忙しい合間の手軽な気分転換を。忙しい日々を忘れさせてくれるような逃避行ソングを集めて、お送りします。今日のコードは「Green Escape~夏の逃避行Song Collection」です。
■今週のChordは“Green Escape~夏の逃避行Song Collection”
緑の町に舞い降りて / 松任谷 由実
お送りしているのは、1979年にリリースしたアルバム『悲しいほどお天気』から、「緑の町に舞い降りて」。
この曲は、いわて花巻空港のイメージソングとして、空港施設内で30分に1回、流れています。
そして、2階の出発ロビーに私の直筆の歌詞レリーフも展示されているんですが・・・、本当に、歌詞のとおり、この時期は飛行機から豊かな緑が見渡せます。
つくっておいて何ですけれど、飛行機の中のアナウンスで「盛岡」というワードが出てきたかどうかは、さだかじゃないんですね。でも、ずっと前から盛岡ってアイルランドみたいなんじゃないか・・・イメージを膨らませていって歌をつくっているときの私は、アイルランドを旅しているような・・・でも、盛岡を旅しているような。そして聴いてくれている人は、聴きながら盛岡を旅してくれているんじゃないかと思います。
つい先日、『THE WORMHOLE TOUR』の第二期シーズンを終えたばかりで、7月11日・12日の2日間、岩手公演を開催しました。
岩手は、訪れるたびに、この曲をつくったときの気持ちに戻れるというか・・・透明でピュアな自分になんだかリセットできる場所なんですよね。
そんな1曲でスタートした、『Yuming Chord』。
地域によっても違いますけど、今週末あたりから、お子さんたちも夏休みが始まる頃。そして、暑さも本格化してきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
私は、ツアーの第二期を終えたばかり。
第三期のスタートまでひと月ほどあるので、心身をゆるめる時期を過ごそうかな・・・と、思っています。
とはいえ、完全な「夏休み」、というわけにもいかないのが、主婦のつらさ。
自分自身のメンテナンスと同時に、滞った家事も片付けていかないと!
夏休み中、旅行へ出かける予定がある方もいらっしゃると思いますが、そのための準備、段取りも大変だったりしますからね。
・・・そこで!今日は、忙しい合間の手軽な気分転換を。
忙しい日々を忘れさせてくれるような逃避行ソングを集めて、お送りします。
夏といえば海!と、言いたいところですが、今日のコードは「Green Escape」。
雨上がりの後、生き生きと輝く緑や、夏の木立が落とす影、そしてひと夏の恋をふと思い出す・・・、わざわざ遠出をしなくても感じられる「夏の涼」を、音楽でお届けしていきます。
と言いつつ、私の最近の「Green Escape」といえば・・・ツアー先の沖縄で必ず泊まるホテルが、すごく木が良くて。そのホテルの中庭に、霊力のあるガジュマルの木があるという。知らなかったんですけれど、あるとき、それが素晴らしい木だよと教えてもらって、確かにそばに寄ると、そう大きくないんですけれど、サワサワした感じがして更に大好きになりました。
では!そんな「Green Escape」をイメージして選んだ、私の曲。
最新アルバム『Wormhole / Yumi AraI』にも収録されている曲ですが、この曲をつくったときに浮かんでいたイメージは、コートダジュールな感じ・・・と言っても、地中海に面した側のフランスの気候はカラッとしているんですが、どこか庭木を吹く風は哀愁があるような、一抹のセンチメンタルがあるような、そんなイメージでつくってみました。
小鳥曜日 / 松任谷 由実
まさに、私の「Green Escape」ソング!オリーブの小枝も出てきました。
今日のコードは「Green Escape」。続いては、ロマンティックな逃避行ソングを。
1978年リリースのアルバム『流線形'80』から、「Corvett 1954」。
Corvett 1954 / 松任谷 由実
この曲はね、60年代のアメリカドラマとかによくある、パーティーを抜け出して、夜風が生ぬるいけれども涼しく感じる、みたいなものを、いま聴いても感じますね。意図したんですけれど。
車は全然詳しくないんですが、名称とかフォルムとかには敏感なんですよ。流線形の車はセクシーだなと思って。歌詞にも出したんですけれど、ネイル、女の人の爪のようなライトだったり、そしてボディが流線形で、という。曲も流線形というところから発想してつくって・・・。
いま改めて聴くと、来生たかおさん、すごく色っぽく歌ってくれています。改めて自画自賛で、とても好きになりました。
蒸し暑い日本の夏こそ「Green Escape」!
