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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

25.01.01

能登半島地震から1年 復旧・復興の現状と今後の課題
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ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルがニュースを読み解きます。
引き続きコメンテーターは、情報社会学がご専門の城西大学 助教、塚越健司さんです。
今朝、取り上げるテーマはこちら!


「能登半島地震から1年 復旧・復興の現状と今後の課題」

村田:能登半島地震から今日で1年となります。復旧・復興はどのぐらい進んでいるのでしょうか?石川県防災会議震災対策部会の委員で、能登半島地震の復旧・復興の助言も行っている、金沢大学 准教授、青木賢人さんにお話を伺いました。


青木さん:評価って結構難しいところがあると思うんですけれども、能登の人たちにとってみると、「まだまだあそこも直ってない」「ここも直ってない」「なかなか元の暮らしに戻れない」。仮設住宅もやっととりあえず地震の分が整いましたが、まだ9月の豪雨の分は全部できてないんです。ですから、「まだ仮設住宅に入れない」「入れていない」。そんな方々もいらっしゃる状況ですから、歩みは遅いというふうに感じてる部分はもちろんあるだろうと思います。一方で、能登の道路とか河川っていうのは、少しずつ良くはなってきているんです。249号線っていう、能登の幹線道路についても、おおよそ回れるようになってきて、かなり目処が立ってきたというようなところがあります。それだけでも本当に復旧が少しずつ、復興とは言いませんけども、復旧が徐々に進んできているんだなっていうのは、体感としても感じているところではあります。


村田:仮設住宅は能登半島地震の分は整ったけれども、9月の豪雨災害の分は、まだ整っていないということでした。その一方で、道路などのインフラは少しずつ良くなってきているということで、これによって仮設住宅の整備がさらに進むと良いですよね。


ユージ:能登半島の産業は、どのぐらい復興が進んでいるのでしょうか?


青木さん:能登の基幹産業、第1次産業と観光業が一般的には能登の主要産業といわれるものです。第1次産業でいうと、漁業の復興っていうのは少しずつ目処が立ち始めてきています。特に輪島港っていうのは、石川県の基幹的な漁港ということもありまして、今、国土交通省さんの支援をもらいながら、仮復旧ができあがった状態です。今年の冬のカニ漁になんとか間に合ったというような状態までは持ってこられたと思います。これから本復旧に向けては、まだ数年っていう道のりがかかるところではありますけれども、本復旧に向けて1つ1つ計画を進めていく。そういうフェーズに入ってきていると思います。観光業についても、少しずつですけども、観光客の受け入れを再開しているホテルが出てきています。もう1つ、能登は結構、製造業が盛んでした。大きな企業さんが、能登の事業所に大きなダメージを受けて撤退されている状態なので、これが戻ってくるかどうかっていうのが雇用力を考える上で、結構、重要です。企業さんがもう1回、元に戻ってこられるような整備みたいなものを、ちゃんと県としてやっていきます。


ユージ:漁業、観光業は復興しつつあるんですね。一方で、製造業は大企業の事業所が戻ってくるかどうかが、今後の課題ということでした。


村田:今後は、どのような支援や取り組みが必要になってくるのでしょうか?青木さんに伺いました。


青木さん:まだまだインフラにせよライフラインにせよ、十分整っていないところもありますので、それの復旧・復興を急ぐというのは1番重要な課題になってくるだろうと思います。おそらくその次に来るのが、2年の仮設住宅の後の災害復興住宅、災害公営住宅をどういうふうにしていくのかっていうことを、おそらくここ1年間ぐらいの間に基本的な方針をまとめていかなきゃいけなくなってくると思いますので、その時に小規模な集落を少し幹線道路沿いにまとめるような、集落の再編みたいなものが議論として必要になってくるのかな?というふうに思っています。もう少し大きな話でいうと、これまで災害からの復興っていうのは衣食住をちゃんと被災者に支援をしていけば、あとは被災者の皆さんが自力で仕事を確保してお金を稼いで自力再建をしていくっていうことが前提にあったので、2年間だけ衣食住をサポートしますというのが基本的な災害対策基本法の考え方になっていたんですけれども、能登は半数以上が高齢の皆さんです。被災者の多くは高齢者でもありますので、被災者支援と福祉支援の連携みたいなものが、かなり重要になってくるだろうと思っています。


ユージ:金沢大学の准教授、青木賢人さんにお話を伺いましたが、塚越さん、どのようなことを感じましたか?


塚越さん:お話では復興・復興の部分もあるのですが、色々なことを考えると十分な復興は難しい部分を感じます。9月には豪雨もありました。我々、東京とか都市部にいる人間はなかなか経験することが無いんですけれども、苦労されている方がいらっしゃるということを忘れてはいけません。全国的な災害対策を考えても、例えば去年9月の段階で、災害時に避難所となる体育館の空調設備は全国の公立の小中高校で大体平均22%程度ということなので、避難所って考えても防災面が進んでないという部分があります。これから石破政権になりましたが、どのくらい進んでいくのか?っていうところを我々は見ていかないといけないと思います。災害大国なので強くそう思いますね。


そして、今日の #ユジコメ はこちら。



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