21.03.09
『地毛証明書の提出を求める都立高校』ついて
今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!今日、お話を伺うのは、BuzzFeed Japan News 副編集長、神庭亮介さんです。
神庭さんに取り上げていただく話題はこちら!
『地毛証明書の提出を求める都立高校』
鈴村:『地毛証明書の提出を求める都立高校』についてなんですけど、“地毛証明書”ってパワーワードですよね、地毛の証明書…?神庭さん、前々から『地毛証明書』は話題になっていますよね。
神庭さん:いったい、なんなんだ?って話ですけど、『黒髪・直毛』以外の生徒に対して『地毛証明書』の提出を求めている東京都立高校が、なんと、4割以上もあるということで、これは日本共産党都議団の調査で分かったことなんですが、都立高校177校のうち、およそ4割にあたる、79校でそういったものの提出を求めていると。つまりどういうことかといいますと、黒髪・直毛が正しい髪型であって、もともと茶髪だったり、天然パーマでウェーブがかかっているとかはいいんですけど、染めたり、パーマをかけたりするのはよくないので、それを区別するために地毛の人は、証明書を提出してくださいと求めているということなんですね。
鈴村:僕が若い頃の学校が厳しい時代と言われていた頃に作られたと思うし、あったなと思うし、校門で前髪の長さを定規で測るみたいな儀式がありましたね。
神庭さん:えぇ~!?
鈴村:僕の時代はそうでした。学生服の丈とかも測るんですよね。メジャーとか定規を持った先生がいるみたいな時代だったんですよ。その名残というか、そのころ作られたものが今でもあるんだということに、僕は、今、衝撃を受けているところなんですけど、この証明書の提出は絶対やらないといけないんですか?
神庭さん:一応、東京都の教育委員会は、「提出は任意であるということを、保護者や生徒に説明するように各学校に通知しています」というふうに言っているんですけど、日本共産党都議団の調査では、実際に「提出は任意である」と明記していたのは、5校だけなんですね。
エリザベス:地毛証明書って実際に何を提出するんですか?
鈴村:そうなんだよね!誰が証明してくれるんですか?
神庭さん:自己申告で、これは自分の毛ですと、少し色が明るいですけど、染めてないです。ということを、あらかじめ、紙に書いて出しておくんですよね。そうすると、例えば、友達から「アイツだけ髪明るいのにズルいじゃん!」みたいな、「染めてるんじゃないの?」みたいなことを言われなくて済むし、先生からも間違って指導されないという、要は、“冤罪を防ぐ仕組み”なんですよね。
鈴村:そういう仕組みなんですね。市役所とか区役所に行ったり、DNA鑑定してくださいとか、そういうところまではいかないんですね?
神庭さん:基本は自己申告のはずで、学校に提出するということだと思います。
鈴村:言ったら、これは“差別”とでも言いましょうか、そういうことに繋がるような気もするんですけど、これはどうなんでしょうね?おかしい気もするし…。
神庭さん:そもそもが、やっぱり、昭和とか平成のうちに終わらせておくべきだったものだと思うんですけど、要は、「校則違反だよ」と言われないように、冤罪を防ぐための仕組みとしてあるわけですけど、冤罪というのは罪がないのに罪になることが冤罪なわけで、そもそもの発想が“黒髪以外は罪なんだよ”ということなので、こういう救済策が必要になっていて、発想の根本が歪んでいるから、救済策も歪んでいるという状況になっちゃうんですよね。髪だからまだ許されているかもしれないんですけど、仮に肌の色で、地肌証明とか求めだしたら、これはもうあっという間に差別として、海外でもそうですけど、日本でもそんなことやったら炎上してしまうんじゃないかと思います。そう考えると、髪の毛でもダメなんじゃないですか?というふうには思いますね。
鈴村:そうですよね。個性が大事なわけで、僕の時代は、地毛がちょっと茶色い子も「黒に染めろ!」と言われたくらい“黒こそ正義”みたいな時代がやっぱりあったんですよ。まあ、全部がそうではないんですけど、そこまで厳しい学校があったという話で。
そもそも、今、このルールって必要なんですかね?
神庭さん:今、地毛証明書がなんのためにあるのか?というのを聞かれて、明快にバシッと答えられる先生は、なかなかいないと思うんですよね。先生だって白髪染めしているだろうし。もちろん、校内暴力とかが社会問題化していた時代に、不良とかヤンキーを排除するために髪の毛の色を制限するということがある一定の意味のを持った時代があったとは思うんですけど、じゃあ、今はどうか?ということを翻って、そこまで学校が荒れ狂っているかどうかというと、そういう状況にはないわけで、しかも、海外にルーツを持つ方とか、いろんな生徒が増えてきて多様化しているわけですよね。そこで、地毛証明書を求めるというのは、ちょっとずれてきているのではないかと思いますね。
鈴村:そうですよね。本当に自由で、表現の場がこんなに与えられている社会になって、こういう押さえつけがあるということが、よくわからないというのが、僕個人の感想ですね。あとは、校則というものを先生が決めなくてもいいじゃないか?という考え方もあるかもしれませんよね?生徒たちで、生徒会で、みんなで話し合う。学校を面白くする、よくするにはどうしたらいいか?ということの主導権を生徒に。そうすると、みんなで政策を考えるみたいなもののロールプレイにもなるというか、これから社会に出たときに、いろんなルールを自分たちで決めていくという自立性に繋がるのかなと思います。
神庭さん:すごくいいですよね。生徒たちで決めて変えていけたら、すごくいいなと思いますね。
鈴村:でも、そうなっていかないんですね…。いずれなるのかなと子どもの頃に思ってはいた思いますけど、変わらないんですね…。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ① #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) March 9, 2021
今朝は【地毛証明書の提出を求める都立高校】について
僕が子供の時ありました。黒髪、直毛以外の生徒に地毛証明書の提出させるというものなのですが、まだやっているんだと思いました。なぜルールがあるのか、原点の部分が無くなってしまっている。
#スズコメ ②
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) March 9, 2021
地毛証明の原点はどこにあるのか分からなくなっていますよね。本当に時代遅れだと思います。個性に力が宿っている時代、髪型やお化粧において個性を尊重する文化がそろそろ生まれてもいいのかなと思います。これには色んな意見があると思います。
#スズコメ ③
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) March 9, 2021
最近若い人達とワークショップとかで出会ったりしますが、人と違う事をやる事が苦手な子が多くて、
「みんながやってないからやってはいけないと思いました。」とみんな言うのです。個人にお金を払う時代が来ているので、そういう事も同時に育てていく事もしなきゃいけないと思いました。