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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

21.03.17

『1都3県の緊急事態宣言』について
null今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日は、元経済産業省の官僚で制度アナリストの宇佐美典也さんにお話を伺いました。
宇佐美さんにお話を伺う話題はこちら!


【1都3県の緊急事態宣言】


エリザベス:政府は、首都圏1都3県に発令中の緊急事態宣言について、期限の21日で解除する方針を固めました。明日、専門家の意見を聞いたうえで、対策本部で解除を正式決定する運びです。


鈴村:1都3県では『病床使用率』が改善傾向にあります。その一方で、『新規感染者数』は下げ止まりが続いていて、東京は『微増』に転じています。病床使用率と新規感染者数、宇佐美さんはどのようにご覧になっていますか?


宇佐美さん:まず前提として、制度的なことで、緊急事態宣言の解除の要件がどういうものかといいますと。西村経済再生担当大臣が2月26日の国会で「ステージ3の幾つかの指標を当てはめまして、そして、その相当の対策が必要な地域になっているかどうか、感染者の数あるいは病床の状況などの指標を“総合的”に判断する」と答えてまして、その総合的判断というのが、なんなんですか?ということなんですけど。概ね、各地域、ステージ3の基準以下くらいの状況になっていて、そのうえで、緊急事態宣言を解除するかの判断をどうするかというと、実務的には、各都道府県知事がどう判断するかというところが重視されていますね。と、ここまでが制度的な説明なんですけど、私個人の意見としては、今の新規感染者数の下げ止まりから増加の原因というのが、尾身会長も、わかっていないといっているので、そこを解明するまでは延長したほうがいいんじゃないかなと思っているんですけど、神奈川県知事の意向なんかもあって、解除の方向に動いているということですかね。


鈴村:感染力が強いとされる変異株が各地で見つかっていることも不安要素の一つですよね。「新規感染者数の下げ止まりの背景には変異株の拡大の可能性がある」と指摘する声もあるんですけど、宇佐美さんはどのようにお考えですか?


宇佐美さん:あまり安易なことは言えないんですけど、尾身会長も、今は従来の株から変異株に移りつつある状況であるということは、事実として言っていまして、あとは、近隣諸国の挙動をみてみると、日本と近い挙動を示している、韓国でも足元では上昇していて、あとは、規模は違いますけど、香港やフィリピンでも3月に入って感染者が増加しているんですね。これが、季節要因なのか?それとも、変異株の影響か?ということは、ちょっとわからないので、もうあと10日とか待って、概ね、原因を見据えてからのほうがよかったんじゃないかなという気がするんですけど…、という状況ではありますね。


鈴村:「緊急事態宣言をさらに延長しても、これ以上、感染者は減らない」という理由から、政府内では、宣言を解除すべきだという意見が大勢を占めているということなんですね。「延長しても感染者は減らないから解除」とこういう意見が出てるんですけど、こちらはどう思われますか?


宇佐美さん:そうですね…サンドウィッチマンさんじゃないですけど、「ちょっと何言ってるかわからない」というのが正直な感想でして(笑)


鈴村:(笑)


宇佐美さん:延長してもこれ以上感染者数が減らないからといって、緊急事態宣言を解除したら感染者数が急増しないというわけでもないので、ちょっと何を言ってるのかな?と気がするんですけど、ただ、私としたら、緊急事態宣言を解除したら、ある程度、感染者数が増えるのは仕方ないことだと思うんですけど、増えても、新しい要素があるから大丈夫だよという状況がくるまで待ったほうがよかったんじゃないかなという気がしてまして。例えば、ワクチンの接種の状況がだいぶ整ってきて、それこそ、1日30万人くらい接種できるみたいな体制が見えてきたら、解除したらよかったんじゃないかなという気がしますね。


鈴村:緊急事態宣言自体が常態化しているといいますか、緊急事態じゃない雰囲気があるということにも、問題があるかもしれないなと思いますけどね。その解除後のリバウンドを懸念する声というのもありますよね。すでに解除された関西や福岡では直近1週間の新規感染者数は軒並み増加しているというデータが出ているんですよね。こちらについてはどのような印象を持たれていますか?


宇佐美さん:これはもう、単純に、人々の移動と接触機会が増えると新規感染者数が増えるというのは間違いないので、しょうがないのかなということで、首都圏でも解除されたら増えていくという前提で私たちは考えていくべきだと思いますね。


鈴村:「そうだよな!」というとことではあると思いますよね。では、解除後のリバウンドを防ぐためにはどのような対策が必要だと思いますか?


宇佐美さん:そうですね…、率直に言っちゃうと、現状でも増えているのに、解除後のリバウンドを防ぐということは、不可能だと思いますよね。ただ個人として対策をとることは可能なので、どの範囲で活動していくかということを個々人で判断して、変異株についても基本的に対策は変わらないので、きっちり消毒だったり、ソーシャル・ディスタンシングなど、そういうことをやっていくということには変わりないと思いますね。


鈴村:僕らにできることは、今まで通りのことをやっていくというとこですよね。解除されることによって何が変わるとかということで、例えば、お店の営業時間が変わるとか、その規制されてことが解除されることによって、なにが広がりを見せるかということとか、細かいことを、僕らもいろいろ気にしながら、そのうえで、個人ができることで対応していかないといけないということでしょうね。



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