20.12.01
ツイッター新機能『フリート』について
今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!今日、お話を伺うのは、BuzzFeed Japan News 副編集長、神庭亮介さんです。
神庭さん取り上げていただく話題はこちら!
『ツイッター新機能「フリート」』
エリザベス:Twitterが先月11日から、24時間で投稿が消える新機能『フリート』を導入しました。日本のアカウントに順次、実装されています。
鈴村:フリートに関してはワンモの中で
▼24時間で削除されるからと油断して投稿したものが、保存や拡散されて炎上することにもつながる
▼使っている人がどう使うかという話で機能の問題ではないのでは?
という懸念を話させていただきましたね。神庭さんはどうでしょうか?
神庭さん:まさに鈴村さんがおっしゃる通りで、炎上の懸念というのは高まるだろうなと思っていて、元々、『バカッター』なんていう言い方されますけど、バイトテロ動画とかが流行って、その後、Instagramで、同じく24時間で消える、ストーリー機能が実装されて、やっぱり、消えるという安心感から心理的ハードルが下がって、ちょっとおバカな動画とかも含めてポンポン上げちゃって、『バカスタグラム』なんて言われるようになったんですけど、これで、さらにまた、バカッターに逆輸入じゃないですけど、帰ってくることにならなければいいなと。“消せば増える”というのは、ネットの法則なんですけど、それを公式で提供してしまうと危なっかしい部分があるなと思いますね。
鈴村:結局、保存はできるわけですもんね?
神庭さん:スクリーンショットは自由に撮れちゃいます。
鈴村:その気になれば音声も一緒に抜き取って、音付きの動画として残すこともやる人がいればやれちゃうわけですよね。となると、24時間で消えるというのは、その公式のアプリ内だけで、世の中には、完全にリリースされちゃうということですよね。
神庭さん:そういうことなんですよね。だから、“かりそめの安心感”なんですよね。
鈴村:そういうことですよね。そもそも、Twitterはなぜ『フリート』を導入しようとしたんでしょうか?
神庭さん:昔はつぶやきと言って、「おはよー!」とか「起きた―!」とか「○○食べた!」みたいな、みんな気軽につぶやいていたんですけど、段々、そのツイートするということのハードルが上がってきたというのと、特定の分野について発信している場合は、例えば、急にゲームの事をつぶやいたりして、“タイムラインを汚したくない”みたいな気持ちがあったりする人もいて、そういうことで、新しい自己表現の場所として、フリートを開発したということらしいんですよね。確かにツイートするハードルがあがってはいるので、その気持ちもわかるんですよね。
鈴村:そうですよね。僕はやっていないんですけど、いまさら、参入できないなってすごく思いますもん(笑)。“タイムラインを汚さないように”とか、ルールができちゃっているわけじゃないですか。それってすごく肌感のルールじゃないですか? だから、友達と話してて、今この時はご飯の話しているから、ゲームの話しちゃいけないよな…みたいな肌感がTwitterの中にもあるけど、多分、いきなり入っても、僕はわからない気がするから、「やっほーいっ!!!」みたいなテンションで入っちゃって、「おいっ!」ってなりそうな気がします。
神庭さん・エリザベス:(笑)
神庭さん:多分、鈴村さんこそフリート使った方が良いと思います。
鈴村:なるほど!そういうところから入った方が良い?難しいよね~。実際にTwitterをつぶやくっていう感覚で使っていた人たちも、なにかをつぶやくと、今度は、「なんでそんなこというんだよ!」とかって言う人が増えたりとかして、なにか言うとなにかを返されて、それが、いわゆる、“ちょっとしんどい気持ち”になっちゃうということで、やめたっていう人がかなり多いですね。
神庭さん:わかりますね、荒れ果ててきちゃったので、なんか、2chみたいになってきちゃったということで、「もう、いいや…」って人もいますよね。
鈴村:やっぱり、そうなんですね。そういうふうになってしまっているという現状があるんですね。Twitterでは『よくないねボタン』も検討しているという話も聞くんですけど、こちらはどうなんでしょうか?
神庭さん:これは、アメリカのTwitter社の開発担当者が『dislike機能』追加について模索しているという内容の投稿をしたことが発端になって、追加されるんじゃないかと。でも、まだ全然、正式にローンチされるとかという話ではなくて、そういう構想があるようだというようなことで報道が広がっているんですよね。
鈴村:これは、要は、下げるためのボタンですよね?「ダメ!」みたいな。
神庭さん:この機能に対して日本でも否定的な人が多くて、Twitterをよく利用すると回答した459人のうち62.1%が『dislikeボタン』は必要ではないと、必要だとは思わないと回答していて、芸能人でも中川翔子さんが、「いじめと同じだし、そういうものが実装されるんだったら、私はTwitterをやめる」みたいなことまでおしゃっていると…。
鈴村:確かにいやだなぁ。
神庭さん:逆にですね、大喜利と言いますか、ネタ合戦みたいなもの始まっていて、“dislikeじゃなくて、こんなボタンがあったらいいよね”みたいなことで、BuzzFeedでも紹介したんですけど、Twitterユーザーの「とらうとさぁもん」さんという方が、『わかるボタン』、『それなボタン』、『5000兆回いいね押したボタン』とか。
鈴村:『良いね!」をもっとすごい押したいときに!?(笑)
神庭さん:『ちょっと何言ってるか分からないですねボタン』とか、そういうのあったらいいよねみたいなのを提案しています。
鈴村:富澤さんじゃないですか!?(笑)
エリザベス:サンドウィッチマンの!(笑)
神庭さん:そういうのだったら確かに俺も使うなと思っていて、そういう良い方向でやってくれたらなと。個人的には『良いね』と『悪いね』の間に『どうでもいいね』という広大な大地があると思っていて、なんでも、良いねか悪いねでジャッジすると、ものすごく炎上とか絶賛とかなっちゃうので、その間のどうでもいいねを大事にしたいと思いますね。だから、『どうでもいいねボタン』が欲しいですね。
鈴村:僕もそう思いますね。それいいですね、『どうでもいいねボタン』とか、なんか面白いボタンが欲しいですよね。
エリザベス:とりあえず見てはくれているんだっていう気持ちにはなりそう。(笑)
神庭さん:気軽にアクションできるっていうね。
鈴村:このアイディアの中で『にゃ~んボタン』というのがあるんですけど、これは本当にどうでも良くて良いですね!
エリザベス:猫になりたいと感じた時に押す。(笑)
鈴村:いいなぁ、優しくなりたいな。
神庭さん:「にゃ~ん」「にゃ~ん」って。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ① #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) December 1, 2020
今朝は【ツイッター新機能、フリート】について
24時間だけ投稿できる新機能。
消える事で安心して際どいことを投稿する人が増えるんじゃないかという話でしたが、消えないんですよね。
どこかで保存している人はいるので過信しないほうがいいと思う
#スズコメ ② #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) December 1, 2020
という話なんです。難しいですね。熟してきた事でルールが生まれ気軽に言えなくなってきてしまった。気軽に言えるようにとフリート機能が出来たという事ですがそこに効果があるかは分からない。僕はラジオだったりで発信できる場があるのでTwitterはやっていないのですが、
#スズコメ ③ #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) December 1, 2020
みんなが発信できる場があるというのは革命的で素敵な事だと思うので、誰かの足を引っ張ったり揶揄するような流れになりつつあるのは寂しく思います。未来に繋がるクリエイティビティがあってほしいなと改めて感じました。