20.11.04
『アメリカ大統領選挙』について
今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!今日は、元経済産業省の官僚で制度アナリストの宇佐美典也さんにお話を伺いました。
宇佐美さんにお話を伺う話題はこちら!
【アメリカ大統領選挙】
鈴村:お話を伺うのは、日本時間の今日午前、開票が行われる、『アメリカ大統領選挙』についてです。
エリザベス:日本時間の昨夜から投票が行われ、日本時間の今日午前、開票が行われる『アメリカ大統領選挙』。勝敗の鍵を握る“接戦州”では、民主党・バイデン前副大統領のリードが縮まっていまして、トランプ大統領が巻き返している、という見方も出ています。
鈴村:トランプ氏が巻き返しているという見方もあるんですけど、宇佐美さんはどちらが勝つとみているんでしょうか?
宇佐美さん:これは難しいですね…。ただ、アメリカ大統領というのは2期続くことが多いので、なんだかんだ言ってもトランプさんが勝つのではないかとこの間までは思っていたんですけど、アメリカの新型コロナウイルスの新規感染者数が1日に10万人近い日もあるので、ここまでくると、コロナ対策が失敗したと見られても仕方なくて、バイデンさんに期待する声も高まってるだろうし、実際、世論調査でもバイデンさんが有利なので、バイデンさんが僅差で勝つのではないかなと思ってはいるんですけど…、それでも、やっぱり、分からないなっていう感じですね。
鈴村:まだわからないと…。日本にとって、トランプ氏とバイデン氏、どちらが大統領になった方が恩恵というか、そういうものがあると思われますか?
宇佐美さん:これもはっきり言えないんですけど、特にバイデンさん側の日本政策というのがまだあんまり見えてこないので何とも言えないところがあるんですけれども、副大統領を務めたオバマ政権時と大きく変化することがないと考えると、目下の課題となっている2021年度から5年間の在日米軍駐留費、いわゆる『思いやり予算』ですね、これに関してはバイデンさんになったほうが見通しはつきやすいですね。今のトランプ政権、在韓米軍の駐留費で相当揉めているので、「日本もああなるな…」、「苦しいな…」と思っていたので、そういう意味ですと、その点ではバイデンさんの方が日本にとっては良いかなと思いますね。
鈴村:ん~なるほど。でも、これだけではなく、他にも色々な要因があるわけですよね。
では、トランプ大統領が再選した場合、日本に対する方針に変化はあると思われますか?
宇佐美さん:トランプさんのことなので、何事も予測できないんですけど、今のところ、菅政権は安倍政権の後継政権と思われていますし、トランプ大統領と関係が深い安倍前首相も日米関係を裏で支えると思われるので、当面の間は良好な関係が維持されると思われます。そういう意味では、トランプさんになった方が良いという見方もできますよね。あとは、トランプ政権は新型コロナウイルスに対して、“中国のせい”という明確なスタンスを示しているので、日本はアメリカの対中国の強硬外交に歩調を合わせざるを得なくなる可能性というのが結構高いですね。
鈴村:そこはメリット・デメリットがあるということですね。バイデン氏が当選した場合、日米関係にはどのような変化がありそうですか?
宇佐美さん:バイデンさんとトランプさんの最大の違いというのは、“国際機関に対するスタンス”なんですよね。トランプさんはWHO、WTOや国連といった国際機関に対してかなり距離を置いて批判したわけですけど、バイデンさんは国際協調主義に近い立場をとると思われてますよね。そうなると日本は、特に環境政策とか通商政策の面でアメリカと協調して取り組むことというのは増えていくと思われます。
鈴村:米中関係の対立が続いているというところなんですけど、これがどう変わるかというところが注目ポイントなのかなと思います。トランプ氏は中国に対し、強硬な姿勢を示し続けているというお話が先ほどもありました。バイデン氏が大統領になった場合、米中関係が変化するとしたら、どういうふうに変化するんでしょうか?
宇佐美さん:結局一番大事なのはここですよね。バイデンさんが大統領になった場合でも、アメリカの中国に対するスタンスというのはそんなに大きくは変化しないというふうに思われているんですよね。ただ、討論会では、「他国と協力しながら中国に国際ルールを守らせる」ということをバイデンさんは言っていて、そう考えると今よりはやや軟化するのではないかと思われますね。いずれにしろ、米中対立というのは20年~40年くらいの長期トレンドになると言われているので、そんなに簡単に解決しないんですけど、そうはいっても、日本は人口減少がこれから始まってくるので、経済成長するためには中国のBtoB、企業が企業に向けて商品やサービスを提供する取引ですね、この需要を取り込んで行く必要があるんです。そう考えると、日米で会話しながらある程度コントロールされた範囲で中国との貿易関係を続けて、特に半導体なんかも問題になっているんですけど、そういう分野の先端製造産業の技術を日米から2、3世代遅らせた状態で、中国の経済を発展させ続けるというのが理想的と言えば理想的な状況ですよね。
鈴村:そうですよね、中国との関係というのは、我々日本にとってすごく大事なところではありますよね。ここが本当に難しいところで…。結論として言うと、そう考えた時、その視点で見た時には、バイデン氏の方が良いわけですか?
宇佐美さん:ん~…。これも何とも言いきれなくて、トランプさんが中国に対してすごく出るから、中国は日本に対して優しくなるみたいな、そういう関係もあるので、どっちが良いというのは簡単には言えないですよね。
鈴村:日本とアメリカの関係でいうと、やっぱり、トランプ氏の方が今までつながっていたこともあるし、外交的にはやり易いということがあるんですかね。
宇佐美さん:トランプさんの場合、予測できないというのが一番の問題なので、関係は良いかもしれませんけど、予測はできないということなんですよね。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ① #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) November 4, 2020
今朝は【アメリカ大統領選挙】について
両氏がそれぞれ中国に対しての姿勢が違うので、これによって日本の影響というのがだいぶ変わってくるという話でしたが、トランプ氏が中国に対して強硬な姿勢を続けている結果
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ② #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) November 4, 2020
日本と中国は割と優しめのが外交が出来ているのではというお話もありました。バイデン氏が大統領になると、少し中国に対しての姿勢が軟化することで、日本は逆にその姿勢に合わせなければならなくなり、外交の難しさが出てくるかもしれないですね。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ③ #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) November 4, 2020
今回注目すべきことは、番組でとったアンケートで、最初の「どちらが大統領になると思いますか?」ではバイデン氏が多かったです。後半でやった「日本にとってどっちの大統領がいいか?」というアンケートではトランプ氏が多く逆転していました。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ④ #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) November 4, 2020
番組内の集計で日本全体の総意ではないですが、面白い結果ですね。アメリカでどう決まるかと、我々、日本人がどう待ち望んでいるか、全然違うかという事
今回の大統領選どういう結果でるのか我々の生活にどう影響が出るのか注目していきたいですね。