21.05.13
小1の壁

ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルが、注目のニュースを読み解きます。
今日は「BuzzFeed Japan News」副編集長の神庭亮介さんにお話を伺いました。神庭さんが注目した話題はこちらです。
【小1の壁】
吉田:「小1の壁」、例えば保育園では、ある程度遅い時間まで子どもを預かってもらえますが、小学校に上がるとそうもいかず、保育園を頼りにしていた共働きの家庭ほど「小1の壁」に直面することになります。また、授業の終了後に子供を預かってくれる「学童保育」にしても、午後6時で終わってしまう施設が多く、保護者は仕事を変えたり、退職するしかないといった問題などがあります。
ユージ:ほかにも保護者の皆さんは、どのような悩みを抱えているのでしょうか。2児の母であり、「小1の壁」をリアルに描いた漫画『小1の壁の向こうに』の作者、漫画家で育児ブロガーの とげとげ さんに、ご自身の経験を伺いました。
とげとげさん:夏休みや長期休みの時は、学童の始まる時間より、仕事が始まる時間の方が早かったりして、朝出る時間が自分は7時半に出なくてはいけないのに、子供は8時に出なくてはいけないっていうので、30分くらい子どもが1人でいる時間ができてしまうっていう人も結構いるんです。でも、1年生だとまだ留守番ができないので、それが理由で仕事を変えた・辞めたっていう方も結構いたりして、すごく勿体無いなとも思うんですけど、中々そういう小さな問題っていうのは割と知られてもいなくて、なんとなく「仕方がないか」でみんな受け入れていることなんですよね。コロナで休校中は、宿題、勉強のフォローが大変でしたね。
吉田:とげとげさんのお話では、新型コロナの影響による臨時休校では、勉強のフォローをすることが大変だった…と仰っていました。また長期の休みになると、学童保育の始まる時間と出社の時間が合わなくて、転職・退職をする方がけっこう多いということなんですね・・・。神庭さん、「学童保育」にも課題が多そうですよね?
神庭さん:厚労省の調査によると、去年の「学童保育(放課後児童クラブ)」の登録児童は131万人で過去最多でした。根強いニーズがうかがえます。一方で、待機児童も減少傾向とはいえ、1万6,000人いるんですね。「#学童落ちた」でTwitter検索すると、「学童落ちた…働けない」「来年度の学童入れなかった。どうすりゃいいの」「近所の新2年生でさえ落ちてしまっている」など切実な声がたくさん見られます。
吉田:そういった「学童保育」の待機児童を減らしたり、せっかく入っても時間が合わなくて仕事と両立できない問題など、どうすれば無くしていけるのでしょう?
神庭さん:すぐさま変えるというのは難しいんですが、第一には、まず親の働き方の方を柔軟に変えられるようにしなくてはなりません。保育園の待機児童に比べ、学童の待機児童問題はまだまだ知られていないんですが、「小1の壁」ってあるんだよ、ということを知って、企業の側が多様な働き方を用意することで、優秀な人材の離職を防ぐことにもつながると思います。
もう一つは、児童館や図書館、学校の校庭など、学童以外の「居場所」も一体的に整備していくことが大事だと思います。小1のすべての親がフルで夜まで学童に預けないといけない状況ではないんですよね。中には「リモートで柔軟に働けるので、家に子どもがいても大丈夫」という家もありますし、ライトな層が全員学童に殺到してしまうと待機児童が増えてしまうので、「学童落ちた→完全に詰んだ」という状況よりは、その中間の選択肢も色々あるといいかなと思っています。
あとはエリアによっても事情が違っていて、学童保育の待機児童数も東京は3000人、埼玉は1000人を超えるなど、都市部で多い傾向にあるんですが、群馬・石川・福井はゼロ。全国一律ではなく、地域の実情に応じたきめ細やかなケア・対策が必要になってきますね。
ユージ:吉田さん、育児と仕事の両立について思うところはありますか?
吉田:いま、夫婦二人三脚で子育てをしていて、ONE MORNINGは祝日も関係なく放送があるので、祝日は保育園は休みですし、祝日に限ってさらにONE MORNINGの後に他のお仕事が入るということもあるんですけど、そういう時は、仕事をすること=悪ではないのに、何となく悪いことをしてしまっている気分になるのがちょっと悲しいですね。
ユージ:母親としての自分もあるわけですから、母親としてこれはいいのかな、ってちょっと思う事があるんだ。でも家族のためにしている仕事、もちろん自分のため、自分がやりたくて選んだ仕事ではあるけど、家族のためにやっている部分はどこかにはあるからね。僕もありますから。本当に大変だと思います。
吉田:保育園の時にこんなにいろいろ考えることがあって、小学校に上がるともっといろんな壁があるんだなと思うと、ちょっと不安にもなりますよね。
神庭さん:保活がやっと終わったのに、今度は小1の壁か・・・と、子育ては壁ばっかりっていう感じなんですよね。いろんな支援、サービスとかSNSとか頼りながらやっていけたらいいなと思いますね。
ユージ:コロナも完全に影響している部分がありますから。いろんな壁が訪れてますけど少しずつこの壁を乗り越える方法をみんなで探って、見つけたら発信していきたいですね。
そして、今日の #ユジコメ はこちら。
#リポビタンD TREND NET #ワンモ #ユジコメ ①
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) May 13, 2021
【小1の壁について】
保育園より小学校の方が親元を離れている時間が短いので、育児に合わせることで退職や転職を迫られることが多いんですね。我が家も育児と仕事の両立で壁に当たっている家族の一例で、年の離れた子供が3人いて全員学校が違うので、
#リポビタンD TREND NET #ワンモ #ユジコメ ②
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) May 13, 2021
授業時間やお迎えの時間がバラバラになってしまいますが、ここで大事なのが妻とのコミュニケーションなんです。僕が仕事のスケジュールを連絡することで、妻も連携して送り迎えなどをお互いに協力してできます。
#リポビタンD TREND NET #ワンモ #ユジコメ ③
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) May 13, 2021
妻じゃなくとも、パートナーや、誰かの力を借りるというのは本当に大きな手段の一つだと思います。育児は一人では大変だと思うので、本当に困ったときに助けてくれる方が身近にいるといいのではないかなと思いました。