21.03.22
東京オリンピック・パラリンピック 海外の観客を断念
今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちらです。
東京オリンピック・パラリンピック 海外の観客を断念
このニュースのあらましは…
東京オリンピック・パラリンピックの大会組織委員会と政府や東京都、それにIOC、IPC の5者による会談が開かれ、現在のコロナ禍の状況では海外から日本への自由な入国を保証することは困難だとして、海外からの観客の受け入れを断念することが決まりました。
鈴村:こちらネットの反応はいかがでしたか?
米重さん:「こういう判断になるのは仕方がない」「これで感染拡大のリスクはひとつ減ったのではないか」といった声がある一方、「観客だけでなく、選手まで日本に来ることを拒んだらどうなるんだろう」と、開催自体を不安視する声もかなり多い印象を受けました。
鈴村:なぜ、この決定となったんでしょうか?
米重さん:ひとつは「現在の感染状況」ということが言えると思います。国内でも海外でも、数の増減はありますが、基本的には拡大がずっと続いている状況だということ。また、国内では“イギリス型”をはじめとする変異株の感染事例が相次いで見つかっていること。そういった中で、何か切り札になるものがあるのか?というと、それは「ワクチン」だと思うんですが、日本ではまだワクチンの接種も広がっていない状況なので、海外から多くの人が入ってきたときに、感染リスクがコントロールできない…ということで、最終的にはこういう判断にならざるを得なかったのかな、と思いますね。
鈴村:結局、どういった形でオリンピックは開催されることになりそうでしょうか?
米重さん:基本は「国内の観客だけ」ということになるのではないかと思われます。IOCは「スポンサー関係者は海外からでも受け入れてほしい」と求めている、という話もあるので、そういう例外は一部あるかもしれませんが、基本は国内のみになると思います。
現在、国内ではイベントの入場者数の制限を行っていますので、たぶん満席で運用することはないかと思いますが、実際どれくらいの人が直接オリンピックを見られるのかは、まだ分からないですね。
鈴村:観客が減ることによって、オリンピックの経費にはどのような影響がありそうでしょうか?
米重さん:チケットは当初、だいたい1千万枚の販売を予定していて、およそ900億円の利益を見込んでいたのですが、そのうち海外で販売済みのチケット、オリンピックで60万枚、パラリンピックで3万枚の計63万枚に関しては、払い戻しをしなければならないということになり、その損失は東京都が負担することになります。また、すでに手配済みの航空券のキャンセル料などの補償を求められる…といったリスクもあり得ます。
鈴村:経済にも当然影響は出ますよね。
米重さん:そうですね。観光業界などはインバウンドを当て込んで投資をしていましたので、そういったところにはもちろん影響がありますし、ホテルなどはオリンピックに向けて改装をしたり、新しく建てたりしていたので、こういった投資が回収できなくなるのは厳しいですね。
鈴村:オリンピックはこのまま開催、という方向になりそうでしょうか?
米重さん:今のところはそうですね。ただ、このまま開催できるのかはまだ分からない部分もあるかな、とは思います。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
#スズコメ ②
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) March 22, 2021
なると思います。オリンピックを開催するならば、本当に精神的にしんどい中、開催することになるんだと思うんですね。批判だけではなくて、誰かが支えていくことも必要だと思います。皆でやると決めたら、どう協力できるかということを僕は考えていきたいなと、今回の件は思いました。