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24.12.06

サッカー元日本代表、稲本潤一さんにフォーカス
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金曜日の「トレンドネット」は、「スポーツ」をキーワードにお届けします。
今朝のテーマはこちら!


【サッカー元日本代表、稲本潤一さんにフォーカス】

吉田:サッカーの元日本代表で、2002年のワールドカップ日韓大会での活躍をはじめ、日本代表の躍進を支えた選手の1人、稲本潤一さんが、おととい会見を行い、今シーズン限りでの現役引退を表明しました。社会人チームの南葛SCに所属していた稲本さんは都内で記者会見に臨んで「ここ2、3年は毎年、引退のことを考えていたが、今年はチームの力に今の自分の力ではなれないとすごく感じて、決断しました」と述べました。ガンバ大阪でJリーグデビューして以来、海外の強豪クラブから国内の社会人チームまで、レベルも環境も異なるさまざまなクラブで、45歳までプレーを続けてきた理由を問われると「やっぱりサッカーが楽しいに尽きる。環境は違ってもボールは1つですし、サッカーというスポーツであることに変わりない。28年間やってきたけれど、やりきったという感じが今の正直な気持ちだ」と話しています。


ユージ:コメントは、サッカージャーナリストの河治良幸さんです。稲本さんが主に活躍したポジションといえば、「ボランチ」。日本が誇る名ボランチとして、今でも高い評価を得ています!


河治さん:ボランチというと中盤でバランスを取りながらボールを捌いたりとか、うまくボールを拾って味方に繋げるというようなイメージが強かったと思うのですが、稲本選手はスーパーボランチという呼ばれ方をすることが多く、ボールを奪ったら攻め上がってゴールまで直結するようなプレーをしたりとか、単独でボールを奪いきって次に繋げるみたいなところ、バランスを取るだけでなく攻撃と守備の両面で主役を演じてしまうようなプレーがすごく目立つという事で、そういった呼び方がされていた選手で、ボランチ像をすごく変えた選手だと思います。ボランチという言葉がそもそもポルトガル語からきていてブラジルのサッカーが影響を受けた形で日本で定着した名前ですが、稲本選手はよりイングランドで言われるセントラル・ミッドフィルダーという存在に近い、中盤だけでなく自陣から敵陣のゴール前まで運動量を効かせていきながらあらゆる状況に関わっていくようなプレーをします。日本のポジション上はボランチになるのですが、より万能型ミッドフィルダーとしての価値が高く、そういった意味でもその後の同じポジションでのプレイヤーに与えた影響は大きいと思います。


吉田:稲本潤一さん以降も、サッカー日本代表において沢山の選手がボランチとして活躍しています。現役世代でいえば、遠藤航選手、守田英正選手、田中碧選手など、チーム全体をコントロールするポジションを名だたる選手たちが担って、チームを支えています。


ユージ:さて稲本さんは、1979年生まれの現在45歳。同じ世代には、日本のサッカー界では「黄金世代」と呼ばれるほど、伝説を残した選手達が沢山います。


河治さん:稲本潤一といえば、同期に小野伸二、高原直泰という本当にその世代を代表します。高原直泰選手はストライカー、小野伸二選手は司令塔というかパサーだったり、天才ミッドフィルダーと言われた選手ですけど、彼らと肩を並べるような存在で、そのトリオが中心となってトルシエ監督が率いていたワールドユースの準優勝に導くと。遠藤保仁選手もいたのですが、そういったメンバーの中でも中心の存在で、そのままシドニー五輪、日韓ワールドカップに繋がっていくような流れで、本当に中盤では欠かせない存在で、守備もそうですが、攻撃参加をしていってゴールに絡むようなプレーというところでも日本代表にとって欠かせない存在でした。ちょうど日韓ワールドカップの頃は、稲本選手はガンバ大阪からアーセナルに期限付き移籍をしていて、ヨーロッパで挑戦していたのですが、なかなか出場機会がなく、その中でも代表に呼ばれていてどういった活躍をするのかというところが注目されていました。実際に本大会に入ったら日本代表の中でも主役級の活躍、2ゴールをあげるなどの活躍をして改めて評価されるような形で、その年のバロンドールにもノミネートされました。これはもう日本人だと、中田英寿さん以来だったのですが、そういった形で注目されるほどの選手でした。


ユージ:とくに、日韓ワールドカップでの2ゴール決めたあと、自分を指差すゴールパフォーマンス。今も鮮明に覚えている方も多いと思います!「黄金世代」を象徴するワンシーンだったのではないでしょうか!


吉田:あの頃から20年以上。ワールドカップでは当時と同じく、ベスト16が最高ですが、現在の日本代表は、「黄金世代」に決して劣らない好成績を残しています。


河治さん:当時の黄金世代というのは、サッカーのレベルが現在の代表と比べてどうというのはなかなか難しくて、もしかしたら有り得ないですが、直接戦ったら今の代表の方が強いかもしれないですけど、やっぱり日本サッカー界に与えたインパクトという部分では当時のメンバーというのはとてつもない影響力で、歴史の中で言ったら今後彼らを超えていくような世代というのは、おそらく日本が世界一を獲るぐらいまでないのかなと思います。現在の日本代表は本当にアジアでも突出したような存在で、世界のトップリーグで活躍する選手も多いですし、そういった選手達がチームとなって、しっかり支えていく形で躍進を狙っていく。そういった意味では黄金世代も見られなかったような世界というのをこれから見せてくれるかのかなと期待してます。


ユージ:改めて、稲本潤一さん現役生活お疲れ様でした。


そして、今日の #ユジコメ はこちら。





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