2026.04.28
ネガティブをポジティブに
ONE MORNING「The Starters」
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。
今週と来週のゲストは、株式会社ベル・フルール 代表取締役社長の今野亮平さんです。今野亮平さんは1977年生まれ、東京のご出身。大学、専門学校を経て、グラフィックデザイナーになりますが25歳の時、前身となるお母様のフラワースクールを法人化。専務として事業に携わるとともに、ご自身もフラワーデザイナーとして活動し、2006年「日本フラワーデザイン大賞」の生花部門で1位を受賞。2018年、株式会社ベル・フルールの代表取締役に就任されています。
今週は主な事業内容をうかがいますが、その前に今野さんご自身もフラワーデザイナーをされているんですね。
「私自身フラワーデザイナーとして、フラワーアーティストというフラワーデザイナーのお客様がいて、いかに個性を出せるかという部分を意識して、フラワーデザイナーという名前にこだわっています。」
アーティストになると自分が作った作品を提案するけど、デザイナーだと皆さんからいただいたものをデザインしていくんですね。
「おっしゃる通りです。ルールがある中にお客様に合わせてデザインをする。 そこにどれだけ個性、クリエイティビティが出せるかっていうところを大事に、ビジネスデザイナーとしてやらせていただいております。」
お母様がお花に携わる仕事をされていたんですね。
「小さい時から母がお花の先生を家でやっていて身近にお花がありました。アメリカに大学留学している時に、漠然とデザイナーになろうと決め、ファッションデザイナーやメイクアップアーティストなどいろいろある中で、母がお花の先生をやっていることもありフラワーデザイナーの資格を取りました。」
ベル・フルールはどんなサービスを展開されているんでしょうか。
「先ほどフラワーデザイナーと申しましたが、お花屋さんではなく、お花を通してデザインを提供するという新しい切り口・コンセプトを持って皆さんに展開しています。」
実際に出来上がった商品をショップで販売しているんですか?
「ショップの方では、“プリザーブドフラワー”という生花をもとにした枯れないお花を売る店舗としてやらせていただいております。そしてもう一つはもともと母親がやっていたレッスン、要は技術や理論をご案内する形でレッスン、スクールをやらせていただいております。」
店舗はどちらにあるんですか?
「本店が東京の銀座一丁目に直営店があり、ほかには全国の有名百貨店のところで、いいものを欲しい、いいサービスを受けたいという方に対してフラワーデザインを提供している形になっております。」
特にベル・フルールが国内先駆者として推しているのがプリザーブドフラワーということなんですね。
「そうですね!プリザーブドフラワーは元々生花で水をあげないで3年から5年持ちます。今ではサステナブルフラワーとも言われ、今の環境や時代に合った形で、新しい価値としてお花を皆さんに展開しているのがこのプリザーブドフラワーですね。」
ドライフラワーとは違うんですよね。
「触ったら崩れてしまい、色も褪せてしまうドライフラワーと異なり、プリザーブドフラワーは色のトーンがすごく彩度は明るくてキラキラしてて、同時に質感というか、触っていただいた時もみずみずしさや潤いをキープしています。そういった意味ではドライとは正反対ですね。」
プリザーブドフラワーの良さと特徴を、改めて教えてください。
「一番の利点は水をあげる必要がないことです。暑い時期だと生花はどうしても水をあげる必要がありますよね。例えば仏花でも、ご高齢の方は水やりや水替えが大変だったりしますが、プリザーブドフラワーは何もしなくていいです。他にもアクティブで旅行とか行く方は、旅行から帰ってきたら枯れちゃったなんてこともありません。プロポーズや結婚式のブーケも生花だと枯れてしまいますが、プリザーブドフラワーだとずっとそのままの状態で飾れるので、ギフトとしてもメンテナンスしないで長く飾れるという点で、相手のことを思ったギフトとしても広がっていますね。そして、最大の特徴は色の美しさ。カラーのバリエーションというところも非常に魅力ですね。」
いくつかスタジオに持ってきていただいたんですが、こちらは胡蝶蘭ですか?
「そうですね!「幸せが飛んでくる」という花言葉の胡蝶蘭ですけれども、仏花としても非常に今年々人気が高まってきています。一つ大事にしているのは、そこにコンテンポラリーさというか、ちょっと昔の伝統も大事にしながらでも古臭くならないで、現代のインテリア、ライフスタイルに合うようなデザインというのを意識していますね。」
こちらにケースに入ったものがあるんですが、文字のようなものがお花で飾られていますね。
「こちらお花で作るロゴなんですね。通称「ベルデコ」といい、生花の胡蝶蘭に代わるような存在です。法人の方も皆さん大体胡蝶蘭を送ってしまうと思うのですが、どうしても胡蝶蘭と鉢と棒だけでも、捨てる際の分別大変ですよね。こちらの「ベルデコ」だと個性も出せますし、例えばいただいた方の会社のロゴだったりとかすると、オンリーワンのロゴになりますし、そういったオンリーワンのものをお渡しできるのが特徴です。」
今目の前にあるんですが、こんなに細かい文字も表現できるんですね。
「その通りです!フェザーリングといって、もとは1輪の大きいこれカーネーションなんですが、それを全部手で4〜6分割に細かくして作っています。」
白ベースに何か色つけてロゴを入れることもできると思うんですが、そうではなく、ちゃんと色が違う花びらを植えてデザインしているんですよね。
「そうなんです。テイストに合わせた、主にカーネーションとバラで作ったりするんですけど、曲線は作るの大変なので、柔らかいカーネーションの表情であったり、それをフェザーリングやワイヤーテクニックで作っております。」
お花を飾る効果ですや魅力ってどんなところにあるとお考えですか?
「例えば、アメリカの 30年前の心理学者が“バイオフィリア”というものを提案して、お花がない環境と比べてお花が環境あるは幸福度が30%増すというデータがあるんです。まさにそれがお花のお力だと思っています。しかし、飾っていたお花が枯れてしまったら寂しい気持ちになりますよね。このプリザーブドフラワーはずっと綺麗に飾れるっていうところで、幸せを継続できるところが、ご自身もそうですし、お渡ししても喜んでいただけるアイテムなのかなと思いますね。」
例えばちょっと家を少しだけ華やかにしたい、お花飾りたいなんて時に、どんな場所に置くのがオススメとかってあるんでしょうか?
「プリザーブドフラワーは、生花でネガティブなところがポジティブになるんですね。つまりは植物って光合成が必要なので光が大事です。でも光が当たらないところに置いておけるのがプリザーブドフラワーの魅力ですよね。プリザーブドフラワーの色の美しさやお花の華やかさで、ネガティブがポジティブになるような存在なのかなと思いますね。」
家の中で光が届かない、ちょっと暗いあの場所に置くことによって、家の全体も明るくなるということですね!
最後にこれまで乗り越えてきたハードルを教えてください。
「先ほどプロフィ―ルでも紹介してもらった日本一になった時に、実は祖母が亡くなってしまった時だったんですね。悲しい思いだったのですが、逆にそこに集中してできたんですね。 まさにピンチはチャンスじゃないですけども、同時にその後コンテストに出てもあまり入賞できなかったのは、平時の時は自分のことばかり考えてしまって、エゴが出てたと思うんですよね。先ほども言ったようにネガティブはポジティブに。そういう時こそ、利他の力というか他の人を思えて作品作りができたので、それが大きく乗り越えられて、今もビジネスでもすごい大事にしているポイントですね。」






20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、





