20.10.27
菅総理が所信表明演説で語った“エネルギー政策”
今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!今日、お話を伺うのは、ジャーナリストでメディアコラボ代表の古田大輔さんです。
古田さんに取り上げていただく話題はこちら!
『菅総理が所信表明演説で語った“エネルギー政策”』
エリザベス:菅総理大臣は、昨日召集された第203臨時国会で初めてとなる所信表明演説を行いました。その中で菅総理は、「わが国は、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする。すなわち 2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことをここに宣言いたします」と語りました。
鈴村:臨時国会で注目される法案もいくつもあるんですけど、その中で、今後私たちの生活に特に直結しそうな話題として、エネルギー政策を取り上げます。 菅総理は、30年後の2050年に「温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」と名言しました。大事なことだと思いますが、実現性というのはあるんですかね?
古田さん:実現性は、かなり難しい目標であるのは間違いないです。ただですね、国際ルールのパリ協定ってありますよね?産業革命以降の気温上昇を1.5度までに抑えましょうと、これをしないと本当に大変なことになりますよと…。既に今も大変なことになっていますけど、そうしないといけなくて、そのためには、“2050年に排出ゼロ”というのがひとつの目標になっていたんですよね。
実は既にですね、世界で120ヶ国がそれを宣言していたんですよ。これまで日本は、“2050年までに80%削減”とまでしか言っていなくて、「おい、日本、もうちょっと頑張ってくれよ…」と世界で批判されていたんですよね。そのことに関して、特に環境省の小泉大臣とかがですね、批判されていますよということをずっと発言されていて、今回、バシッと言ったわけですけど。これ自体はすごく良かったんじゃないかなと思います。
鈴村:目標を掲げるということは大事ですよね。そこに向かって行くということへのモチベーションだったり、実際に具体的に動くという行動も出てきますもんね。
菅総理は演説の中で「積極的に温暖化対策を行うことが、産業構造や経済社会の変革をもたらし、大きな成長につながるという発想の転換が必要です」と言ってます。この部分は確かにそうだと思いますけど、この番組でも話題にしましたが、世界的には環境に配慮しない企業は“評価されない”、“投資の対象にならない”という風潮があるそうですね?
古田さん:そうですね、『ESG投資』と言われるもので、環境(Environment)・社会(Social)・企業統治(Governance)がきちんとできているところではないと投資しませんよ、そこにお金を出しませんよ、というような風潮は急激に強まっているんですよね。ものすごいスピードで誰もここまで一気に来るとは思っていなかったというぐらいに進んでいるんですよ。その中で、今後、「いや、うちそういうの関係ないし」みたいなことをやっていたら、そこにはお金も集まらないし、人材も集まらなくなっちゃいますよね。なので、これは世界中の問題として、“地球はひとつしかないんだから、環境は守らないといけないよね”という意識は確実に経済界にも広がっていて、今回、すごいなるほどな!と思ったのがですね、菅総理が今回のこの動きには二人の大臣が関係していると自分で明言していてるんですけど、ひとりは環境省の小泉大臣、もうひとりが経産省の梶山大臣なんですよね。経産省はどちらかというと、経済界、つまり、二酸化炭素を出す側の人なわけですよね。でも、経産省の梶山大臣も「これをやるぞ!」と明言していると。しかも、このふたりは菅総理に非常に近い大臣なんですよね。ということで、これは強烈なタッグだと思いますね。
鈴村:なるほどね!ESG投資についてはこの番組でもやりましたけど、やっぱり、それが当たり前になってくる。だから、“環境を守ろうね”じゃなく、“守ることが前提”になってくる。そういう世界が来るという話なんですけど、こういうことって、僕らの生活、日常もどんどん変わってくると思うんですよね。今、レジ袋が有料になったりしているじゃないですか?こういう影響というのは、我々の生活においてどういうところに出てくるんですかね?
古田さん:レジ袋って本当に自分たちの目に見えるところ、本当に日常的なところの変化ですよね。これから大きく変わるものはですね、僕らが日常で使っているものの裏側のものなんですよね。そのひとつがですね、これがまさに経産省が大きく関わりますけど、「エネルギーをどうするの?」という話ですよね。まず、再生可能エネルギー、風力とか水力、太陽光発電とかをガーンと増やしていかないといけない。それによって、炭素由来、例えば、火力発電のようなものをぐっと抑え込まないといけないと、そこで、もうひとつポイントになるのが、「原発どうするの?」という話しになるんですよね。経産省の梶山大臣も今、そこにも触れていて、そういった計画が今後、明確になっていき、個別具体的な話になっていきますよということなんですよね。
鈴村:まだ具体的なところまでいていないけど、これは具体的にしていこうという動きはあるってことですね。
“ゼロ”と明言した菅総理ですけど、課題としてはどこが一番大きな課題になりそうですなんですか?
古田さん:いやぁ、まさに日本の話になると、「原発どうするの?」というところが、まさに大きく議論になるでしょうね。2011年を乗り越えて、我々はどこに向かおうとしているの?というところから大きな議論になると思います。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ① #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) October 27, 2020
今朝は【菅総理が所信表明演説で語った"エネルギー政策"】について
僕らの生活にもつながってくるだろう問題で
「2050年に温室効果ガスの排出を0にする」と菅総理が明言しました。古田さんによると実現は難しいだろうという話。
#スズコメ ② #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) October 27, 2020
我々が使っている火力発電などは大気を汚していてこういったものを無くしナチュラルなエネルギーにしていきたいけどそれだけでは電力を賄えない。
この問題は一筋縄では行かず大気汚染に視点を合わせると原発が必要では?という議論になるのではないかという話も出てきました。
#スズコメ ③ #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) October 27, 2020
環境に配慮しない企業は評価されない動きになっていて世界中の投資家が日本に投資しづらい空気。
日本企業が復活していくためには環境問題が外せなくなっている以上僕らの生活においても意識せざるを得ない。みんなでこの問題を共有しながら進んでいく必要があると思います。
#スズコメ ④ #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) October 27, 2020
そして、今日で古田さんがラスト。次の職場のお仕事の関係でこの時間にお話いただけなくなってしまうということです。
非常に残念ですが古田さんの人生に必要なことだと思うので、いつかまたお会いできるのを楽しみにしています!ありがとうございました!