木村拓哉 Flow supported by Spotify - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

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2021年09月12日Flow 第百六十三回目「拓哉キャプテン × 中村アン」Part2

今月9月のゲストは、9月17日から公開となる映画『マスカレード・ナイト』でも共演している、中村アンさん。ここでしか聞けないトーク、お楽しみに!

中村:“ワルツ““酔う“で一回調べましたもん。

木村:(笑)。

中村:“これ病気かなぁ“と思って不安になって(笑)。それで先生に「タンゴとかワルツを踊って酔う人はいないんですか?」って聞いたら「初めの頃はいますよ〜」って言われて、“タンゴとかワルツで普通に酔う人がいるにはいるんだ。良かった!”とか思って(笑)。

木村:でも、アンちゃんって、高校で…だっけ?

中村:そうです! 高校、大学ってチアリーディングをしてたんです。

木村:その時は問題なかったの?

中村:私は下で支える方だったんです。上で回る子じゃなかったんです。

木村:下の子だったんだ。

中村:上で回る子だったら多分ダメだったなと、アレをやって思いました。上で回る子って、こんな気持ちなんだって…あんな7年間もやったのに(笑)。だから、落ちてきたものを「支える」とか「飛ばす」とか「耐える」っていう方だったので大丈夫でしたね。

木村:アンちゃん、トレーニングってどれぐらいやってるの?

中村:今は姿勢改善とかを。

木村:姿勢改善?

中村:なんか肩甲骨を寄せるとか、なんて言うんですか…筋膜リリース!

木村:出た! 一番嫌なやつ(笑)。

中村:ええ〜(笑)。

木村:一番嫌なやつ(笑)。

中村:うそぉ! あれ嫌いですか?

木村:いや…あの…その〜…。

中村:痛いから?(笑)

木村:『木村さ〜〜ん!』ってやつでやらされたんですけど…。

中村:(笑)。

木村:何アレ?

中村:えっ、むしろ、あのコロコロローラーとかでやっていると思ってました。

木村:あんな痛ってぇーのやんないよ。

中村:え〜! 癒着してるんですって。

木村:だとしたら俺は相当、癒着してますよ。やだもん、あんな痛いの…。

中村:(笑)。重いもの持ったりしてると、くびれとかできないんですって。その癒着を取ると呼吸もしやすくなるし、女性らしい身体になるんですって。だから解してます。自粛を機に“家でできることはなんだろう?”って思って出会ったんですけど、だからひたすら(やってます)。痛いですよね。

木村:痛いよ!

中村:(笑)。嫌ですか?

木村:いや〜…うん。どちらかと言うとSの方なんで。

中村:そうですよね。私はMの方なので、たぶん大丈夫なんですよね。

木村:そうなんですか。

中村:でも、痛いを超えると、めちゃくちゃ気持ち良いに変わりますよ。

木村:もう、ずっと痛いですよ。それをちゃんとやってるんだ。

中村:週に1回行って、それをやっています。

木村:どっかに行ってやってるの?

中村:そういう先生がいるんですよ。

木村:筋膜リリース…。“筋膜”って聞いただけでも痛いもん。

中村:じゃあ、筋トレが良いですか? トレーニングは何してるんですか?

木村:いや、そんなにしてない。あ、雨が降らない限り歩いてはいますね。

中村:そっか! ワンちゃんとね。インスタグラムを見ていると、歩いている歩数がけっこうすごいですよね。1時間か2時間くらい歩くんですか?

木村:2時間弱。

中村:ええっ。

木村:でもこの間、「健康歩数っていうのが昔と今は違いますよ」って言われて。昔は(健康歩数は)1万歩って言われたらしいですけど、1万歩っていうのが「わりと歩きすぎですよ」とか言われましたね。

中村:そうなんですか?

木村:今(健康歩数は)8000歩ぐらいらしいですね。

中村:でも散歩でもしない限り8000歩も歩かないですよね。歩きますか?

木村:だから、犬がいるおかげでフィジカルは整っている感じがありますね。
最初こういうお仕事をする前、大学生の時は就職活動って経験したんですか?

中村:(就職試験は)受けなかったんですけど、エントリーシートは書きました。普通に就職してほしいって言う両親の元で育ったので、割と就職活動はしたんですよ。ビッグサイトとかでやるアパレルとかの就職説明会とかにも行きました。大学にチアリーディングの推薦を使って入ったので、スカウトとかもしていただいていたんですけど、あまりそういう活動ができなくて(チアリーディングを)引退して、“どんな仕事に就こう”ってなった時に、ずっと引っかかってたんですよね。“何か芸能のお仕事やってみたいなぁ”みたいな。でも親は銀行とか保険会社とか、わりと堅めな安定志向だったので。誠意を見せるだけ、色々やってみようと思って(笑)。

木村:じゃあ、芸能に進むきっかけはどこから?

中村:きっかけは、本当に興味本位で、事務所でお話しをいただいていた所に行ってみて、もう“やってみたい!”っていう一心で強行突破しちゃった感じです。

木村:その反対してた両親とは?

