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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

20.10.28

携帯料金の値下げに向けた、総務省の“アクション・プラン”
null今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日は、元経済産業省の官僚で制度アナリストの宇佐美典也さんにお話を伺いました。
宇佐美さんがピックアップした話題はこちら!


【携帯料金の値下げに向けた、総務省の“アクション・プラン”】


エリザベス:総務省は昨日、携帯電話料金の値下げに向けた新たな行動計画、「アクション・プラン」を発表しました。プランでは3つの柱が示されていまして、第1の柱が「分かりやすく、納得感のある料金・サービスの実現」。第2の柱が「事業者間の公正な競争の促進」。第3の柱が「事業者間の乗換えの円滑化」となっています。


鈴村:まず1つ目の柱「分かりやすく、納得感のある料金・サービスの実現」について。具体策としてはどのようなものが示されたのでしょうか?


宇佐美さん:今日の話はなかなか難しいんですけど、なるべくわかりやすく説明できればと思います。私が見るには大きく軸が2つありまして、1つ目は、“安いところで端末を買って安い通信会社を使うという行動を推奨する”ということですね。昔、2年以内に会社を乗り換えると違約金が発生する『2年縛り』というものがありましたけど、それはだいぶ規制されてきたんですけど、こういうものを徹底してやりましょうと。もっと通信会社を移りやすくしましょうと。あとは、中古の端末取引を活性化させて、もっと安く携帯を買えるようにしましょうという話ですね。もう1つは、“適切なルールの周知・徹底”といったところで、『端末料金実質ゼロ円』みたいな誤解を招く表示だとか、あとはルールというのが携帯はなかなか分かりにくいので、それを分かりやすく説明するポータルサイトを総務省が作ろうみたいな政策があげられています。


鈴村:本当に分かりずらいんだよなぁ…。これを登録していおくと初期費用は安くなります。でも、一か月後に外していただいて構いません。みたいなやつがあるんですけど、よくわからないんですよ(笑)。そういうのを分かりやすくするということですかね。
さて、2つ目の柱「事業者間の公正な競争の促進」。こちらはどのような具体策が示されているんですか?


宇佐美さん:これは格安携帯会社をイメージした政策なんですけど、大きく3つがありまして、1つ目は、「格安携帯会社が大手キャリアの回線をより安く使えるようにする」というものですね。格安携帯会社は自社でネットワークを持っていないんですよね。大手キャリアから借りているんですけど、その借りる料金をより安くできないかということの検討ですね。2つ目は、新しく参入してきたキャリア、楽天ですね、あと、これから新しく参入するところが現れるかもしれませんけど、そういうところを応援する政策で、電波利用というものを見直して、周波数の空きを見つけて、新しいキャリアに割り当てて、競争を活性化しようというものです。周波数というのは携帯の音を送る道みたいなものなので、その空きが見つかるともっといろんな会社が参入できるよねというようなことですね。3つ目に関しては、5Gに関するもので、5Gって大変な設備投資がかかるので重複を排除して、なるべく5Gの利用料を安くするために複数の事業者でインフラを一緒に使うといいことがありますよという政策を進めるという事ですね。


鈴村:ちゃんと計画的に5Gのインフラ整備をしようということですね。大手のキャリアに回線を借りる料金ってやっぱり高いんですか?


宇佐美さん:高いか安いかと言ったら、何とも言えないんですけど、揉めごとの1つにはなっていて、総務省がその喧嘩を仲裁するみたいな制度があるんですけど、その制度が使われたりするぐらいなので、なるべく安くするにはどうすればいいかという事を総務省は頭に入れているという事ですね。


鈴村:なるほどね。そして、3つ目の柱「事業者間の乗換えの円滑化」。こちらはいかがですか?


宇佐美さん:これは電話番号に加えてキャリアメールも、会社を変えても持ち運びできるようにするみたいなかたちだとか、あとは、新しい形のSIMカード、『eSIM』と言われているんですけど、カードがないものですね。それの普及なんかが検討されていますね。


鈴村:SIMがある意味なんてもうないんじゃないかとずっと思っていましたけど、やっぱり、そういうことになっていくんですね。


宇佐美さん:技術的にはSIMカードがなくてもできるようにはなっているんですけど、だからといって、それで安くなるかと言ったら、それはまた別問題なんですけどね。


鈴村:ただ、乗り換えができるということは各会社も“頑張ろう!”とか、“料金じゃないところでサービスしよう!”とかいろいろ考えるかもしれないですよね。


宇佐美さん:そうですね、乗り換えがよりしやすくなると、頑張って安くしようとか、そういうインセンティブが働くという事ですね。


鈴村:このプラン。携帯料金の値下げにつながると思われますか?


宇佐美さん:やっぱり、一番大きいのが、さっき言った、“格安携帯会社に対するキャリアの回線利用料金の引き下げ”で、これは本当に確実なコストの引き下げなので、携帯使用料金の引き下げにつながると思います。


鈴村:値下げの実現に必要だと思うことってどういうことだと思います?


宇佐美さん:4Gと5Gの使い分けですね。4Gは安く使いましょう、5Gは高付加価値なので高くてもしょうがないよね。みたいなかたちで使い分けが進むと分かりやすくなってくるんじゃないかなと思いますね。


鈴村:なるほどね、そういう使い分けをしていこうってことか。使いたい人はお金を払いましょうみたいなことで、差をつけていくという事ですよね。値下げに関してはね。


宇佐美さん:そうですね、4Gを使う分に関しては安く済むみたいなかたちですかね。



そして、今日の #スズコメ はこちら。







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