メッセージ
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遂に全6巻読破!そんな嬉しさとともに、最後のページでは主人公・嘉兵衛との別れの寂しさも一気に押し寄せてきました。歴史小説は主人公の死も容赦なく突きつけられるのがつらいところ。でも悲しみの大きさは、長きに渡って嘉兵衛とつきあった結果なのですから、長編を読み切った人にしか味わえない醍醐味といえるのかもしれません。さて小川さんはこの作品から、「志を持つ生き方の尊さ」を教わったとおっしゃっていましたが、この言葉に私も深く納得。そして我が身を省み、自分の志は何なのか・・・嘉兵衛からとても大きな宿題を出されたような気がしています。立場や年齢によって受け取るメッセージはそれぞれだと思いますが、さてあなたは嘉兵衛からどんな宿題を出されましたか?
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2011年2月6日
司馬遼太郎
『菜の花の沖』

2011年1月30日
浜田廣介
『泣いた赤おに』

2011年1月23日
赤染晶子
『乙女の密告』

2011年1月16日
ポール・ギャリコ
『雪のひとひら』

アーカイブ
アトゥイ・ソーカタ(海の上で)/安東ウメ子
嘉兵衛に仕事をまかされた蝦夷人“アチャポ”のうれしそうな様子が思い浮かびます。安東ウメ子さんは、帯広地方のアイヌ文化の継承者でアーティスト。
悲しき天使/オデッサ・バラライカ
バラライカは、17世紀から18世紀にロシアで大流行した楽器です。ペトロパブロフスクに無事着いたディアナ号を吹奏楽が迎えたシーン、嘉兵衛はどんなに驚いたのでしょうか?

海よ/中島みゆき
海を愛した嘉兵衛さん、最後はふるさとに帰りました。大阪、司馬遼太郎記念館のHPはこちらです。
http://www.shibazaidan.or.jp/

 
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