20.12.08
インスタ映えの問題点
今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!今日、お話を伺うのは、BuzzFeed Japan News 副編集長、神庭亮介さんです。
神庭さん取り上げていただく話題はこちら!
『インスタ映えの問題点』
鈴村:『インスタ映えの問題点』という話題なんですが、これはどういうものなんでしょうか?
神庭さん:BuzzFeedでも取材させてもらっていて、よく読まれている記事なんですけれども、きっかけはですね、Twitterで11月の下旬までに7万以上の『いいね』を集めた2枚の画像なんですね。どういう画像かといいますと、『ムラサキ@ナン』さんという方がTwitterにアップした大盛カツ丼の“食事前”と“食事後”のビフォーアフター画像を並べたもので、これが“インスタ映えの在り方に一石を投じる内容”となっているわけですね。
鈴村:すごい大盛のカツ丼の画像と、これをペロッと食べた後の画像ですね。
神庭さん:清々しいくらいに綺麗に平らげている写真なんですけれども、『インスタ映え』というと、インパクトのある大盛り・デカ盛りの画像だったり、すごくカラフルなお菓子だとか、食べ物の画像が定番なんですよね。ムラサキ@ナンさんは、ツイートにこんな一言を添えています「インスタ映えってのは両方あげて初めて映える!」。つまり、“完食したのを含めてインスタ映えなんだよ!”ということだと思います。それに対して、「ご姿勢、立派です」、「こういう風潮が流行るといいですね」というような、心意気を称賛するリプライが寄せられています。
鈴村:そうだと思います。今までこういうことや、発想はなかったんですか?
神庭さん:やっぱり、みんな、ビフォーの方ばかりで、「こんな美味しそうなものですよ!」とか、「こんなにたくさんありますよ!」とか、「カラフルですよ!」とかがあってもですね、アフターの方は、食べかけで汚いとかはわからないですけど、そっちを見せようという発想はなかったと思うので、セットで見せると逆に面白いなと思いました。
鈴村:ザベスさんはインスタとかやってて、食べ物の画像をあげたりするでしょ?完食後をあげたことはある?
エリザベス:食べる前の画像はあげますけど、自分が食べた後のお皿ってあんまり綺麗だと思ってもらえなさそうで、あげたことないですね。
神庭さん:食べきってしまえば綺麗といえば綺麗ですよね。
エリザベス:ご飯一粒も残さずここまで綺麗に食べていると、見ていいて気持ちが良いですね。
鈴村:インスタに食事をあげるときは完食後もあげることみたいなルール化した方がいいですよね?(笑)
神庭さん・エリザベス:(笑)
神庭さん:いいですね、そうしたらみんなちゃんと食べるってことですもんね。一応ですね、BuzzFeedがムラサキ@ナンさんご本人に取材したところによると、普段から出されたものは全部食べるのが信条で今回、完食の画像をあげたのも「お店で注文した料理をほぼ食べずに帰った人がいて、やるせない気持ちで料理を廃棄したという方を目にしたから」とのことで、インスタ映えだけのために食事を注文して捨てる人に対して、「食べられない物は注文せずに、食べられる物を自分の許容量を考えて注文してほしい。」、「また、その一つの品を作るのにどれだけの人が関わっているかなどについても考えて、食に感謝して食べてもらえるよう願ってます」とおっしゃっています。
鈴村:えぇ、そんなことする人いるの…?海外に行った時って食事の量が凄い多く出てくるときがあるじゃないですか?あの時に必ず、「持ち帰るかい?」って聞かれるんですよね。「じゃあ、お願いします」って言うとすごく丁寧にパックしてくれて、持って帰れるじゃないですか?日本にはあの文化ないですよね。
神庭さん:確かに、タッパー持参するの?みたいな感じで、どうすればいいんだろう…みたいな。
鈴村:この話を聞いてね、みんながみんな、食べきることができる人ということは絶対にないと思うんですよね。だから、持ち帰るということも写真に撮って、ちゃんとフードロスをなくす方向でインスタもやった方が良い気がしました。
神庭さん:鈴村さんがおっしゃるように小食で食べきれない人もいらっしゃるので、注文するときに気軽に「ちょっと少なめで」とか頼めるような状況だと良いですし、あとは、インスタ映えのために無理してでっかいものを頼むのは良くないと思いますね。
鈴村:みんな、“映え”を狙って食べ物屋さんに行くの?
