25.07.10
猛暑で気を付けたいモバイルバッテリー、リチウムイオン電池の取り扱い

ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルがニュースを読み解きます。
本日は、情報社会学がご専門の学習院大学・非常勤講師、塚越健司さんです。
今朝、取り上げるテーマはこちら!
「猛暑で気を付けたいモバイルバッテリー、リチウムイオン電池の取り扱い」
吉田:連日、全国的に猛暑が続いています。きのうも35℃以上の猛暑日となった地点は136と、5日連続で100地点を超えていました。そんな暑さの中、モバイルバッテリーなどリチウムイオン電池が使われている製品の発火事故が夏場に増加傾向にあるとして注意が呼びかけられています。
ユージ:スマートフォンやモバイルバッテリー以外にも、リチウムイオン電池を使った製品、結構ありますよね?
塚越さん:リチウムイオン電池は、ワイヤレスイヤホン、電子タバコやゲーム機、携帯扇風機やファンが付いている作業服、電動アシスト自転車などスマホ以外にも色々な物に使われています。
吉田:その「リチウムイオン電池」暑い日には、発火事故のリスクが高くなります。
塚越さん:はい。工業製品の評価などを行っています。独立行政法人の「NITE=製品評価技術基盤機構」の調査では、夏場の事故が集中しています。去年はリチウムイオン電池の事故が過去最多で、492件ありました。月別でみても8月、7月、6月の順で多く、暑い時期ほどリスクが高まることが分かっています。リチウムイオン電池は熱や衝撃に弱く、内部温度が上がると発火の可能性が高まるので、特に直射日光が当たる場所や、車の中の置きっぱなしに注意して欲しいなと思います。
ユージ:もし、モバイルバッテリーなどが燃えてしまった場合、どうすればいいでしょうか?
塚越さん:NITEは、異常を感じたらすぐに使用や充電をやめるよう呼びかけています。またバッテリーが膨らんでいるような場合は、金属製の容器(鍋とか)に入れて蓋をすると、万が一の発火でも延焼を防げます。火が出たときは大量の水で沈めてください。そういう状態にして、すぐに消防に通報をしてください。特に車内で火が出た場合は、急に火が大きくなることがあるので、自分で消そうとせずに、すぐ車を離れて安全を確保して、消防に通報して欲しいとのことです。
吉田:膨らんでいたり、ちょっとでも異常を感じたリチウムイオン電池の製品は、回収をお願いした方が良さそうですね?
塚越さん:そうです。リチウムイオン電池が爆発する、なんて実験映像を見たことがある方もいらっしゃると思いますが、気をつけないと爆発する可能性もあります。なので、膨らんだり異常のあるバッテリーは、普通のものでも絶対に普通ゴミに捨てないようにしてください。回収の車が燃えたり、爆発してしまうことがあります。絶対にやめておきましょう。通常の場合でも、廃棄の場合は家電量販店やホームセンター、自治体の施設などに専用の回収ボックスがあります。自治体のホームページにも案内があるので、確認してから持ち込んでください。また、現在はパソコンと電動自転車、ビデオカメラに使われているリチウムイオン電池がリサイクル回収義務化になっています。国は、これにモバイルバッテリーと携帯電話、そして加熱式たばこ機器の3つのリサイクル義務化を加える方針です。これは来年4月の「改正資源有効利用促進法」の施行に合わせて、ルール化される見込みです。回収義務化ということで、事業者には罰則が設けられますし、利用者も適切に処分する必要があります。
ユージ:他に気をつけた方がいいことはありますか?
塚越さん:はい。飛行機に乗る方は、モバイルバッテリー特に注意してください。国交省と定期航空協会は、7月8日から新しいルールを発表しています。モバイルバッテリーは、これまで通り預け入れ荷物に入れていけないのに加え、モバイルバッテリーは、座席の上の収納棚に入れることがダメになりました。充電する場合は、手元で充電している状態を確認できるようにする、というルールが追加されています。私もちょうど8日に飛行機に乗ったのですが、機内でアナウンスがありました。飛行機をご利用の方は覚えておいてください。モバイルバッテリーは、当たり前のように炎天下でスマホなど外で使うと思いますが、簡単に言えば「動く火種」ともいえます。結構、火が出ることがあり得ますので、いつも頭の中に入れておいてください。カバンの中で充電することは危険ですので、気を付けてください。ポイントとしては、「PSEマーク」という国の技術基準に適合しているか、電気製品につけられたマークがあるかですね。最近の携帯扇風機やモバイルバッテリーには、こうしたPSEマークがあるかないかがひとつのポイントになります。ネットで購入する場合などは、扇風機を見るときにPSEマークがついてるかどうかを基準にしていただくといいのかなと思います。充電ケーブルというのは、基本的にPSEマークがつかないものですが、基本的には正規品だったり、AnkerやELECOMといった、信頼性のある技術基準を満たすメーカーもありますので、そういったものも参考にしてください。気を付けて欲しいのが、「急速充電」をうたうもので非常に安いものなどは注意が必要かなと思います。NITEのホームページにはリコールの情報などがありますので、気になった方はそういうものを調べてください。これからセールなどもありますので、携帯扇風機や「PSEマーク」という言葉を覚えていただけるといいのかなと思います。
そして、今日の #ユジコメ はこちら。
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ①
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) July 10, 2025
『#猛暑 で気を付けたい #モバイルバッテリー
#リチウムイオン電池 の取り扱い』
リチウムイオン電池製品、パソコンやスマートフォン、
子供たちが持っているハンディファンなど、…
#ユジコメ②
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) July 10, 2025
まず、“暑さ” そして “衝撃”に弱い
例えば、夏場の車内は高温になるので、…
#ユジコメ③
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) July 10, 2025
そんなリチウムイオン電池製品の事故を防ぐためにも、
知っておきたいのが #PSEマーク です。
安全基準を満たす電気用品に付くマークですが、…
#ユジコメ④
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) July 10, 2025
その他にも、モバイルバッテリーに関する
ルールが変わってきていることにも注目したいです。
例えば、飛行機では7月8日からは、これまで通り、
預け荷物に入れてはいけないことに加えて、
座席の棚の上に収納する事も禁止となります。
また、モバイルバッテリーの処分の方法などは、…