うプロフェッショナルは、国際テニスライターの神仁司さんです。
神さんに伺うお話はこちら!
【大坂なおみ選手】
吉田:WTA女子シングルス世界ランキングでは現在2位につけている、大坂なおみ選手。先日行われた女子テニスツアー「イタリア国際」の2回戦では、ランキング31位のジェシカ・ペグラにストレートで敗退するという波乱もありました。その一方で、今月6日には、2020年の世界のスポーツシーンにおいて最も優れた功績を残した個人や団体に贈られる賞、「ローレウス世界スポーツ賞」の年間最優秀女子選手賞を受賞しました。日本人としては初めての受賞ということで、歴史に残る快挙なのですが、日本ではあまり報道されていません。
ユージ:国際テニスライターの神仁司さんにリモートでお話を伺います!大坂なおみ選手が受賞した、この「ローレウス世界スポーツ賞」はどんな賞なんでしょうか?
神さん:まずは、取り上げていただきありがとうございます。テニス関係者として嬉しいです。ローレウス世界スポーツ賞は、スポーツの力を通して、競技だけでなく、世界の社会問題に向き合って、良い影響を与えながら、スポーツの価値と素晴らしさを世の中に伝えることを評価された人に与えられる賞です。2000年から始まった賞なので、日本ではなじみが薄いかもしれませんが、スポーツ界のアカデミー賞と例えられています。
ユージ:これまでは、どんな人達が受賞してきたんでしょうか?
神さん:テニス界では受賞者が多く、男子ではロジャー・フェデラー、ノバク・ジョコビッチ。今回ラファエル・ナダルも受賞しました。女子では、大坂が尊敬するセリーナ・ウィリアムズです。プロゴルフのタイガー・ウッズ、陸上のウサイン・ボルト、プロサッカーのリオネル・メッシも受賞していますので、一般の方々にもローレウス賞の価値がわかってもらえるかもしれませんね。
吉田:大坂なおみ選手が評価されたポイントはどんなところにあると思いますか?
神さん:昨年夏に、アメリカでの黒人人種差別に対して声を上げたことが大きく評価されたと思います。USオープン前哨戦では、準決勝を1日戦うのを延期しました。さらに、USオープンでは、決勝までの7試合で、人種差別によって不幸にも亡くなられた方の名前がプリントされたマスクを、大坂が付けたことは、皆さんの記憶に残っているのではないでしょうか。しかも、USオープンで2回目の優勝を果たしました。オンコートでもオフコートでも素晴らしい振る舞いでした。ニューヨークでの大坂の行動が、彼女の存在を世界中に知らしめて、“世界の大坂”になったのは間違いないですから、ローレウス側もそこを評価したんだと思います。
ユージ:テニスプレイヤーとしての現在の実力はいかがでしょうか?
神さん:今、間違いなく女子テニス界で指折りの存在です。今は世界2位ですが、いずれ1位を取り戻して、大坂なおみ時代の到来も近いと思います。また、日本の子供たちへの影響も大きいですね。女子のジュニア選手は、大坂を目標に掲げることも多くなりました。大坂には、子供たちの手本にこれからもなっていってほしいです。
吉田:テニスの4大国際大会“グランドスラム”においては、これまでに全米オープンと全豪オープンをそれぞれ2回制覇していますよね。これから期待したいことといえば、やはり、4大大会の全制覇、というところになるんでしょうか?
神さん:テニスの4大メジャーを全制覇することをキャリアグランドスラムといいます。ただ、今は、まだ現実的な目標ではないかなと思っています。 現在、大坂は、クレー(赤土)とグラス(天然芝)を苦手にしています。4大メジャーでは、フレンチオープンがクレー、ウィンブルドンがグラスで行われます。共にまずは初のベスト8入りを目指すのが現実的かとみています。苦手なサーフェスを克服するのは一朝一夕ではいきません。大坂は、何事にも対しても学ぶ姿勢があるので、少しずつ良くなっていくと思いますが、長い目で見なければなりません。
吉田:グランドスラムのひとつ・全仏オープンの、前哨戦となる大会、「イタリア国際」もクレーのコートでしたが、2回戦で、世界ランキング31位の選手にストレート負けをしてしまいました。今回の戦いについて、神さんはどうみられていますか?
神さん:結果に対して驚きはありません。もちろん世界2位の早期敗退なのでニュースにはなりますが。ただ、大坂が試合中にラケットを投げたシーンがあったんですが、そこは正直、褒められることではありません。世界中の子供たちも見ていますからね、今後改めてほしいなと思っています。大坂のツアーコーチであるフィセッテコーチとよく話し合って、フレンチオープンに向けて軌道修正していってほしいですね。
そして、今日の #ユジコメ はこちら。
#リポビタンD TREND NET ①
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) May 14, 2021
5/14金、女子テニス・大坂なおみ選手にフォーカス。
先日、世界ランキング2位の大坂選手が31位のジェシカ・ペグラ選手に負けてしまい、ラケットを破壊したニュースがありました。それには厳しい意見もあり、僕も物に当るのは良くないと思いました。#ワンモ #ユジコメ
#リポビタンD TREND NET ③
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) May 14, 2021
そんな大坂選手、日本語のインタビューで語尾が上がるイメージがあると思いますが、流暢に話す英語でも同じ話し方です。これは彼女の個性。米国でマネされることもあります。モノマネされることは、世界レベルの証だとプラスに捉えて良いと思います。#ワンモ #ユジコメ