あなたのキレイと元気を磨く!「植物の力」で美しいライフスタイルを!

5000年以上の歴史を持ち、クレオパトラも愛した植物との暮らし。植物と向き合い、植物の声を聞くライフスタイルや、ボタニカル・フードのとっておきレシピ。植物の世界からあなたに届く「美しい贈り物」です。

―この番組は、2021年3月で終了しました。―

2018.12.07

Monthly Flower1
12月の花「クリスマスローズ」

  • MonthlyFlower
クリスマスローズは、冬の始まるころから早春にかけて、様々な色や模様の花を咲かせる多年草。まさにクリスマスに咲くバラをイメージさせることから、その名前が付けられました。素敵な名前と愛らしい花は、冬のお部屋に飾るアレンジにぴったりです。

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クリスマスローズ


毎月の花をご紹介する「マンスリーフラワー」。今月はクリスマスローズの魅力をご紹介します。



冬枯れの庭を飾る「冬の女王」
冬枯れの庭に華やかな彩りを添えてくれる、クリスマスローズ。育てやすく寒さにも強いので、冬のガーデニングで人気があり、「冬の女王」や「冬の貴婦人」と呼ばれ愛されています。1年中緑の葉をつける常緑種で、花も1ヶ月ほどは楽しめるので、鉢植えとしても人気があります。実は、綺麗に広がった花びらに見えているところは「ガク」で、正式には「ガク片」と呼ばれている部分。もともとは白色が基調でしたが、品種改良により、ボルドー、グリーン、黄色など様々な色や模様を持つものが生まれました。水揚げさえ気を付ければ持ちもいいので、ブーケやアレンジで人気の花となっています。



クリスマスローズのおすすめアレンジ
白いクリスマスローズが手に入ったら、小さい花瓶やガラスの器に、水をたっぷり入れてアレンジするのがおすすめです。クリスマスローズに必要なのはたくさんの水。茎を短く切りそろえれば、水揚げが良くなり、花がより長持ちします。また、クリスマスローズは葉が立派なので、葉も残して飾りましょう。赤の器なら、鮮やかな緑とのクリスマスカラーで、テーブルの上を華やかに彩ります。

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白いクリスマスローズのアレンジ


また、白のクリスマスローズに赤のラナンキュラスを組み合わせたアレンジも華やかです。

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白いクリスマスローズと赤いラナンキュラス ガラスコップのアレンジ


花器に赤や緑のカップを使えば、パーティーなどでよりクリスマスらしさを演出できます。それぞれのお客さまの前に一つずつ置いても、テーブルのセンターにまとめて置いても、素敵なおもてなしになりますね。

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白いクリスマスローズと赤いラナンキュラス 色付き花器のアレンジ


クリスマスローズをお花屋さんで買った後は、すぐにたっぷりの水に活けておかないと、萎れてしまいます。万が一、萎れかけたら花全体を水に浸したり、茎の部分をお湯に浸けて置くと元気を取り戻します。容器に40度ぐらいの湯を用意して茎の先を浸け、お湯が冷めるまでしばらくそのままにしておくと、花がよく水を吸い上げるそうです。また、毎日の水替えと、痛んだ茎の部分を切り落とすことも大切。切り落とす作業も必ず水の中で行い、切り口に空気が入らないように注意しましょう。

キリストの誕生を喜ぶ少女の気持ちが花となって咲いた、というキリスト教の逸話にも登場する神聖な花「クリスマスローズ」。「追憶」「私を忘れないで」「いたわり」などの花言葉を想いながら、今年1年の感謝の思いを込めて飾りましょう。


TOKYO FM「クロノス」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。

また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送しているノエビア「Color of Life」。12月8日は、小説家の江國香織さんと井上荒野さんのお二人を迎えてお届けします。どうぞ、お聞き逃しなく。


アレンジ 市村美佳子(緑の居場所デザイン)
http://www.midorinoibasho.jp/

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