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熊本地震から10年

2016年4月14日、


春の訪れを感じる季節に九州・熊本を襲った大きな揺れ


最大震度7を観測した一連の地震、熊本地震から10年が経ちました。



あのとき、多くの人が経験したのは、「一度で終わらない地震の恐怖」です。


4月14日の前震、そして、そのわずか28時間後に本震が発生しました。


それまでの「大きな地震は一度」という常識が大きく覆された瞬間でもありました。



避難生活では、大きな課題を残しました。


避難所に入りきれず、車の中で寝泊まりする「車中泊避難」


その結果、いわゆる、エコノミークラス症候群で命をおとす人もでました。


これは、災害関連死として大きな教訓となりました。



では、まずこの10年で何が変わったのでしょうか?


まず一つは、避難のありかたです。



今では、避難所だけが避難先ではないという考え方、


いわゆる分散避難が広がっています。



自宅が安全なら在宅避難親戚・知人宅への避難、ホテルや旅館を利用するなど。


選択肢を持つことの重要性が熊本地震をきっかけに広く認識されるようになりました。


さらに、「備え」の意識も変わりました。


特に見直されたのが、家具の固定です。


熊本地震では、家具の転倒によるケガも多く報告されました。


今では、

L字金具や突っ張り棒などで家具を固定することが、

基本的な備えとして広く呼びかけられています。


そしてもう一つ、重要なのが「情報」です。


当時はSNSが広く活用される一方で、

誤った情報、いわゆるデマも拡散しました。


「動物園からライオンが逃げた」という情報が広まり、

多くの人が不安に駆られた出来事は、

記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。


災害時こそ、「情報を疑う力」が求められる。


これは、今の時代においてさらに重要になっています。


被災者の生活再建、心のケア、そして地域コミュニティの再生。


「復興」とは、単に建物を元に戻すことではなく、

人の暮らしそのものを取り戻すこと。


それには、長い時間と継続的な支援が必要です。

そして今、私たちに問われているのは、この教訓をどう活かすかです。


地震は、いつ、どこで起きてもおかしくありません。


ここ東京でも、

大きな地震が起きる可能性は常に指摘されています。


だからこそ、「自分ごと」として考えることが大切です。


例えば、今すぐできること。


・寝室に倒れる家具はないか

・非常用の水や食料は備えているか

・家族との連絡方法は決まっているか


どれも特別なことではありませんが、

いざというとき、命を守る大きな差になります。



熊本地震から10年。


時間が経つにつれて、記憶は少しずつ薄れていきます。


あの日の経験を、未来の命を守る力に変えること。


それが、今を生きる私たちにできる最大の「備え」なのではないでしょうか?


熊本地震から10年。

いま一度、「備え」を見直してみてはいかがでしょうか。


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