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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

24.02.08

国内で流行する新型コロナの変異株「JN.1」
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ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルがニュースを読み解きます。
本日は、情報社会学がご専門の城西大学助教、塚越健司さんです。
今朝、取り上げるテーマはこちら!


【国内で流行する新型コロナの変異株「JN.1」】

吉田:冬の流行期を迎えた新型コロナウイルスの感染者が去年の11月から緩やかに増え続けています。世界的に拡大する新たな変異株「JN.1」が国内でも主流となり、専門家は、引き続き感染対策の徹底を呼び掛けています。そこで今朝は、流行する変異株「JN.1」について塚越さんに解説いただきます。


ユージ:まずは、新型コロナウイルスの感染状況はどうなっていますか?


塚越さん:去年5月のコロナの5類移行後は、データの収集は全数把握ではなく、全国およそ5,000の医療機関による「定点観測」に変わっています。その中で去年8月末〜9月頭にかけて起きた「第9波」その時のピークは、1医療機関あたりの感染者数が20.50人でした。そのまま減少していたのですが、その後、感染者数は減少していました。11月下旬からまた増加しはじめて、直近の1月22~28日では、1医療機関あたり14.93人となっており、インフルエンザであれば注意報レベルとなっています。すでに10週連続で増加していて、このままいくと「第10波」となる可能性もあるか、あるいは報道局によっては、すでに第10波が到来していると伝えるところもあります。


吉田:新型コロナの新たな変異株「JN.1」は、どんな特徴があるのでしょうか?


塚越さん:JN.1は、オミクロン株の派生型で夏頃に流行した「EG.5」よりも感染力が高いです。またJN.1は免疫から逃れる性質が強い、つまり体内の抗体が効きづらいという分析結果も出ているので、感染が広がりやすいとみられています。去年の12月頃から世界各地でJN.1の検出割合が急増して、WHO(世界保健機関)が「注目すべき変異株」に指定しました。海外では1月に入ってJN.1の流行が落ち着いてきたのですが、日本では逆に1月から増えて、2月がピークになるとみられています。実際、東京都によれば、去年12月4~10日は感染割合が17.2%だったものが、今年の1月8~14日には、58.3%まで割合が増えていて6割がJN.1ということになります。一方、症状としてはこれまでと変わらず発熱やせき、喉の痛みが生じます。ただ、ウイルスの免疫回避能力が上がっているので、2度3度と感染することもあり、発症して1〜2日では抗原検査でも陽性が出ないこともあるので注意が必要です。


ユージ:新型コロナ、感染拡大の恐れはありますか?


塚越さん:そうですね、今回のウイルスは感染力が高く、何度も感染する可能性があります。また、ワクチン接種から時間が経過して免疫が低下したことや、そもそもコロナの検査を受ける人も減ったので、報告された人数より実際は多い可能性もあります。そう考えると、やはり感染は拡大していると考えられます。インフルエンザも依然として流行しているので気づきませんが、冬ということでコロナも拡大しているとみてもいいかなと思います。もう1つ気になるのは、海外からの人手です。2月10日は中国の旧正月、春節です。日本がコロナを5類に移行してから最初の春節=大型連休ということで、中国からも沢山の人が来るのかなと思います。実際に、中国政府も国内移動や海外から中国に来る方も増えるということで政府としても感染対策を呼びかけています。中国も欧米もJN.1が流行っていて、実際に日本にも中国の方がいると思います。中国に限らず、海外から沢山入ってくるのでどうしてもコロナはある程度増えていきます。


吉田:そして、いま心配なのは能登半島地震の被災地での感染状況です。


塚越さん:被災地の石川県では、1月22~28日に報告されたコロナ患者は、能登北部の2箇所からの報告は含まれませんが、1医療機関あたり20.91人と前の週より増加して、全国6番目の多さになっています。避難所など人が集まっていたり、断水による手洗いが難しいなど、衛生面の対策が急務となっています。


ユージ:今後、注意すべきことは何でしょうか?


塚越さん:やはり今は、コロナだけでなくインフルエンザにも注意です。いっとき下がったもののやはりまた1月28日までの1週間で、1医療機関あたり19.2人。コロナはおよそ15人なので、数字だけで言えばコロナよりインフルエンザの方が流行っていることになります。今の時期(2月はじめ)がピークですが、最近はずっとインフルエンザが流行っているので、まだまだ注意するにこしたことはありません。コロナ、インフルエンザ、溶連菌ウイルスなどいくつかの注目される感染症をお伝えしていますが、沢山流行っていますので、手洗い・うがいの他、状況によってはマスクをするなど、各々が柔軟に判断していきましょう。3月まではワクチン接種が無料ですので、状況に応じて使ってみるのもいいかなと思います。


そして、今日の #ユジコメ はこちら。






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