エリザベス:狙っているわけじゃないですけど、そういう美味しそうなものを見て、「良いな、行ってみたいな!」って行っている人は実際に多いと思います。
鈴村:確かに、そういうのを見て、「これ美味しそう!」、「僕も行ってみよう!」はわかりますね。
神庭さん:宣伝効果もありますからね。
鈴村:お店側も助かっているというのはあると思いますね。
神庭さん:ただ、残しちゃう人ってそんなに多くないと思います、その数少ない事例が注目を集めて、批判されちゃうという面があって、ほとんどの人はちゃんと食べていると思います。
鈴村:そうだといいんですけどね。僕は、記憶の方が大事だと思っているので、そういう“映え”みたいなのは全然意識しないんですけど、すごい美味しかったものを記憶に残すだけじゃなく、一応、記録に残そうかなと思う時がたまにあるんですよ、1年に2回くらい。でも、その時、結構食べちゃった後に気が付くんですよ、うわ~写真先に撮るべきだった!って…。
エリザベス:あぁ~!わかりますそれ!!(笑)
神庭さん:わかる!だって、美味しいものほど我慢できないから、まず、食べちゃいますよね!(笑)。そういう時は、完食したお皿を撮る。
鈴村:そうすればいいんですよね!?僕食べたんだよ!こんなに美味しかったよ!という思い出を残しておくのも悪くないなと思いましたよ。自分のためにも。
神庭さん:どこにあげるでもなく撮ってる写真ってありますよね、食べ物のね。記録に留めておくための。
鈴村:僕は、インスタもやっぱり素晴らしい文化だと思うんですよね。この人がこういうのをあげているから、僕も食べに行こう!というような、みんなの情報を共有できる場所。でも、食料をロスするような考え方にはならないで欲しいし、それを両立させる方法って絶対にあると思うんですよね。その意識をもっと高く持つということは、大事だなと思いますよね。僕の時代は、フードロスと言われるのかはわからないですけど、シール付きのチョコレートのお菓子だけ捨てるっていうね…。
神庭さん:ありましたね!あれはすごく良くない!
鈴村:子どもの頃、すっっっごく嫌だったんですよ!
神庭さん:俺も腹立った!!美味しいのに、あのチョコ!
鈴村:そう!(笑)。くれよ!!!って思った。だから、本当に捨てないで!大事にしようよ、作った人いるんだよ!そういうことは、しっかり守っていこうとこれからも強く言っていきたいなと思いますね。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ① #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) December 8, 2020
今朝は【インスタ映えの問題点】について
大盛りのお店で写真をあげるインスタ映えに対して
綺麗に完食して空になった器の写真と
両方あげて初めて映えるんじゃないかというツイートに
賛同の声が上がったという話題。全くもってその通りだと思います
#スズコメ ② #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) December 8, 2020
番組でも話しましたがもし食べられなかった時に持ち帰るのもいいのでは。僕はたまに持ち帰りをお願いして断られた事がなく、意外とみんな持ち帰らないとイメージ。お店の方は対応出来るようになっていると思うのでまだその文化が浸透していないと思います。
#スズコメ ③ #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) December 8, 2020
インスタやTwitterはおいしそうな食べ物を共有できる素晴らしいツールだと思いますから、更にここにフードロスを無くす、ちゃんと食べ終わりました!や、持ち帰りましたのパックの写真があがっていてもいいのかなと思いましたね。どんどん広がってほしいです。