20.08.10
TikTok買収交渉の不透明感
今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちらです。
「TikTok買収交渉の不透明感」について
このニュースのあらましは…
アメリカで中国発の動画投稿アプリ「TikTok」の先行きの不透明感が増しています。アメリカにおける利用を禁じる大統領令を不服として、運営会社がトランプ政権を提訴するとの見方も出ている、との事です。
鈴村:米重さん、こちらネットの反応はいかがでしたか。
米重さん:日本もアメリカのように規制を検討すべきだ、という意見がある一方で、アメリカこそたくさんの個人情報を扱っている会社があるじゃないか、といった、政治的な側面での議論が目立つのがこの話題の特徴ですね。
鈴村:そもそもなぜ「TikTok」が規制されようとしているのでしょうか?
米重さん:米中対立が深刻化している中、中国発のSNSである「TikTok」がアメリカの若者の中で爆発的な人気を集めています。結果、「TikTok」が大量のアメリカのユーザーの個人情報などを、そのまま中国政府に渡してしまうのではないか、という懸念がアメリカ政界ではとても強いんですね。ただ、この件に関しては今のところ、何か具体的な証拠があるわけではないので、中国市場にアメリカの企業が自由に参入できない状況とイーブンにする、というトランプ政権の意図も多分にあるのではないかと思います。
鈴村:この「TikTok」買収されるという動きもあるそうですが、どういう企業が買おうとしているのでしょう。
米重さん:いまは「マイクロソフト」と「Twitter」の2社が、買い手の候補として名前が挙がっているようです。交渉としてはマイクロソフトの方が進んでいると言われていますね。
鈴村:なぜこの2社は「TikTok」を買い取ろうとしているんでしょう。
米重さん:「TikTok」は若い世代を中心にとても流行っていますので、まずはこの莫大なユーザー基盤を手に入れられる、ということ。あとはそこから生まれる大量のデータ、それを用いたアルゴリズムなどのテクノロジーの部分、こういったところが垂涎の的になっているんですね。また、マイクロソフトはまだこういったSNSの分野が強くないので、そこを手にしておきたいという思惑もあるかと思います。Twitter社は今後、世界的にどういった形で収益を上げていくかが課題となっていますので、この動画の分野で一気に中心的な存在になりたい、という意図もあるのかと思います。
鈴村:日本では、これに対してどのような動きをしていくのでしょうか。
米重さん:日本でも1000万人以上のユーザーがいますので、自民党の議員連盟が「規制すべきだ」という提言をまとめようとしています。それを受け、広報用にアカウントを設けていた自治体が運用を止める動きも広がっています。一方、政府としてはまだ明確な姿勢を示していません。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ① #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) August 10, 2020
今朝は【TikTok買収交渉の不透明感】について。
アメリカが規制するという動きになっていますが、中国でもGoogleが使用できなかったり、日本のアプリを中国の回線で使おうとすると繋がらないようになってたりするんですよね。そういう意味では…
#スズコメ ③ #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) August 10, 2020
自分の国をまず守る、ということに動きがシフトしているような感じがしますよね。まぁこの流れというのは、暫く続くのかなぁと、このニュースを見て思いました。今後どう決着するのか注目していきたいと思います。