20.07.02
医学部不正入試問題。無名アーティストが異例が再生数50万超えを記録
今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!今日は、気になる・人に話したい旬のネタをお届けするネットニュースサイト『ねとらぼ』の編集長、加藤亘さんにお話を伺いました。
加藤さんがピックアップしたネットニュースはこちら!
【医学部不正入試問題。無名アーティストが異例が再生数50万超えを記録】
先月11日、YouTubeに投稿された1本の音楽動画がインターネット上で話題を呼んでいます。
その衝撃的な内容から、「これが音楽じゃないなら、何を音楽と思えばいいのか」と口コミが広がり、現時点で無名アーティストの初投稿としては異例の再生回数54万6000回と記録を伸ばしています。
鈴村:この動画はどういった動画なんでしょうか?
加藤さん:話題を呼んでいるのはcrystal-zさんが6月11日に初めて投稿した、『Sai no Kawara』という楽曲です。現在、再生数54万6000回を超えていまして、ラッパーでトラックメイカーの初投稿としては異例の再生回数を記録しています。
この楽曲『Sai no Kawara』を簡単に説明しますと、32歳で医学部受験に挑戦する男性が主人公で、音楽活動を諦めて、医者を目指すために勉強し努力の甲斐あって、高校時代のセンター試験の点数も抜いて、模試ではA判定をたたき出しますが、東京の医学部はその年も次の年も全滅して、「えっ、なんで?」という結果が続き…という男性の苦悩の人生が描かれています。実は、曲の中で描かれている主人公の男性というのは、crystal-zさんご本人のことでして、crystal-zさんは、2018年に発覚した『医学部不正入試問題』の当事者なんですよね。
この医学部不正入試問題というのは、複数の大学の医学部が、女性や浪人生を不利に扱い、特定の受験生を優遇するといった不正入試を行っていた問題のことです。「募集要項に記載のない不適切な得点調整を行っていた」などとして、東京医科大学や順天堂大学など、合計10校の名前があがりました。
動画を見てほしいので、あまりネタバレはしたくないんですが、サビで歌われている歌詞について、ちょっとご紹介させていただければなと思います。ザベスさんに歌詞の紹介をおねがいします。
エリザベス:……はい、すごい、熟読しちゃいました…。
では、楽曲『Sai no Kawara』のサビの部分です。
順調じゃなくていいから
天才じゃなくていいから
堂々巡り 巡り 繰り返し
東京 偉大なこの街
加藤さん:この何の気なしに出てくる歌詞、サビの部分の歌詞を縦読みしたりとか、文字を変えると、「順天堂」だったりとか、「東京医大」というメッセージが隠されているんですよね。他にも、アニメーション動画やリリックの中に様々なメッセージが巧みに組み込まれていまして、興味ある方は一度、『Sai no Kawara』というYouTube動画をご覧いただければなと思います。
そして、ねとらぼでは、ご本人に直接取材をさせていただきまして、まず、crystal-zさんに楽曲公開後の反応について伺ったところ、「正直、すごく驚きました」という回答で、ご本人的には、うまくいって1ヵ月で再生数10万回行くかどうかだと思っていたそうなんですよね。また、楽曲中に出てくる、順天堂大学に対して訴訟を起こしているほか、東京医科大学とはADR(裁判外紛争解決)を続けているんですよね。現在の進捗について伺ったところ、それぞれの大学との話し合いは、新型コロナウイルスの影響で一時的に止まっている状態であると。態度に関しては「事務的な感じだなぁ…」とおっしゃっていました。
最後に、楽曲の終盤で『とある音声』が使われているのですが、「役者や声優を使った台本ではなく、実際の音声である」ということだけ、みなさんにお伝えしておきます。
鈴村:この楽曲を僕も見させてもらいましたけども、本当にこう…、胸を掴まれるような楽曲で、やっぱりね、その、こう…、最後の方がやっぱりね、すごいインパクトですね。
加藤さん:そうなんですよね、何気なく聞いていて、何となくその男性の人生というか、苦悩の人生が描かれているんですけれども、最後に、そういうことだったのか!?っていうふうに…。なんていうんですかね、突きつけられる感じがしますよね。
鈴村:そうですよね。普段、見聞きしているニュースの当事者の方の楽曲ということなんですもんね。加藤さんは、ニュースの当事者の方の楽曲ということにどう感じられました?
加藤さん:楽曲の最後の“音声”を聞くまでは、新たな夢に向けて努力していこう、確かな手ごたえを得て、でもなんかこう、連戦連敗で…。それでも諦めないで地方の医科大合格、のちに妻となる女性との思い描き、祝福、応援!みたいな感じかと思うんですけれども…。やっぱり、最後の音声を聞いて、すごく突きつけられる。すごく衝撃的なんですよ。そういうのが当事者から出てるというのが、すごく意味あることだなと思います。
鈴村:そうですよね。この楽曲は、是非、皆さんに見ていただきたいですね。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ① #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) July 2, 2020
今朝は【医学部不正入試問題。無名アーティストが異例の再生数50万超えを記録】
当事者のcrystal-zさんが問題を基に作った「Sai no Kawara」。本当に衝撃的な内容ですよね。楽曲の最後がすごい演出になっているというか、
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ② #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) July 2, 2020
今朝は【医学部不正入試問題。無名アーティストが異例の再生数50万超えを記録】
何のための試験なんだと思いますよね。試験をやる以上すべては平等でなければいけない。そうでなければ入試する人の資格を作る、枠を作らなければいけないと思います。