24.09.26
児童手当10月から拡充へ

ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルがニュースを読み解きます。
引き続きコメンテーターは、情報社会学がご専門の城西大学 助教、塚越健司さんです。
今朝、取り上げるテーマはこちら!
「児童手当10月から拡充へ」
吉田:10月から暮らしに関わる制度や仕組みが変わります。その1つが、児童手当の拡充です。拡充後は支給額がアップしたり支給対象が拡大したりするため、高校生の子供がいる世帯、第3子がいる世帯は、さらに児童手当の恩恵を受けられることになります。
ユージ:塚越さん、児童手当、何が拡充されるのか教えて下さい。
塚越さん:10月からの児童手当の変更点は、大きく分けて3つあります。1つ目は、「所得制限の撤廃」です。現在の児童手当は子供の養育者の所得が一定額を超えている場合は、児童手当の支給額に制限がかかりますが、10月以降は所得制限は撤廃されます。賛否はありましたが、もともとこの所得制限については「不公平」という声もあり、変更となりました。
吉田:続いて、2つ目の変更点は何でしょうか?
塚越さん:2つ目は「支給対象・支給額の拡大」です。まず支給対象ですが、現在の対象は15歳の誕生日になってから最初の年度末、3月31日までです。簡単に言えば中学校修了までになります。それが今回は高校生年代。つまり18歳の誕生日になってから最初の年度末、3月31日までに拡大されます。3年間児童手当の受け取り期間が延びる事になりますが、第一子の場合は最大で今より36万円追加手当を受け取れることになり、家計の負担軽減に繋がります。さらに支給額については、第三子以降の児童手当の支給額が増えます。児童手当は子供の年齢や子供が何人いるかで支給額が変わるのですが、現在は第三子以降の支給額は1万円~1万5,000円。これが10月からは3万円にアップします。これもかなり増えますね。また細かい話なのですが、「子供の数え方」の定義も変わります。どういう事かと言うと、現在は子供のカウントを「高校生年代、18歳」としています。例えば20歳、15歳、10歳の子供がいると、20歳は子供にならないので、10歳の下の子供は「第三子」にカウントされないです。これを今回は「大学生に限らず、22歳年度末まで」に変更するので、先程の例でも10歳の子供が第三子にカウントされるようになります。
ユージ:これは良い事だと思います。子供はいろんな事でお金がかかります。出来る事なら、生活にかかるお金だけではなくて、何かを買ってあげたいとか、体験させたりするとか、そういう事にお金を使いたいので、これは助かると思います。
吉田:そして、3つ目の変更点は何でしょうか?
塚越さん:3つ目は「支払い月が増える」というものです。実は今の児童手当は毎月支給されるのではなく、2月・6月・10月の「3回」です。これが10月以降は2月・4月・6月・8月・10月・12月と、偶数月の「6回」に分けての支給になります。細かく支給されるので、手当の活用計画が立てやすくなります。いろいろと説明しましたが、一点気を付けてほしい事があります。それは手当の受取に際、手続きや申請が必要なケースがあるという事です。現在、所得制限に引っかかって児童手当を受給していない人や、高校生年代のお子さんのみを養育している人、多子世帯で22歳年度末までの上の子がいる人。こうした人は、住んでいる市区町村で受給や増額の申請を行う必要があるかもしれません。貰わない手はないので、是非確認しておきましょう。
ユージ:塚越さんは、児童手当の拡充どう見ますか?
塚越さん:子育て世代には嬉しいと思います。一方、やはり大きな論点は「財源」の確保です。岸田政権では「子ども・子育て支援金」制度というもので、2026年度から徴収が始まりますが、2028年度には月額500円の徴収という試算もありましたが、これも人によってはもっと多くなります。また、児童手当はもともと経済支援という意味合いがありますが、岸田政権では「異次元の少子化対策」の名の下で少子化対策としても児童手当を進めてきました。でも、児童手当が少子化対策に本当になるのか?という指摘もあります。いろんなデータがありますが、細かい所を省いて言うと全体的として出生率が低下しているっていうのは未婚、晩婚化になる要因に多い傾向があります。少子化対策ということでお金を増やしていくっていう事になると、本当にどこまで効果があるのかっていうのは冷静に考えないといけません。経済支援っていうのは大事だと思うので、細かい事ですが何にお金を使うのかっていうことをチェックしないと批判が出てくるので、よく見ないといけないと思います。
そして、今日の #ユジコメ はこちら。
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ①
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) September 26, 2024
『#児童手当 10月から拡充へ』
国が子育て世代への支援策を強化する方向に進んでいるのは非常に良いことだと思います。僕自身、4人の子を持つ父として非常に助かります。#ワンモ
#ユジコメ②
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) September 26, 2024
将来少子化が進み、経済を回す国民が少なくなれば、国への大きなダメージとなるはずです。僕を含めた今の子育て世代が高齢者になる頃には、年金などにも影響するかもしれません。#ワンモ
#ユジコメ③
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) September 26, 2024
したがって子どもの有無に関わらず、今僕らが少子化対策にかける税金というのは、未来の日本への投資、または自分への投資だと言えるでしょう。
だからこそ、名目通り正しくお金が使われているかどうか、使い道を透明化するべきだと思いました。#ワンモ
#ユジコメ④
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) September 26, 2024
さらには国だけでなく、各自治体も独自の手当を実施することで、子育て世代への支援を加速していくことが重要です。
今後も、少子化対策や子育て支援にプラスに働くようなアイデアが出てくると良いなと思いました。#ワンモ