22.08.11
第2次岸田改造内閣、発足

ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルがニュースを読み解きます。
情報社会学がご専門の学習院大学 非常勤講師、塚越健司さんにお話を伺います。
塚越さんに取り上げていただく話題はこちら!
『第2次岸田改造内閣、発足』
吉田:『第2次岸田改造内閣』は10日、皇居での認証式を経て発足しました。岸田総理は記者会見で、今回、内閣改造に踏み切った理由について、「政策断行により、数十年に一度とも言われる難局を突破するため」と説明。新型コロナウイルス感染拡大やウクライナ情勢、米中関係の緊張、国際的な物価高などへの対応をあげて、有事に対応する「政策断行内閣だ」と述べました。
ユージ:今回の内閣改造、どういったところが焦点でしたか?
塚越さん:首相を除いて閣僚は19人いるんですけれども、そのうち9人が新入閣ということで多いんですけれども、ただ、蓋を開いてみると、あまり目立った変化はないのかなというふうに思います。国民の関心としては、やはり『世界平和統一家庭連合(=旧統一教会)の問題』を払拭できるかどうかということですよね。そして、もうひとつは、安倍さんが亡くなったことを受け、『自民党内の派閥の関係』をどう調整するかという点だったんですよね。実際に改造が行われると、あんまり目立った動きはないんですけれども、ひとつあるのは、去年の総裁選で敗れた河野太郎さんと高市早苗さんが入閣したというところですよね。
ユージ:塚越さん的にサプライズ人事だったということですか?
塚越さん:そうなんですよね。デジタル担当大臣となる河野さんは、特にサプライズなんですよね。菅義偉内閣でワクチン接種担当大臣で非常に名をあげたわけですけれども、総裁選では敗れたので、自民党広報部長という、一言で言っちゃえば、降格人事だったんですよね…。河野さんは麻生派で、麻生派が推していたわけではないんですけれども、どうやら、岸田総理が河野さんを求めたという指摘もあるんですよね。河野さんは、問題もあっていろいろ批判もされるんですけれども、『豪腕』だということも確かにそうなので、デジタル分野での活躍が期待されているという感じですよね。
ユージ:実際、Twitterなどを使われていて、若い人とのコミュニケーションとかも積極的にとっているイメージもあるので、ある種、何かイメージがあるのかなと思いますね。
塚越さん:デジタルに関心もあるかな?というのもあるので、この辺がひとつのサプライズって感じはありますよね。
吉田:そして、やはり気になるのが、世界平和統一家庭連合、つまり、『旧統一教会の問題』ですが、今回の内閣改造から見えてくることはありますか?
塚越さん:まずですね、岸田内閣の支持率は急落しているんですね。NHKの調査によりますと、参院選後の7月半ばの調査では59%あった内閣支持率が、今月はじめの調査では46%となっていまして、去年10月の内閣発足以降、最も低くなっています。不支持も28%と前回より7ポイントも増えているんですよね。これはどうみても、旧統一教会の問題が原因ではないか、また、国葬問題も影響があるのかなと考えられます。『旧統一教会の問題』に関しては、教会となんらかの関係を認めた内閣の閣僚7人は、今回の改造で交代したんですね。なんですが、留任した経済再生担当大臣の山際大志郎さんは、旧統一教会の関連団体に会費を払いイベントに出席していると…。昨日会見しましたけれども、「通常の政治活動の一環だった」と述べているのみですよね。同じく留任の林芳正外務大臣も、関連する新聞『世界日報』のインタビューを受けていたこともわかっています。また、旧統一教会との関係を認めた萩生田光一経産大臣は、今回は自民党の執行部である政調会長に異動することになっています。またですね、初入閣組の寺田稔新総務大臣なんですけれども、2018年に旧統一教会の関連団体『国際勝共連合』の会合に参加費2万円を払っていたことがわかっています。さらに、西村明宏環境相、岡田直樹地方創生担当相などですね、いろいろ濃淡はあるんですけれども、関係があるということがわかっているという感じですし、あと、再入閣の加藤勝信新厚生労働大臣もいろいろ関係があるということもわかっているという感じなので、これから、どんどん、まだまだ関係はでてくるのかな?というのが正直なところですね。今の時点でってだけなので、まだまだ出てくると思います。
吉田:党はどういう対応をとっているんでしょうか?
塚越さん:自民党は、党としての調査は行わない方針で、個別に点検、見直ししてくださいというのを求めている状態なんですね。会費を払ったのかとか、あるいは、団体からお金をもらったとか、選挙応援されたとかですね、いろんな状態があって扱いは変わると思うんですよね。どの程度のレベルで付き合っていたのかというのは、濃淡あると思うんですよね。なんですけれども、何かしらの基準を公表して処分するなど、やろうと思ったらできると思うんですけれども、今回、“意気込みが感じられない”という感じなんですよね。なので、私としては、「内閣改造して、世論が落ち着くまで待っていれば、逃げ切れるんじゃないかな?」と思っている感じを受けるんですよね。だから、点検してくれないかな?ということですよね…。新閣僚とか留任組にも関係があった人がいるということなので、まだまだ私たちメディアもどんどん伝えていくことも大事ですよね。
ユージ:そうですよね。あと、「旧統一教会と関係があった者は外す」というふうに、もし言っちゃうと、掘り下げていくと大なり小なりみんな関わっていたんじゃないかってなって、誰も入閣できなくなっちゃうから、じゃあ、どの程度まで許すという、その線引きがね、ちょっと難しいところなんじゃないかなって。
塚越さん:そうなんですよ。だから、言えなかったんじゃないかとも思ったりしますね。
ユージ:そんな気もしますよね。
そして、今日の #ユジコメ はこちら。
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ ①
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) August 11, 2022
『第2次岸田改造内閣、発足』について
やはり注目されているのは、旧統一教会との関わり方。
これから入閣する方たちも含めて、それぞれどういう関わりを持っていたのか等、今になってもなかなかはっきりしないんですよね。#ワンモ
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ ②
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) August 11, 2022
もしかすると多くの議員、政治家の方が大なり小なり関わりを持ってしまっていたのではないか?ということで、もちろん悪い関わり方だけではなく、色々な関わり方があるのですが、#ワンモ
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ ③
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) August 11, 2022
「関わった人は入れません」と言ってしまうと誰も入れられなくなってしまうのではないか?という見方もあります。それに対して、じゃあ関わり方によってはOKとなると、どういう関わり方なら良いのかの線引きが難しいので、#ワンモ
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ ④
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) August 11, 2022
なかなか旧統一教会との関わりについて、はっきりしない。
本当に難しい問題ですが、この関わり方の部分についてもっと考える必要があるなと思いました。#ワンモ