この時期、湿度が高かったり雨が続いたり・・・、食欲も今ひとつ湧かない時期ですが、それなら思い切って、こんなワイルドな一品、いかがでしょう?今日のコードは「Talking About Hamburgers!」です。
■今週のChordは“Talking About Hamburgers!”
Come Go With Me / The Del-Vikings
今日のコードの雰囲気がこれでバッチリみえてきたかもしれません。
1973年の青春映画『アメリカン・グラフィティ』のサウンドトラックから。
ドゥーワップサウンド・・・この番組ではめずらしいですね。
バーガーショップにはオールディーズが似合います!アルバムジャケットもまさにその通り。
お送りしているのは、デル・ヴァイキングスで「Come Go With Me」。
そんな1曲でスタートした『Yuming Chord』。
この時期、湿度が高かったり雨が続いたり・・・食欲も今ひとつ湧かない時期ですが、それなら思い切って、こんなワイルドな一品、いかがでしょう?
ひと目見ただけで、圧倒的な幸福感が押し寄せる・・・、今日のコードは「Talking About Hamburgers!」です。
現在、『THE WORMHOLE TOUR』の真っ最中!
折をみて、ツアーの合間のオフショットをInstagramにアップしているんですけど、私が足を伸ばした場所が「プチ聖地」になっていたりするようで、村おこし?地方創生?・・・にひと役買っている気分です。
そこで今日は、先月半ばに出かけた沖縄で食べたハンバーガーがとってもおいしかったので、「Talking About Hamburgers!」・・・というコードにしてみました。
沖縄といえば、「A&W」が有名ですけれど・・・現地では「エンダー」と呼ぶそうです。
私は基地の近くで育ったもので、基地に幼なじみの家族とかがいたものですから、中に入って、ハンバーガーを食べさせてもらったことがあります。それがすごく懐かしくて、「A&W」、エンダーは、そのときの雰囲気そのまま、そしてさっきお送りした『アメリカン・グラフィティ』のサウンドトラック・・・『アメリカン・グラフィティ』の映画も、その雰囲気がそのまま残っているんですね。
で、今回はですね、その典型的な沖縄のハンバーガーではなく、知り合いのやっているカフェ、今帰仁村にある「Under the cherry moon」というところ(複合施設)の「Earthful Cafe」というお店で、“ヴィーガンバーガー”というものを食べたんですよ。
お店の中のポスターに書いてあったんですが、もともと、沖縄の日常食は植物性のものが中心で、お肉を食べるのは特別なときだけだったそうなんですね。植物性食品100%でヘルシーなのにジャンキーな味わいが楽しめるバーガーをめざしたそうなんです。まさに!大満足のおいしさで、ヴィーガンとは思えないパンチのある満足感でした。
ところで、土日しかやっていないそうなので、訪ねる方は注意してください。
話は戻りますが、沖縄といえば、1963年に沖縄初のハンバーガーショップ「A&W」(通称エンダー)が誕生します。
実は、このエンダーこそ、日本初上陸のハンバーガーチェーン店なんです。
沖縄のエンダー、特に本店は『アメリカン・グラフィティ』そのまま。ドライブスルーとも違って、ドライブイン方式。駐車場に停めるでしょ?そうすると、そこにインターフォンがスタンドみたいに立っていて、車の中から注文するんですよ。そうすると注文したものをトレーに乗せて店員さんが持ってきてくれて、そのトレーを開けた車の窓にカシャッとはめるとテーブルになっちゃう・・・という。
たしか『アメリカン・グラフィティ』ではローラースケートで頼んだものを持ってきていて、ローラースケートこそ履いていないけれど、そのドライブイン方式というのが、なんともアメリカンです。
さっきから話していますけど、ハンバーガーって急に無性に食べたくなりません?・・・私だけかな。
もう顎が外れそうなくらい分厚くなっていて、蝋紙みたいなものに包んであるのを、そのすき間からガブッと噛む。中にアボカドとかトマトとかいろんなものが入って、より分厚くなっているんですけれど。
では、ここで1曲。こちらも映画『アメリカン・グラフィティ』のサウンドトラックからです。
Only You / The Platters
この曲とか、「Smoke Gets In Your Eyes(煙が目にしみる)」とか、何だか独特の切なさがありますよね。レトロからきているのかな・・・。
1955年の作品で、たくさんのアーティストにカバーされている名曲です。
お送りしたのは、ザ・プラターズで「Only You」 でした。
ここで、ハンバーガーの歴史をひもといてみると、「ハンバーガー」という名前の語源にもなっている「ハンバーグ」のルーツは、ドイツの港町・ハンブルグで食べられていた肉料理。
牛肉や馬肉を粗いみじん切りにして、オリーブオイル、塩・コショウなどで味付けをして、タマネギやニンニク、ピクルスなどのみじん切りに薬味と卵黄を添えた料理が始まり。もともとは、これをまぜて生のまま食べていたといいます。
その頃の牛肉って、穀物とかを食べさせて肉質を柔らかくなんてしていなかったから、煮込み料理か、こうやってみじん切りにするしか食べられなかったんじゃないでしょうかね。
そういうハンブルグの郷土料理を、アメリカへ渡る移民船に乗っていたドイツ人たちが恋しがって、コックさんたちが野菜や乾燥した肉を戻したものを焼き固めたのものがルーツだそうです。
それが、アメリカのドイツ料理屋を中心に「ハンブルグ・ステーキ」として食べられるようになり、レシピが進化して、アメリカ全土で人気を集めます。
ただし、そのハンバーグ・ステーキを、誰が、どこで2枚のバンズ(パン)にはさんで、気軽に食べられる「ハンバーガー」にしたのか、というところは諸説あるみたいです。
