20.08.31
「安倍総理辞任」について
今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちらです。
「安倍総理辞任」について
このニュースのあらましは…
安倍総理は8月28日に記者会見を開き、持病が再発し総理の職務を続けるのが困難になったとして、総理大臣を辞任する意向を正式に表明しました。
鈴村:米重さん、こちらの反応はいかがでしたか。
米重さん:そうですね。Twitterを見ていると、長期政権だっただけに反応も両極端ですね。アンチな人は徹底的に叩きますし、褒める人は徹底的に褒めています。そんな中ちょっと興味深かったのが、TikTokの雰囲気は違うところがありまして、会見の動画を使って「お疲れさま」みたいな感じのポジティブな雰囲気に溢れているんです。なので、若い世代の受け止め方としてはそういう感じなのかな、と。TwitterやほかのSNSとはちょっと違った雰囲気なのが非常に興味深いと思いましたね。
鈴村:ここで安倍総理が在任した7年8か月を振り返っていきたいと思いますが、安倍政権がたち上がった当初掲げた政策を改めてお聞きしたいのですが?
米重さん:まずは何といっても経済政策「アベノミクス」と言われるものですね。こちらで「3本の矢」というのを掲げまして、それが「大胆な金融政策」「機動的な財政政策」「民間投資を喚起する成長戦略」という3つになります。そのほか経済以外の部分で、例えば北方領土問題や北朝鮮の拉致問題、そして何より最大の目標が憲法の改正でした。安倍政権としてこれらの課題に取り組んできたということです。
鈴村:成果があったのはどういったものでしょう。
米重さん:「アベノミクス」では株価が非常に高くなった、というのが目に見える成果と言えるでしょう。これは、約30年前のバブル期の水準にまで近づいてきています。あとは、有効求人倍率も大きく上昇しましたね。一方でデフレ脱却には至らず、金融政策が先行で、財政政策や民間の投資による成長戦略といった「2番目、3番目の矢」にあたる部分がついてこなかったのではないか、ということは盛んに言われます。
鈴村:安倍総理は会見で「やり残したことがある」とおっしゃっていましたが、こちらは?
米重さん:そうですね。ご本人が一番におっしゃられていたのは「拉致問題」ですね。これは安倍総理のライフワークのようなもので、ご本人の思いも当然強いのですが、在任中には目立った進展はなかったと。あと北方領土問題に関しては、安倍政権の中で非常に交渉のロジックが変わった部分で、小泉政権以来日本政府は「四島一括返還」路線でしたが、安倍政権では事実上「二島返還」と、交渉の要求ハードルをちょっと下げるような方向になりました。しかしこちらも経済協力以外の話がなかなか進んでいませんし、憲法改正に関しては完全にやり残した、ということになってしまいますね。
鈴村:コロナ対策に関して、安倍総理はどのように捉えていたのでしょう?
米重さん:水際対策という部分で、最初にちょっと出遅れてしまった感はありますね。海外からの入国制限などは、振り返ってみると、もうちょっと早くやるべきだったと思います。そこを挽回することに躍起になっていた部分もあるのかなぁ、という印象です。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
#スズコメ ② #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) August 31, 2020
まずはどういう成果があったかや、批判的に言うことよりも、『本当にお疲れ様です』だと。それを伝えたいな、と思います。そして今後また引き継いで、新しい方が日本を良くしてることを僕も祈っていますし、安倍さんもその手助けをしてほしいなと思います。