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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

22.10.24

オミクロン株に対応した新しいワクチン
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ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルが、注目のニュースを読み解きます。
今日は「BuzzFeed Japan」編集長の神庭亮介さんにお話を伺いました。
神庭さんが注目した話題はこちらです。


【オミクロン株に対応した新しいワクチン】

吉田:厚生労働省の専門部会は先週、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した新しいワクチンの接種間隔を前回接種から少なくとも3カ月経過後にしても差し支えないとの結論をまとめました。また、一部先行して始まっていたオミクロン株に対応した新ワクチンの職域接種が今週から全国的にスタートします。そこで、今朝は気になるワクチンに関する最新情報について神庭さんに解説してもらいます。まずは、接種間隔の短縮について、教えてください。


神庭さん:これまで5ヶ月間隔をあける必要があったんですけれども、3ヶ月に縮まりました。対象になるのは、従来型のワクチンを2回以上接種した12歳以上の人。1億人ほどいるということで、厚労省は希望者全員が年内に打てるようにする方針です。19日までの1週間の新規感染者数は前週比1.35倍となっていて、2ヶ月ぶりに増加に転じました。去年も年末年始に感染が増えており、これから寒くなって換気しづらくなってくると、さらに感染が拡大するリスクがあります。厚労省のアドバイザリーボードの専門家たちは「第8波の流行が起こる可能性は非常に高い」と指摘していて、政府はワクチン接種を進めて感染拡大を抑えたい考えです。


ユージ:あと今、「BA.1」対応と「BA.5」対応、2種類のワクチンがあって、どっちがいいのか?みたいな話もありますよね。


神庭さん:オミクロンの成分によって2種類に分かれるんですけど、1つは昨年の冬に流行した「BA.1」対応のワクチン。もう1つがいま現在、流行の主流になっている「BA.5」に対応したワクチン。厚労省は「BA.1」対応型でも、「BA.5」対応型でも、オミクロンに対して、従来型ワクチンを上回る効果が期待されると説明しています。


吉田:どちらを打つか選べるんですか?


神庭さん:自治体によって対応が分かれています。東京都では、4ヶ所の大規模接種会場でどちらか選べるようにしています。予約状況を見るとBA.5の方がやや人気のようですが、どちらも十分に空いているので、そこまで慌てる必要はないかな、という感じです。朝日新聞によると、東京都江東区では、並行して両方の接種をしていたんですが、月末までにBA.5型に切り替えるということです。大阪市では、当面BA.1型とし、11月中旬からBA.5型の接種をスタートする予定です。問い合わせ対応などで混乱する恐れもあるため、自治体からは、「国がはっきり方針を示してほしい」と不満の声も出ているそうなんです。


ユージ:選択肢があると悩んでしまう人も出てきそうですね。


神庭さん:個人の利益、希望だけ考えると「少しでも新しいものを」となりがちですが、そうするとせっかく確保したBA.1型が余って、貴重なワクチンを廃棄することになってしまうかもしれません。個人レベルの部分最適と、国全体の全体最適が乖離してしまう可能性があるんですよね。厚労省はリーフレットなどで「種類よりスピード」とうたい、どちらのタイプであれ、少しでも早く打てる方を優先して打つように呼びかけています。「新しいものがいい」と思うのも人情ですが、少なくともすでにBA.1で予約した人が、わざわざキャンセルして、BA.5に予約し直したりまでする必要はないんじゃないかと思います。自治体側としても、「接種控え」を招いて、全体の接種率が停滞してしまうくらいなら、BA.5型の方からバンバン打ち始めるというのもひとつの手かなと思います。


吉田:あと、気になるのは変異株の流行ですが…。


神庭さん:日本では第7波が収まって小康状態ですが、ヨーロッパ各国ではじわじわ感染が広がっているんですね。日経新聞のまとめによると、イギリスでは「BE.1.1」「BF.7」、アメリカでは「BA.4.6」「BQ.1.1」といった派生型が広がっています。アジアでも、シンガポールでは「XBB」という型が確認されているそうです。派生型によっては「ケンタウロス」「ケルベロス」「グリフォン」などあだ名がついているものもあるんですが、正直、種類が多すぎてもはや覚えきれないという状況です。こういった派生型に対して、ワクチンの効果はどこまであるのか?ということなんですが、日経によれば、アメリカのファウチ大統領首席医療顧問は「現在ある治療やワクチンの効果を回避できるような性質を持つかもしれないが、BA.5の派生型であるため効果はあるだろう」と話しているということです。


ユージ:神庭さんは、今のコロナ対応やワクチン接種について何か思われることはあります?


神庭さん:僕個人は前回接種から8ヶ月あいたので、早めに4回目を打ちたいなと思って先日予約を済ませました。インフルとの同時流行、ツインデミックも懸念されているので、インフルワクチンも近く打つつもりです。受験や就職試験など外せない大きなライフイベントがある人や、高齢者・基礎疾患のある人と同居している人などは積極的に追加接種を検討してもいいかもしれないですね。一方で、数ヶ月に1回、何回も打ち続ける、その度に副反応で寝込むみたいな状況は持続可能ではないので、いまは過渡期的な状況だと思いますけど、将来的には1年に1回、インフルのワクチンと一緒に打つ、くらいになってくれるといいなと思います。第8波、第9波…ときて第1067波とかになる頃まで、この大騒ぎを続けるのか?といえば、そうじゃないと思うので、早めに、ワクチン接種に関してもニューノーマル化していってほしいなと思います。


そして、今日の #ユジコメ はこちら。





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