三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2017.02.21

ドライバーのスキルを最大限に活かした配送

松本隆一
CBcloud株式会社
代表
松本隆一
航空管制官から異色の転身

今回は、CBcloud株式会社 代表 松本隆一さんにお越しいただきました。

松本さんは、沖縄県出身。88年うまれ。現在 28才。
義理の父親の運送会社事業を引き継ぎ、2013年にCBクラウドを設立。
その前は、羽田空港の航空管制官などをされていたという
業界では異色のプロフィールの持ち主です。
現在の会社では、いわゆる軽トラックのドライバーと、
荷主のマッチングサービスを行っています。
アナログが主流の運送業界ですが、ネットとアプリを活用することで、
依頼者がドライバーを直接選ぶことも人気を呼んでいます。
今年の春からは、個人からの引っ越しも請け負う予定です。

こうしたサービスを思いついたきっかけについていかがいました。

「義理の父が軽貨物の運送会社の社長をやってまして、
 彼の課題や、ドライバーに対する思いに共感して起業に至りました。
 しかし、その翌月に義理の父が亡くなり、実務を2年やる中で、
 業界の問題やドライバーの環境を改善したいと、
 このサービスを2016年から始めています。
 ドライバーの立場に立つと、どこにどんな依頼、
 需要ががあるか分かりませんでした。ドライバーの方々が、
 日々同じような仕事をする中で、引っ越しの依頼もあるんじゃないか、
 こういう依頼もスキルがあるからやってみたいという声を受けて、
 も需要もあると供給のバランスが崩れていると実感しました。」 

こうしたアイデアを実現するまでの道のりについて伺いました。

「まずは、義理の父の会社を引き継いだ直後ですね。
 まさに運送業界がアナログなので、電話とFAXに追われていました。
 さらにITベンチャーといえども人間の心をどうひきつけていくのか
 というのがかなり苦労もしましたし、いい経験になりました。
 なので、まずは、汗をかいて面と向かって対話することの積み重ねで、
 ドライバー目線で事業を立ち上げるということがが一番でした。
 実際に私自身もドライバーの気持ちを理解するために、配達もしました。」

現在ドライバーの登録は500名。まだまだ少ないと松本さんは言います。
日々、人間としてビジネスマンと成長しなきゃいけないと気を引き締めます。
最後に起業して感じた新たな発見や気づきについて伺いました。

「今までですと、配送して当たり前。届けた時にありがとうと言われななかったのが、
 このサービスと通じて、ドライバーが評価されたり褒められたり、
 ドライバーの笑顔が見れるのが私自身幸せです。
 加えて女性からの引っ越しの依頼などがすごくあったのが驚きでした。
 配送以外のところの手伝いも可視化できたのが魅力だったのかなと思っています。」

ただの配送から、スキルと最大限に活かしてより満足度の高い配送に!

来週も引き続き、CBcloud株式会社代表、
松本隆一 さんのインタビューをお届けします。
来週は、若くして人を動かす立場になった方の大変さ、
そして挑戦について深く掘り下げます。
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