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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

21.04.12

ポストコロナに向けて動き出した鉄道業界
nullネットニュースの内側にいるプロフェッショナルが、注目のニュースを読み解きます。

今日は「BuzzFeed Japan News」副編集長の神庭亮介さんにお話を伺いました。神庭さんが注目した話題はこちらです。


ポストコロナに向けて動き出した鉄道業界

ユージ:今回のテーマは「ポストコロナに向けて動き出した鉄道業界」ですが…まず、今朝の「AuDee JUDGE」の途中経過を見てみましょう。


吉田:リスナーの皆さんに「鉄道利用はどのくらい減ると思いますか?」と伺ったところ、途中経過は…「減らない」が37%、「少し減る」が39%、「半分くらい減る」が13%、「ほとんど利用しなくなる」が11% となっています。


ユージ:「少し減る」が一番多いですね。神庭さん、この結果はいかがですか?


神庭さん:そうですね。概ね皮膚感覚と一致する…というか、「半分くらい」という人が13%、「ほとんど利用しない」という人が11%で、これはすごく大きいと思いますが、一方で「減らない」という人も37%いるんだな…と。まぁどうしてもリモートができない、という方もいらっしゃるので、こういった数字になるのかな、と思います。


吉田: さて、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、通勤時間帯の大量輸送を前提としてきた鉄道会社のビジネスモデルが、いま転換を求められています。


ユージ:利用者激減というニュースはよく耳にしましたよね。首都圏や関西圏での終電時刻の繰り下げも話題になりましたが、実際に鉄道業界の売り上げはどのくらい落ち込んでいるんでしょうか?


神庭さん:ダイヤモンドオンラインの記事によると、鉄道10社の2021年3月期の決算予想で、10社を合計した売上高は前年比35.8%減で、金額ベースでは約4兆円の減少となります。コロナ禍で出張が減って、“ドル箱”の新幹線利用が激減しているほか、定期券の購入者も減っている、ということです。確かに「BuzzFeed」でも、定期券代がリモート手当に切り替わりました。
半年分の収入を先にもらえる定期券収入は、鉄道事業者にとって理想的な収益モデルでして、いわば「元祖サブスク」だったわけですが、そこが崩れてしまったダメージは大きいのではないかと思います。


吉田:そんな中、鉄道会社ではどんな対策をとっているんでしょうか?


神庭さん:「終電を繰り上げる」「始発を繰り下げる」などで保守メンテナンス作業を効率化して、コストを下げる…といった取り組みや、変動運賃の導入を検討しています。
JR東日本は、昨年7月に時間帯で変動するような運賃体系の見直しも検討していると表明していまして、国土交通省も鉄道運賃への変動制導入を検討しています。
こちらは「ダイナミック・プライシング」と呼ばれる手法で、航空機やホテルではなじみ深い料金体系なんですが、これを導入すると、ピークの抑制や繁忙期・閑散期の調整が柔軟に対応できるようになります。この場合、SuicaやパスモのようなICカードであれば変動制への対応も簡単にできますが、紙の切符の場合は対応が難しいので、切符はあらかじめ高めの固定価格に設定し、ICカードの場合はオフピーク通勤は安くする、ポイントを余計につける、といった対応が現実的になるかと思われます。


ユージ:従来のビジネスモデルからの転換をはかる動きも出てきているんですか?


神庭さん:JR東日本では、東北新幹線の一部をリモートワーク推奨車両とする「新幹線オフィス」や成田エクスプレスの車両を両国駅に停めてシェアオフィス化する実証実験を進めているほか、駅ナカにシェアオフィスを構える計画もあり、こちらは2023年度には1000ヶ所まで広げることを目指しています。
そんな中で僕が一番興味深いと思ったのは、「東急線・東急バス サブスクパス」というものなんですが、こちらは電車・バス乗り放題に加えて「しぶそば」でそば食べ放題が23,500円とか、電車・バス+映画館で映画見放題で30,000円、といったサブスクを導入する動きもありまして、こういった形で付加価値をつけて、より魅力あるサブスクとして再提示する試みは面白いんじゃないかな、と思っています。



そして、今日の #ユジコメ はこちら。





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