21.03.23
会見で連発!“マンボウ”とはなんぞや?
今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!今日、お話を伺うのは、BuzzFeed Japan News 副編集長、神庭亮介さんです。
神庭さんに取り上げていただく話題はこちら!
『会見で“マンボウ”とはなんぞや』
鈴村:この会見というのは、菅総理と新型コロナ分科会の尾身会長の記者会見なんですけど、SNSなどでも話題になっていましたね。
神庭さん:政府が3月18日に1都3県への緊急事態宣言を21日に解除しますという方針を決めたことを受けて、菅総理と尾身会長が開いた会見なんですけれども、その会見で中で尾身会長が“マンボウ”という言葉を連発していたんですね。これはなんなの?という記事をBuzzFeedでも取り上げたんですけど、かなり反響がありまして、この記者会見に対しましても、「マンボウってなに?」、「マンボウしか頭に残らなかったんだけど…」というような声もありまして、ちょっと笑い話に聞こえてしまうかもしれないんですけど、いたって真面目な話題で、『マンボウ』というのは、新型コロナ対応の基準となっている新型インフルエンザ等対策特別措置法に2月3日に設けられて、2月13日から施行した措置、『まん延防止等重点措置』のことで、それを略して“マンボウ”ということなんですよね。
鈴村:ワンモでもたびたび出てきました、『まん延防止等重点措置』。確かに、このワードを初めて聞いたときに、覚えづらいなとか、使いづらいなとは思ってたんですけど、それが『マンボウ』になったということですね。「緊急事態宣言、解除して大丈夫なの?」という声も聞こえてくる中ですけど、そういう意味では『マンボウ(まん延防止等重点措置)』は重要ということでこれはどういった対策なんですか?
神庭さん:緊急事態宣言は感染が拡大している『ステージ4』の状況で発令されるんですけれども、『マンボウ』は、緊急事態宣言発令の一歩手前に位置する『ステージ3』で適用され、急に感染が拡大しているというときなどの状況によっては、『ステージ2』でも適用される場合もあるということです。感染拡大や医療提供体制の逼迫が懸念される場合に、飲食店への時短営業の命令や協力金の支給等が可能となる仕組みなんですね。もともとは、官邸や記者の間で使われていて、感染者数が上昇傾向のときは『上りマンボウ』、逆に緊急事態から平時に戻っていくときには『下りマンボウ』というらしく、今は、『下りマンボウ』をどうするか?という話になっています。緊急事態宣言とどう違うのかというと、緊急事態宣言中に都道府県が時短命令を出すと、従わなかった飲食店には30万円の過料が科されるが、マンボウの場合だと20万円。10万円の違いをどう考えるかなんですけど、「緊急事態宣言とあまり変わらない」、「適用条件が不明確」といった批判的な声もあります。
鈴村:緊急事態宣言だと、みんな一律で休みましょうということになるんですけど、マンボウだと、そのポイントにおいて措置ができるという利点があるという話を聞いたことがあるんですけど、そういうことですよね?
神庭さん:はい、おっしゃる通りで、緊急事態宣言は都道府県が範囲になるんですけど、マンボウは、もう少し細かくて、市町村とかエリアを限定して適用できるということで、少し小回りが利くといいますか、柔軟性があるということだと思います。それで、マンボウが注目されているポイントというのが、『サーキットブレーカー』と組み合わせて活用すべきなのではないかという意見がありまして、そうすると今度は、サーキットブレーカーとはなんぞや?という話になるんですけど、これは、株価の値動きが激しい場合などに市場の混乱を避けるために自動に取引を停止させる仕組みというのがあるんですよね。それを適用して、感染者数や重症者数、病床使用率などが一定の数値を超えたら、自動的にマンボウにしようとか、そういったふうにしたらどうかという声も出ていると。ただ、入り口と出口の指標をきちんと明確化するということには賛成なんですけど、逆に、サーキットブレーカーのように完全に自動化してしまうと、政治の判断が入る余地がなくなってしまうので、もし何かあったときに本当に大丈夫?というのもあるので、そこは、やっぱり、指標は明確化しつつも、政治判断が介在する余地を残しておく方が僕はいいのではないかと思いますね。
鈴村:緊急事態宣言が発令されたときにも、サーキットブレーカー的な話はでましたよね。数値だったり、目標・目安を決めたんだから、それになったんだったらやめるとか、そうしないと、やっぱり、人の判断だけだと今度は曖昧になってくるという話もあったんで、そこのバランスといいますか、ブレーカーの役割はしっかり持たなければいけないのかなというのは感じますよね。そうじゃないと、みんなが納得できないというか、指標がないものを突きつけられたところで、なんで?ってなってしまうと、感情論になってしまうんですよね。
神庭さん:そうなんですよね。だからきちんと、サーキットブレーカー“的”な仕組みといいますか、指標をきちんとして、入り口と出口をはっきりさせるということはすごく大事なことなんですよね。マンボウにしても緊急事態宣言にしても、私権制限を伴う強い措置なので、そこはきちんとやったほうがいいんですけど、政治判断もプラスαで必要かなと…。合わせ技といいますか、バランスが大事かなと思いますね。
鈴村:そのバランス取りができるといいですよね。マンボウや緊急事態宣言とか、いろいろな基準というものをこれからどうしていくかを、みんなでもっと浸透して、みんなで共有していかないといけないなと思いますから、そういう意味では、マンボウという言葉自体が柔らかいので、受け入れやすいというのは、ちょっとあるかもしれないですね。
神庭さん:これで初めて、『まん延防止等重点措置』を知ったという人もいると思うので、そういう意味では、いい略称なのかなとも思いますね。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
"#リポビタンD TREND NET" #スズコメ ① #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) March 23, 2021
【会見で“マンボウ”とはなんぞや】について
"マンボウ"とは、マンボウやしろさんではなく「まん延防止等重点措置」の略称です。政府が3月18日に1都3県への緊急事態宣言を21日に解除する方針を決めたことを受け、菅総理と尾身会長が開いた会見にて
#スズコメ ② #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) March 23, 2021
唐突に「マンボウ」という言葉がたくさん出てきた。
これは何かというと、緊急事態宣言が発令してない中でも使える。市町村範囲、小さい範囲で措置が出来るもの。経済と感染防止の両軸を回すには正しい方法かなと思いました。