今日は、日常からの逃避行ソングを特集してお送りしています。
そういえば、ツアー中の「エスケープ」的な楽しみが、地元の映画館での映画鑑賞。
インスタにもアップしたんですけれど、長野公演の合間に話題作『シラート』、観ました!
ものすっっっごいショックな映画で、みんなに勧めているんだけれど、観た映画館も良かったんですね。
長野相生座・ロキシーという、子供の頃を思い出しちゃった・・・こういう映画館だったな、って。そこ自体は芝居小屋だったんだそうですけど、120年くらいの歴史を誇る映画館なんですよ。
そこで観たから、よりマッドマックスをリアルにしたような・・・ショックでした。で、そのあと外に出て、やっぱり地方都市って自然がいっぱいの感じがあって。街の商店街を歩いていても、すぐそこに自然があるなと、安らぎがあるので・・・あ、現実で安らげている自分がありがたい、とか思って。人生コントラストですね。
では、再び「Green Escape」をイメージした曲をお送りしましょう。
今日最後の1曲は、私なりのロードムービー的ソングかもしれません。
2004年リリースのアルバム『VIVA!6X7』から、「太陽の逃亡者」です。
タイトルの「6X7」というのは、映画の撮影用フィルムのサイズ。
もともと、イタリア映画で使われていた『8X9』をタイトルにしようと思ったんですけど、語呂のよさを考えて「6X7」になりました。
田島貴男(ORIGINAL LOVE)さんとのデュエットで・・・、彼の声と私の声が、ベストマッチ!だと思いますよ。
舞台はヨーロッパとか、西海岸のパラダイスな感じ。
2人がドライブしているのは・・・、聴いてくれた人はどこをイメージするかな?
湿っぽさゼロのドライな味わいの中に、ひとさじの切なさ、感じてください。
太陽の逃亡者 / 松任谷 由実
聴きながら思い出したんだけれど、『ゲッタウェイ』という映画が大好きで。スティーブ・マックイーンとアリ・マッグローが逃亡していく映画なんですけれどね。60年代のファッションが最高にかっこよくて・・・エバーグリーンですね。
今日は「Green Escape」というコードで、夏の逃避行ソングをイメージした私の曲を集めてお届けしました。
聴くだけで、まだ見ぬ世界が広がるプレイリスト・・・、改めて聴いてみてください。
今日、お送りした番組は、このあと1週間、radikoのタイムフリーでお楽しみいただけます!
そして、プレイリストといえば・・・来年、デビュー55周年を迎えることを記念してスタートした企画、「ユーミンと私のプレイリスト」。
さまざまなジャンルで活躍されている方々に、それぞれ自由なテーマで私の楽曲を選んでいただいて作られたプレイリスト企画です。
トップバッターをつとめてくれたのは、作詞家の秋元康さん。
「作詞家の僕が痺れた歌詞」という切り口でセレクトしてもらいました。
今日、お送りした「緑の町に舞い降りて」も、選ばれています。
歌詞のどの部分に痺れたのか・・・特設サイトをチェックしてみてください。
くるりの岸田さん、作家の山内マリコさんのプレイリストも公開されています。
そして・・・『THE WORMHOLE TOUR』の第二期シーズンは、おかげさまで無事、終了しました。
毎回、満員御礼!私もたくさんのエネルギーをみなさんから受け取りました。
本当に、ありがとうございました。
第三期は、8月18日の青森公演からスタートです。
そのあとは山形、そして北海道公演へと続いていきます。
みなさんにお会いできる日を楽しみにしながら、しっかり、心身を整えます!
コンサートツアー第三期の詳細や今後のスケジュール、そのほか、私の最新情報や近況は、松任谷由実公式ホームページ、XやInstagram、TikTokなどでお知らせしています。
ぜひ、チェックしてみてくださいね。