25.01.06
2025年 注目のニュース政治編

ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルが、注目のニュースを読み解きます。
今日は、ダイヤモンド・ライフ副編集長の神庭亮介さんにお話を伺いました。
神庭さんが注目した話題はこちらです。
「2025年 注目のニュース政治編」
吉田:激動の2024年に続き、今年も国内外で政治が大きく動く1年となりそうです。そこで今朝は、神庭さんが注目する2025年の政治・国際ニュースについて解説してもらいます。
神庭さん:注目の政治ニュース、1つ目は、「トランプ大統領就任で激変する世界」1月20日(月)に就任式があり、トランプ政権がスタートします。トランプさんの一挙手一投足に世界が右往左往する1年になりそうです。1番大きいのは関税の問題です。トランプさんは中国に対する関税を60%に引き上げ、他の国にも10%~20%の追加関税を課すとハチャメチャなことを言っています。詳しい影響については、また明日の注目ニュース経済編でお話したいのですが、このしたたかなトランプさんを果たして石破さんが迎え撃つことができるのか?少し心配なところだと思います。
ユージ:めちゃくちゃ心配ですね。関税、今でも高いですからプラスされちゃうとね。というところです。トランプ氏との日米首脳会談はいつ頃になりそうですか?
神庭さん:12月15日(日)には、石破さんより先に安倍昭恵さんがトランプさんと面会を果たしました。トランプさん側は「1月20日(月)の就任式前なら会談調整できるよ」と打診したのですが、日本側はトランプさんが正式に大統領に就任した後の2月に会いたいと伝達したようです。もちろん、キャンキャン尻尾を振ってとにかく早く会いに行けばいいというものではありません。ただ、2月に日米首脳会談をするならするで、トランプさんとの厳しい交渉を乗り切るための緻密な戦略を組み立てておく必要があると思います。何を首脳会談の「お土産」にするのか?ミサイル買え、思いやり予算増やせ、関税上げるぞ、カジノ解禁しろと圧をかけられた時に何をどこまで受け入れ、どうかわすのか?この辺りを詰めておかないといけないなと思います。
ユージ:世界の安全保障も影響を受けそうですよね。
神庭さん:おっしゃる通りですよね。トランプさんはとにかくアメリカ・ファーストです。逆に言えば、アメリカ兵が無駄な血を流したり、海外の紛争に自国のお金を使うことは好まないです。ノーベル平和賞を狙っているとも言われていて、ある意味で平和主義者的な側面もあります。大統領になったら「ロシアとウクライナの戦争を24時間で終わらせる」と豪語しているので、トランプさんの仕切りで、もしかしたらロシア優位、ウクライナ不利の情勢で停戦する可能性もあります。そうなった時に、しめしめとなるのが中国。戦争を起こしても大して失うものはない、という前例ができてしまえば、台湾有事のリスクは跳ね上がります。そういう意味では、日本も他人事ではないです。
吉田:注目の政治ニュース、2つ目は何でしょうか?
神庭さん:「大連立」なんてあり?です。大連立というのは、与党と野党が大きな塊になって政治を進めることです。石破総理は元旦に放送された文化放送の番組で、「大連立をする選択肢はあるでしょう。ただそれが大政翼賛会であってはいかん」と話しました。公明党の斉藤鉄夫代表も元旦のニッポン放送の番組で大連立論者の亀井静香さんに迫られる形で「大連立の大きな障害になるのは今の選挙制度。もう一度大きな合意の括りのできるような選挙制度を考えてみる時期がきている」と述べました。一方、立憲民主党の小西洋之参院議員はYouTubeチャンネル「ReHacQ-リハック-」の12月30日の生配信で「私がやるんなら大連立やりますよ。自民党と」と語りました。それぞれ温度感やニュアンスは様々ですが、自民・公明・立憲から同時多発的に大連立をめぐる話題が出てきているということです。
ユージ:実現性のある話でしょうか?
神庭さん:実は、石破・自民と野田・立憲は、実はそこまで政策的に遠くありません。現役世代より高齢者に手厚く、減税よりも給付を志向している点は共通しています。石破さんは、先ほどのインタビューでこうも言っています。「前原さん、野田さんは中道政治を目指すという意味では相通ずるものがある。長い友人でもあるし。政治的な立場は違うが、人として信頼できる」だから、可能性はゼロではないかもしれないですが、いち有権者としては本気ですか?と思ってしまいます。目先の予算を通すために数合わせに走るようなことがあれば、夏の参院選で手痛いしっぺ返しをくらうことになるのではないかなと思います。
吉田:注目の政治ニュース、3つ目は何でしょうか?
神庭さん:「ラスボス」とのバトルの行方です。103万円の壁問題で、国民民主が求める178万円への引き上げの前に立ちはだかったのが「ラスボス」こと、自民党の宮沢洋一税調会長です。東大卒で元財務省のエリート。宮沢元総理の甥で、岸田前総理の従兄という名門一族の出身です。先月の自民・公明・国民民主の幹事長会談では「178万円を目指して、来年から引き上げる」と合意したはずなのに、わずか9日後に決定した与党税制改正大綱では、一気に123万円まで下がってしまいました。この123万円でFIXしたわけではなく、今後も協議は続くのですが、幹事長同士の決めた事をいとも簡単に覆しちゃう税調会長って一体どれだけ偉いの?という話で、まさに「ラスボス」という感じです。夏には参院選がありますし、石破総理は衆参ダブルの可能性にも言及しています。ということは、これから減税派と減税反対の「ラスボス」のどちらが正しいのか。国民のためになるのか、ということを最終的には選挙で国民が審判を下すことになるんじゃないかなと思います。
そして、今日の #ユジコメ はこちら。
#リポビタンDTREND NET #ユジコメ ①
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) January 6, 2025
テーマは「2025年 注目のニュース政治編 」
今朝は神庭さんが今年注目する3つのニュースとして
「トランプ大統領就任で激変する世界」「大連立」
「103万円の壁問題 」をあげていただきました。…
#ユジコメ ②
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) January 6, 2025
初めてトランプ氏が大統領に就任した当時の日本の首相は安倍元総理でした。
プライベートでゴルフに行くことがあったり交友関係は良かったように見えましたが、トランプ氏はビジネス面では自分の意思が強く意志を曲げない人だと思いました。#ワンモ
#ユジコメ ③
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) January 6, 2025
日本側が希望している2月に首脳会談が実現した場合、
初めてトランプ氏と石破総理が対面することになります。
石破総理も党内でも違う角度の意見を述べてきた方なので、
2人の関係がどのようになるのかが興味深いです。#ワンモ
#ユジコメ ④
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) January 6, 2025
日本への大きな影響としては関税を大幅に引き上げる可能性があり、日本から海外に日本の製品を輸出する際に大きなダメージとなってしまいます。
また日本製鉄とUSスチールの問題もあります。
トランプ氏の大統領就任によって日本に与える影響にも注目したいと思いました。#ワンモ