中村:「3年だけ見ててほしい!」って言って説得しました。全然納得してなかったですけど(笑)。

木村・中村:(笑)。

中村:光が見えなかったら潔く諦めて、ちゃんと働くって言って3年目…まあ4年目ぐらいの最後の方で、ちょっと光が見えて。光と言っても朝の番組のレギュラーとかなんですけど、何か繋ぎ止めてもらってるような感じを上手いことごまかして(笑)。

木村:(笑)。

中村:25歳で「バラエティ番組に挑戦しよう!」っていうことで、そこから(両親を)納得させられるように頑張った感じですかね。

木村:でも、「無造作かきあげヘアー」っていうのを女子たち、みんなやってたじゃん。

中村:あれは大学生の頃からやっていたんですよ(笑)。小さい時にお母さんがすぐ髪を切っちゃうんで、自分の意思で伸ばせるようになったら髪をかきあげたいって、ずっと思ってたんですよ(笑)。

木村:そうなんだ(笑)。

中村:「大人になったら、いくらでもやりなさいよ」みたいな感じで(笑)。

木村:けっこう、お父さんもお母さんも「アンちゃん! アンちゃん!」じゃなかったんだね。

中村:全然。今思うと、けっこうスパルタでしたよ。だから「自立した人になりなさい」って、すごい言われました。

木村:で、2015年に連続ドラマに出演されて。

中村:そこからバラエティで、(髪を)かきあげ出した頃も…。

木村:かきあげだした(笑)。

中村:かきあげてる頃も(笑)。

木村:天ぷらっぽく言うなよ(笑)。

中村:いろんな発言というか、思ったこをと言うっていうのが…。両親はヒヤヒヤしてたでしょうけど、ドラマとかをやってからはすごい喜んでくれますね。だから、私も両親から離れてスイッチが入った感じがします。26(歳)ぐらいで一人暮らしをして、そこからは自分でもスイッチを入れることができました。

木村:お芝居は、もう面白くなりました?

中村:おかげさまで。私の中でドラマ『グランメゾン東京』(TBS系)は、すごく大きかったです。フードライターで木村さんたちに仕返しするために潜んでたじゃないですか。あのチームでやらせていただいて、(演技の)「何が楽しい」って言えるまでに全然到達もしてないし、(演技が何か)わからないまま、でも“頑張りたい”と思ってやっていたんですけど、あの辺りから“もっと(演技を)やってみたい!”と思うようになりました。

木村:マジですか?

中村:はい。

木村:良かったです。でも本当に良い現場だったからね。

中村:素敵な現場でした。なんだろ、みんな木村さんのことが好き。

木村:ん?

中村:(笑)。やっぱり木村さんの話をする時とか、(みんな)けっこう目がキラキラしますもん。それはスタッフさんもそうだし、この前、ドラマ『グランメゾン東京』でパティシエを演っていた吉谷彩子さんに会った時も、『グランメゾン』の話をしていて。ご自身だったら多分わからないと思いますけど、木村さんのパワーはすごいです。

木村:全くわからないです。

中村:なんていうんですかね。昨日とかも考えてたんですよ。これはご一緒させていただいて感じることというか…ん〜、純粋に、みんな木村さんのことが好きです。座長でもあるけど、“ついて行こう”っていうか、気付いたら“ついて行くしか(ない)”っていうか…。なんだろ、上手く言えなくてごめんなさい(笑)。みんな、木村さんと一緒にお芝居できることは楽しいっていうのはあると思います。

木村:マジですか。

中村:逆に、木村さんは何か意識してることは?

木村:意識していることは…普段も役で作業する時も100で相手を感じたいなぁっていうのありますね。

中村:うんうん。

木村:普段もお芝居、本番中も100かな。

中村:なるほど。

木村:100で感じてると、例えば普段のアンちゃんの時に“今疲れてんなぁ”とか“今はちょっと一人タイムだなぁ”とかいうのも何となく自分なりに感じられると思うし。本番は本番で役としてですけど、木村(拓哉)として感じるというよりは、『グランメゾン』の時であれば、尾花として感じられるというか。あとは何も考えてないですね。

中村:そうなんですね。何て言うんですかね…木村さんは全員に平等だなって思います。相手が誰であれ、何をやってきたとかも関係なく、平等に接してくれるってすごい。

木村:どうですかね。そんなことないですよ。

中村:あとは、自分が映ってない時も、それこそ100っていうか、全力なんですよね。そういうのって、すごい感じますよね。

木村:いやいや、違うことやったらダメでしょ。

中村:でも、なんかいろんな人がいるじゃないですか。

木村:僕は、なんかそうするのが好きじゃないです。

中村:そうですよね、相手ありきの。

木村:だって相手がいてくれて成り立つものだから。

中村:あと、優しいですね。

木村:誰が?

中村:木村さん。

木村:俺? 全然普通っすよ。

中村:なんかちゃんと言ってくれるし。スタッフさんとかにも言うじゃないですか。

木村:何を?

中村:『グランメゾン』の時に、1回機材を雑に扱っている人がいて、「そういうのはちゃんと丁寧に持て」みたいなことを木村さんが言ってて。「確かにそうだよな」ってみんなで言ってたんですよね。そういう人いないから(笑)。

木村:だから僕は、ちょっとうるさいんですよ。お節介おじさんなんですよ。

中村:お節介おじさんではないですよ。それを言われなかったら、その人はずっと雑に扱ってるじゃないですか。

木村:だって、すごい大事なものだからね。それを雑に扱うっていうのはね。(機材は)大事っていうのをわかってもらいたいと思って、あの時言っちゃったんですよね。

中村:”すごい!さすがだな!”と思って。言いづらいことをすんなり言ってくれるみたいな。それで木村さんがうるさいとは、絶対に思わないですよ。

M1.RECIPE(レシピ)/山下達郎

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