20.09.07
台風時の備え
いま知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちらです。
台風時の備え
本日は台風10号関連のニュースを中心に番組をお届けしていましたので、米重さんに「台風時の備え」について伺いました。
鈴村:JX通信社さんでは、台風の情報などは発信しているのでしょうか。
米重さん:一般の皆さんには速報アプリの「NewsDigest(ニュースダイジェスト)」というもので提供しているんですけれど、それとは別に、例えばTwitterなどのSNSから、台風をはじめとする災害から、平時の交通事故や事件などの緊急情報を集めて、テレビ局などの報道機関や政府・自治体、電力会社などの企業に対して配信する「FASTALERT(ファストアラート)」という緊急情報サービスがありまして、例えばテレビのニュースなどで「視聴者提供」というクレジットが付いている映像の多くはこの「FASTALERT」で発見されています。
鈴村:今回の台風は非常に大きいといわれていますが、どれくらいの規模になるんでしょうか。
米重さん:当初より少し規模が弱まって「大型で強い台風」となりましたが、気象庁の台風の発表は「大型」の上に「超大型」があって、「強い」の上には「非常に強い」とか「猛烈な」といった表現の階級がありますので、超大型だと本州全体にかかるような規模なんですけれど、今回はそこまでの規模ではないです。ただ、沖縄・九州・四国は通り道となるので、非常に大きな影響が予想されるのと、あとは海水温が高く中心の気圧が低いので、最大瞬間風速が85メートルくらいになるのではないか、という話もありました。このあとは雨に注意が必要となります。
こういう話をすると、「大げさだったんじゃないか」とか「空振り」と言う方が必ず出てくるんですが、私が非常にお世話になっている防災の専門家、慶應義塾大学の大木聖子先生に言わせると「そういうのは“空振り”ではなく“素振り”と言うべきだ」とおっしゃられます。要は対策は“し過ぎる”ことはないということで、九州は7月に熊本で大きな被害があったばかりなので、そういうところは“素振り”で良いので、しっかりと対策をしていくことが大切だと思います。
鈴村:対策をしっかりとして、来なかったら「良かった」と素直に思った方が良いですよね。
米重さん:そうなんですよ。「無駄だった」と言うのは絶対に違うんです。
鈴村:今後、被害には具体的にどのように対応していけば良いと思われますか。
米重さん:そうですね。どのような被害が発生するのか、ある程度因数分解をして考える、というのが漏れなく対応するカギかな、と思います。例えば“風”“大雨・洪水・高潮”といった水の被害、それによって起きる停電やインフラの破損、物資の不足などが考えられると思います。その3つそれぞれに対しての被害をいかに最小化するかという観点で対応していくと、頭の中でタスクリストが出来て、いざという時の対策漏れが減るのではないかと思います。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
#スズコメ ② #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) September 7, 2020
印象できだったお話は「結局大丈夫だった時が、『空振り』と言われたりしますが、空振りでなく『素振り』ですよ」というもの。これから僕らは色んな対策をしなければならない「素振り」のつもりで、そしていつでも本番を迎えられる「素振り」でありたいな、と思います。