ファストフード文化を創り出した、ハンバーガーチェーン店の世界初、といわれているのは1921年、カンザス州で生まれた「ホワイト・キャッスル」で間違いないようで、徹底した衛生管理と、オートメーション化されたシステムを確立しました。
そして、模倣店が次々と登場する中、1940年に創業されたのがマクドナルド。
マクドナルドは、日本上陸した初期の初期に食べたんですよ。
絵の予備校があった代々木ゼミナールというところの隣くらいにマクドナルドがあって、周りの予備校生たちとお昼休みに買いに行って頬張りながらイーゼルを前にした・・・なんていう自分が懐かしいです。
あらためて、私の思い出のハンバーガーショップといえば、日本で最初のグルメハンバーガーとサンドウィッチのレストラン、「Homework’s」。
公式サイトによると、「アメリカの本物のハンバーガーが食べたい」、という、オーナーの・・・このオーナーを私は存じ上げていまして。10代のころからよく知っているお姉さんみたいな存在の人だったんです。苦労してレシピを開発しているところから知っています。
お肉も、牛のどこの部分をどのくらい混ぜたら本当のアメリカのハンバーグになるか・・・ということを、いろいろ試して研究していたみたいですよ。
もうそのライセンスは手放してしまったので、今は広尾店と麻布十番店だけになってしまいましたけれど。
そして、私が今もたまに食べるのが「シェイク シャック」のハンバーガー。地元にあるんです。
「シェイク シャックのパティは、ホルモン剤フリーのアンガスビー100%を使用。オーダーが入ってから丁寧に1枚づつスマッシュして焼き上げているので、お肉本来の旨味が楽しめます」とのことです。
最近、いつ食べたかな・・・あのね、昨年、家でレコーディングをしているときに、スタッフとあわせて5人くらいで食べたかな。
それと、2000年代はL.A.でアルバムのレコーディングをすることが多かったので、ハンバーガー、よく食べました。
一番好きなのは、大谷選手もお気に入り、ということで有名な、「IN-N-OUT BURGER(イン・アンド・アウト・バーガー)」。
1948年にカリフォルニア州ボールドウィンパークで創業された、ドライブスルーのお店で、アメリカ西海岸でしか食べられません。
お店の最大の売りはフレッシュさ。冷凍の食材は使わず、電子レンジも使いません。
パティはもちろん、レタスやトマト、玉ねぎも新鮮で、バーガーとポテトとシェイクしかなくて、シンプルです。
・・・懐かしい。本当においしかったです。
1986年、ハイウッドで創業された「Johnny Rockets」もよく行きました。
日本にも六本木にあったんですよね。店内は50'sを思わせるメタリックな装飾やジュークボックスがあったんですよね。
そういえば、この番組のスタッフともL.A.にレコーディングの時に遊びに来てもらって、私が案内して「メルズ」という有名なドライブインに行ったんですけれど、そういうダイナー・・・でも、ハンバーガーやホットドッグもミルクシェイクも食べられて、インテリアはミッドセンチュリーなアトミックデコって感じ。色味とかも『アメリカン・グラフィティ』の映画そのままで、ザッツアメリカ!って感じです。
そんなことも思い出すと、本当に、急に食べたくなるんですよね。
ではここで、今日のコード「Talking About Hamburgers!」にちなんだ私の曲を。
50'sの話をさんざんしましたので、私のなかからそんな曲を。
ルージュの伝言 / 荒井 由実
この曲は有名で・・・自分で言うのもなんだけど、「古びない」と言ってもらえるんです。
それは、この曲をつくった時点で、「50'sをやろう」という思いつき、姿勢がすごく新しかったんですよ。定着してしまうと、もとからあったスタイルだったり、“J-POPのひとつの形”というふうになってしまうんだけど。勇気が要ったんですよ、ものすごく。そもそも、ノる歌詞ができるかということを自問自答して・・・コニー・フランシスの「カラーに口紅」という有名な曲があるんだけど、そんなフォーマットと、それからエリザベス・テーラーが出た映画で鏡に口紅で何かをワッと書くシーンがあったんです。映画のタイトルは忘れちゃったけれど。
そんなことを組み合わせてできた曲です。
お送りしたのは、1975年リリースのオリジナルアルバム、『COBALT HOUR』から「ルージュの伝言」でした。
今日は、「Talking About Hamburgers!」というコードでお話してきました。
それにしても・・・、今日、このコードになったきっかけの、沖縄で食べた「Earthful Cafe」のヴィーガンバーガー・・・。
ヴィーガンフードって、ホントに、進化していますよね。
言われなきゃわからないくらい、「ハンバーガー」でした。
ツアー中の今だからこそ、ハンバーガーもポテトもアイスもパフェもOK。
何しろ、ステージに立って全力で歌うと、すっかりカロリーオフ、ですからね!
それに、楽しく食べる、ってことが健康につながると思うんですよね。
罪悪感は一旦横において、自分にごほうび。これ、大事です!
一生そんなことをしているのかな・・・してたいです(笑)。
そんなわけで、全国津々浦々、おいしいもの我慢せずにいただきながら、しっかり、全公演をコンプリートしていきたいと思っています。
今月後半の『THE WORMHOLE TOUR』は、6月25日の福井県、そして27日の長野県の2公演を控えています。
7月に入ると、東京公演のあと、東北方面へ行く予定です。
最新アルバム、『Wormhole / Yumi AraI』の世界観を、私が直接、みなさんへ届けにいきますので、どうぞお楽しみに。
コンサートの詳細やそのほかの私の最新情報や近況は、松任谷由実公式ホームページ、XやInstagram、TikTokなどでお知らせしています。
ぜひ、チェックしてみてくださいね。